• 2014年06月登録記事

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ラクリマ編を開始しました。
現在地:ラクリマ編5章(EPISODE10)終了

トキサ編ではまったく印象に残らなかったクーンが、意外にも中心人物で良いキャラクターっぷりを見せています。ここまでの展開だと実質主人公だと思いました。
でも主人公はラクリマなのでした。
……今のところ、ラクリマは本人の語りシーンがまだないので、人物像がほとんど見えませんが。
ただ、完璧超人かと思いきや、意外にもバクステールと険悪な仲だったので、これから少しずつ普通の顔を見せていくのかと思います。

そういえば、序盤で、今回はお目にかかれないと思っていたクローズに会えて、ちょっと嬉しかったです。クローズが人目を忍んでいる時のグラフィックが、一般文法士に使い回されているのかと疑ったら、本人だったのでした。

実は、前回のトキサ編最終戦で、引き継ぎ用装備アイテムを作っておきました。
ということで、初っ端から「夢想の衣+4」等で身を固めてみたところ、やはり戦闘はただの作業になりました。
かといってレベルの低い装備品を身に付けていても、敵が積極攻撃をしてこない以上、単にプレイ時間が掛かるだけなので、今回もサクサク感を重視していきます。
今回、1マス離れておくと、ザクロが常に同じ属性の幻獣を想造することに気付き、マイレスドールをLv.20に育ててみました! もっとも、報酬武器の性能は今となっては有難いものでなく、達成感より義務感を満足させただけのような気もします。

キャラクター性能的には、腕がいい冒険者のバクステールがLv.3で、箱入り娘のエレLv.5より低いことに苦笑しました。
移動力の高さと、現段階でBランクの武器が装備できるという点は凄いですけれど、バクは途中で離脱するはずなので、どのみち育成優先度は低めかな。
まぁ、敵を全滅させるマップが多い都合上、いずれ全員Lv.20になるとは思います。

現在地:Disc1終了

魔女暗殺計画イベント中は、パーティが頻繁に切り替わり、どちらで戦闘が起きるか分からないため、G.F.と魔法を一々ジャンクションし直しましたが、これが面倒で困りました。
ジャンクションの設定を、丸ごと別のキャラクターに受け渡すような設定があれば良かったと思います。

他のメンバーよりSeeD歴が長く、教官でもあったキスティスが、ここで「リノアに謝る」という個人的な理由でカーウェイ邸に引き返す判断をするのは、キャラクター設定上如何なものかと思います。他人に嫌われたくない心理はなんとなく共感できますが……。

人々の眼がパレードに集中している間に大統領官邸に潜り込むという話でしたが、あんな風にパレードの踊り子さんの合間を中腰で走るとは意外でした。却って目立つよ!
リアル頭身で隠密行動をするのは難しいと実感しました。
折角なので、おもしろ写真も撮ってみます。

アーヴィン

演台に立つアーヴァイン。まったく隠れていない暗殺チームでした。

ボス戦は、まずスコール1人で突入するので、試みとしてG.F.をスコールに集中して付けてみました。結果、サイファーを2撃で撃退してしまいました。
その後、イデア戦はほぼ丸腰のアーヴァインとリノアが参加しましたが、それなりに戦えるものですね。

フィリッパ・グレゴリー著 加藤洋子訳「ブーリン家の姉妹」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
国王ヘンリー8世の愛人であるブーリン家の娘メアリーは、出産を機に平凡な家族愛を求めるようになる。一方、上昇志向の強い姉アンは、妹の出産の間に王を籠絡し、王妃をも追い出す。しかし男児を産めなかったアンの先には断頭台が待っていた。メアリーは凋落したブーリン家から離れ、平凡だが夫や子供たちと一緒の暮らしに踏み出す。

