• 2015年01月登録記事

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PSPゲーム「クラシックダンジョンX2 無料体験版」を遊びました。
http://nippon1.jp/consumer/classicdungeon_x2/
→前作「クラシックダンジョン 扶翼の魔装陣」の体験版感想は、2014年6月13日記事参照

ダンジョンは、お試し島・はじまりの樹海・闇エルフのどうくつの3エリア10フロアまでプレイ可能。
キャラクターエディットは5人まで。レベルキャップはLv.7まで。
一部機能はロックされていますが、キャラクターや装備を自作する「おえかき機能」と、BGMを作る「おんがくエディット」も使えます。

前作の秀逸な魔装陣システムやダンジョン構成はそのまま、読み難かったドット文字は滑らかなフォントも選べるようになり、キャラクター(主人公)は最初からメイキングするようにして、導入の長いイベント等を撤廃するなど、個人的に不満だった箇所が改善されていました!
アーティファクトが起動しているか否かの差が分かりにくいとか、デフォルトキャラがあまり好みじゃないとか、アイテム類の表示が見難いなど、若干の難もあるのですが、もうこれは「クラシックダンジョン」というゲームの完成形だと思います。
しかも今なら、PlayStationStoreで日本一ソフトウェア値下げキャンペーン中(1月7日まで)! これは買いだ!
……と言って間違いないと思うのですが、なぜか購入意欲が湧きません。
前作を遊んだ時点では、これは将来的に買うソフトだと思っていたので、意外な結果になりました。

原因について考えたところ、様々な要素を自作できることが、完璧主義の割にスキルがない自分にとって負担だ、というところに帰結しました。
キャラクターの絵は作り込めるのに、会話パターン(性格)が極端で、普通の性格がないことも気になります。この性格の変な尖り具合は、日本一ソフトウェアのゲームらしいといえば、そうなのかも知れませんが。
それと実は、ダンジョン内で斜め移動・攻撃できないのが、少しストレスに感じました。敵の配置が凄く厭らしい箇所があるので、上下左右だけだと対応するのが面倒なのです。そのくせ、キャラの位置関係は凄く細かく見ているので、直線にしか攻撃できない武器だと、ほんの少しズレているだけで空振りします。それなら、ドット作品らしくマス移動制にすれば良いのに、と思ってしまったのです。
ドット絵である必要性は、お絵描きのためだと思います。そのため、ドット絵を思い通りに書き込めれば、この問題もクリアできるのですが、それができないとなると、自分ができない要素のために不便を強いられているということがマイナスになってしまうのですね。
あちらを立てればこちらが立たず、難しいものだと思いました。

ということで購入は見合わせましたが、ハッシュ&スラッシュにパズル要素が入ったゲームとして、唯一無二の存在だと思いますし、長く遊べる1本であることは間違いありません。

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あるポイントサービスのWeb参加型ゲームで、たまたま765位を獲得。
世の99%の方にとってはどうでもいいことですが、狙って取れる順位ではないので、嬉しくなって思わずスクリーンショットを撮りました。
そしてこういう時に、やっぱり自分は根がナムコファンだな……とつくづく思うのでした。

1周目終了しました。
バッドエンド、だったようです。あやめさんが消滅するだけでなく、主人公の記憶が希薄になっているようで、反応し難い終わりかたでした。
放課後の移動でキャラクターと会えないことが多く、好感度不足は心配していました。が、DISC2に入ったら武術大会・海水浴・横浜デートと、葉月といい感じで進んだので、葉月ルートに入ったものと一旦安心したため、余計にガッカリ。選択肢を大きく外した意識はなかったし、そもそも中盤以降は選択肢発生が非常に少なかったので、やはり、DISC1での遭遇回数が影響しているのかと思われます。

DISC交換のイラストがとても可愛かったので、ここで掲載。

ディスク交換1ディスク交換2

宙に浮いているキャラクターがいますが……。隠しキャラクターかな。

基本的には葉月かあさみ寄りで、選択肢は八方美人にしていました。
あさみは小学生(主人公は高校生)ということで、少々犯罪っぽい組み合わせですが、非常にしっかりした少女だし、性格は生意気なのに主人公のことは本気で慕ってくれるので可愛いです。
葉月は、幼馴染みの男前キャラクターということで、波多野@TLS2のようなイメージでいたら、思っていたより深刻な過去を抱えた女の子だったので驚きました。なお、葉月は女子生徒から異様に人気がある設定ですが、実際は彼女のような姉御肌で気さくな女性より、少しクールビューティな方が、女子生徒から絶大な人気を誇るものだと思います。

取り敢えず一周はしたので、現段階での総評を。

私はノベル形式のゲームはあまり遊ばないため、地の文が表示されるゲームというと「プリズマティカリゼーション」「BASTARD!」「奏(騒)楽都市OSAKA」「猫侍」くらいしか経験がありません。
で、それらの作品と比べると、率直に言って文章に魅力がありません。
あくまでギャルゲーであり、ノベル形式を取っているだけ。地の文で笑わせようとか、伏線を貼ろうとか、純粋に読み物として読ませようと言う意図は感じませんでした。
そのため、普通のADV形式の方が読み易さ&テンポ的に良かったかな、と思っています。なんせ、共通シナリオ部分が長いですから……。

世界観は一昔前という感じ。
発売当時ですら、あんな絵に描いたような不良はいなかったと思うなあ(苦笑)。
基本的には、ほのぼのした雰囲気です。

女の子たちはいい子揃い。
でも、最終的には「メインヒロイン(あやめさん)を好きになれるか」にすべてが掛かっているゲームだと思いました。
大正生まれの幽霊・天然・大和撫子という人物。彼女を核として物語が出来上がっていて、すべてのヒロインに関わるので、好きになれないとプレイ自体に飽きます。私は、前回の感想で既に気付かれているかもしれませんが、嫌いとは言わないけれど好きでもない、というところでした。
盛り塩で近寄れなくなっちゃう朝のイベントは面白かったですね。最初、この時点で強制バッドエンドかと思って慌てましたが。

私が一番微妙だと思ったのは、主人公です。
女の子たちは、結局のところ全員主人公に気があるのですが、この男が奥歯に物が挟まったような奴で、どうも好きになれませんでした。あやめさんのことを好きになれなかったのも、この主人公に幻滅せず尽くす神経が理解できなかったからだと言えます。
でも、バッドエンドのまま終わるのも悔しいので、せめて1人は攻略したいと思います。

向田邦子著「あ・うん」

【あらすじ】
愚直な水田と粋な男前の門倉は、正反対の性格ながら親友である。門倉は水田の妻たみに憧れており、水田もそれを知っているものの、深い友情のもと、家族同然の親密な付き合いを続けて行く。

戦争に向かう時代に、ごく普通の人々がごく普通に日々を過ごすお話。
著者唯一の長編とされていますが、連作の作品群という感じもあり、1編ずつ読み進めるのも良さそうです。

解説でも語られている通り、門倉が水田のために家を整えている冒頭のシーンが素晴らしいと思います。あの出迎えで人間関係が見えるし、とても粋な男である門倉に惹かれて、話を読み進めることが出来ました。
メインは家庭を持つ男女の三角関係でありながら、「友人の奥さんに懸想している」とか「不倫」という厭らしさがなく、門倉と水田の男同士の友情や、さと子が経験する男女の恋といった美しい関係が重ねられ、清々しい読了感がありました。

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PSゲームアーカイブスの恋愛アドベンチャー「まぼろし月夜 月夜野綺譚」をプレイ開始。
……と言いつつ実は、年越し直前にはじめてしまったのですが。
まぼろし月夜 ソフトウェアカタログ
シムス公式ページ

現在地:7月7日(あさみ誕生日終了)

あまりプレイ時間が掛からず、且つ濃すぎないゲームが遊びたくなったので、積んでるゲームの中から本作を選択しました。でも実はDISC2枚組なんですね。意外とボリュームがあるのかな。
公式ジャンルはテキストノベルアドベンチャー。実際に遊んでみたところ、体裁はテキストノベルですが、ゲーム的にはアドベンチャー寄りのスタイル。
イラストもキャラクター設定も、一昔前のギャルゲーという感じ。個人的にはこういうベタ感も結構好きです。
と言っても、メインヒロインは幽霊だったり、幼馴染みは年下だったりと、キャラクター設定がテンプレ一辺倒にならないよう工夫されています。

肝心の幽霊・あやめさんはおっとりお嬢様でいい人ですが、周りのみんなが親身過ぎることには少し違和感があります。早く成仏してもらわないと、今度は逆に主人公があやめさんに引っ張られてしまうとか、そういう危惧を抱くヒロインはいないのでしょうか。南などは特に、身体を貸すことへの危機意識があってしかるべきだと思うのです。
まあ、リアリティを重視しても仕方ない作品なので、このくらい和気藹々とした方が良いのでしょう。