面白い!
本作のアン・ブーリンは、国王を籠絡し王妃を追い出し勝手に振る舞う悪女だけれど、この時代の女性としてできる範囲で上り詰めた上昇志向は凄いし、最終的に自分も男児を産めず追い詰められていく様は可哀想でもあります。何事もやり過ぎはいけないんですね。
先月の舞台「レディ・ベス」のアン像とは真逆で、そういう解釈の違いも面白かったです。
小説も勿論史実をそのまま描いているわけではありませんから、アンとメアリーの姉妹関係や、メアリーが産んだ子供がヘンリーの子かは分からないようですね。

キャサリン王妃の孤独、アンの凄まじい上昇志向、それに対するメアリーの嫉妬と愛。どれも圧巻でした。
終盤のメアリーは愚かで少し呆れたけれど、それも凡人である証左かもしれません。
女性陣が良くも悪くも個性的で格好いいのに対し、男性は全体的に印象が薄いです。ヘンリー8世がカリスマ国王から転落していく過程は、結構ゾッとしました。

しかし……この時代、メアリーとかヘンリーとかウィリアムとか同名が多過ぎでしょう。時々混乱しました。
歴史小説だから人名を変えるわけにはいかないけれど、創作小説だったらこんなに無意味に同名キャラクターが登場するだけで評価が下がるところです。

日本語訳は、少し引っ掛かる時があり、そこは残念でした。

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トキサ編クリア!
物語に詰め込まれた様々な謎とキャラクターの魅力で、最後まで引っ張られました。

終盤に、まさかのデュラン離脱&カリス加入展開があり驚きました。
カリスには異端審問官なりの思惑があり、「オリジナル」を使う危険性を語らずトキサに使わせたり、自分の望む結果の為に一行を巧く乗せているような面もありましたが、16章のドラゴンに騎乗する局面で見せた弱点にノックアウトされました。
「このドラゴン、大人しいですよ」
「猫を被るという言葉があります」
と言っておいて、結局は乗りたくないだけなんて、可愛いですね。

ストーリー

悲しいラストかと思いきや、意外に良い性格だったモナのお陰で、気持ちよく終わりました。
長老が言っていた人間を信じる切っ掛けである「シエル」とは誰だったのか、モナの持っていたオリジナルカルティア「無」はどこへ行ったのかなど、不明のまま終わった要素もあるので、ラクリマ編に期待します。

キャラクター

キャラクターはとても良くて、仲間キャラは全員良い奴で団結力もあったし、ポーシャの成長など気持ちのいい展開がありました。
敵側も、複数回登場するクローズが実に良い奴でした。あの自信家具合は凄く好き。ラクリマ編ではほとんど登場しないことが予想されて、残念なくらいです。

システム

戦闘に関しては、敵AIがなにを目的としているのか分からない動きをしたり、積極攻撃をして来なかったりで、かなり緩いです。序盤はそこまで感じなかったので、レベル上げした弊害かしら。
結局、終盤の戦いでは、基本的に幻獣は使い捨て。一体も幻獣を使わないときも多々ありました。
それと、このゲームは世界観でもある「カルティエ」がシステムにも組み込まれていて、魔法や武器防具はこのカルティエと呼ばれる「漢字」を組み合わせて効果を発揮させるのですが、あまり遊べる組み合わせがなかったのは残念でした。実際に使ってみないと効果が分からないくらいの方が、不便でも面白かったかもしれません。

青春スポーツ小説アンソロジー「ぼくらが走りつづける理由」
あさのあつこ・五十嵐貴久・川島誠・川西蘭・小手鞠るい・須藤靖貴著

スポーツ小説の短編集。
ページの割当は一律でなく、若干短いもの、長いものと差はありますが、各作者のお試し版として楽しむことが出来ました。
個人的には、自動車ロードレースを描いた川西蘭著「風を運ぶ人」と、実業団アイスホッケーが舞台の須藤靖貴著「氷傑」が気に入りました。どちらも馴染みのないスポーツですが、知らない世界を体感できました。

なお、幾つかの作品は、作者の長編のスピンオフであったり、他の短編集と設定が繋がっていたりするようです。この本で興味を持った読者を次の読書へ誘導する巧い仕掛けが出来ているな、と感心しました。