• 2015年04月登録記事

東京スカイツリーに登ってきました。
http://www.tokyo-skytree.jp

スカイツリー夜景

…といっても、タイトル通り天望デッキ(地上350m)まで。閉館が近い時間だったこともあり、天望回廊(地上450m)には登っていません。
それでも、遥かに遠くまで見渡せますし、足下は豆粒のように小さい。
人の営みがそこにあるとは思えないくらい小さなジオラマの世界は、曇って真っ暗な空に対して星空のように見えました。

スカイツリー外観は、頻繁に見ていますが、近くで観るとまた違った迫力があります。

スカイツリー外観

通常のライトアップは2種類あり、私は紫の「雅」との遭遇率が多いのですが、青い「粋」はスッキリした造形が際立って、より美しく見えると思いました。

碧野圭著「銀盤のトレース」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
フィギュアスケートに打ち込む朱里は、バッジテストに落ちたり、県大会でミスをするなど伸び悩んでいた。しかし今は廃れた基礎技術「コンパルソリー」を教わり、ひたむきに練習を繰り返すことで力を付け、バッジテストに合格する。

フィギュアスケートを題材にした小説。
少女がフィギュアの世界の中で成長していくお話ではあるのですが、フィギュアスケート業界のシステムを勉強する優秀なテキストといった雰囲気。バッジテストなんて、存在も知らなかったので面白かったです。
ただし、お話としては、燃え切らないまま終わってしまいました。コンパルソリーを教えてくれた往年の選手など、色々な要素が出てくるのですが、触りだけで、それらが生かされ切れていない印象。と思ったら、続刊が出ていたので、納得しました。

母親が、フィギュアにのめり込み過ぎることを危惧し、辞めさせようと考える辺りは、私もこの年齢になると親の気持ちが分かるので、自分の子供だったらどうするか、と考えさせられました。
また、父親の「スポーツをやっていると本人の努力だけでは乗り越えられない理不尽な目に遭うことが多々あるが、それが人間を成長させる」という主旨の台詞には、目から鱗が落ちました。

吉祥寺の井の頭公園前、おでんと和食のお店・舎人で夕食をいただきました。
http://www.toneri.net

メインは、出汁が染み込んだ各種おでん。定番ネタだけでなく、おでんで食べるとは思わなかったネタもあり、楽しめます。
刺身やサラダなども美味しかったです。締めに頂いた、草餅と桜餅の味をしたアイスにはちょっと驚きました。
旬のメニューが書かれたお品書きは、その日1日のためのものらしく、日付が書かれていました。仕入れによって変わるんでしょうね。

お店の立地や店内の雰囲気もなかなか良かったのですが、一番嬉しかったのは、メニューを人数に応じた量にしてくれたこと。
また、満足いくまで飲み食いしても、意外と安価だったという点も忘れてはなりませんね。

現在地:アカモート到着後、メリア離脱中
純粋に忙しくてプレイ時間が取れないという理由もあって、あまり進みません。
しかもまた時限クエストが出てきたせいで、その短いプレイ時間がサブイベントに費やされるという循環に陥っています。アカモートは、一周するだけでも時間が掛かるし……。

シュルクとラインがキズナ最高値になってしまったようなので、強敵との戦い以外ではシュルクを控えに回して、なるべく仲間同士のキズナを上げようとしています。
せめて、一緒に使っている期間が長いラインとカルナは、そろそろ1段階進むべきじゃないか。

ちなみに、現在の装備だと、ラインがインディアンのような頭になっていて、シュルクもカルナも肌を見せるファッションです。リキはもともと裸みたいなものなので、1人着込んでいるダンバンが却って場違いに見えます。

パーティ

アルヴィースは上層に住んでいることは確実だったけれど、登場すると思わないタイミングで再登場したので、ビックリしました。
メリアを操作するシーンなども含めて、プレイヤーは、細かい事情や設定がわからないまま、神の視点で色々なシーンを見せられているために、誰が本当の味方や敵なのか考え過ぎて、疑心暗鬼に陥っている気がしてきました。
機密だと思われるような話を気軽に公開してしまう近衛兵にも、罠じゃないかと疑い始めています(笑)。

石田衣良著「シューカツ!」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
鷲田大学の3年生・千晴は、OB訪問、エントリーシートの作成、インターンシップ、筆記試験、面接での失敗と成功と、就職活動を通じて社会・会社と自分の関係を学んでいく。

7人とも優秀過ぎるし、上手いこと行き過ぎではあるのですが、就職活動のあれこれを思い出して面白かったです。就職活動には、やはり物語性がありますね。
また、ボリュームのある物語なので、読み応えがありました。
最終的に、千晴が内定先のどちらに進むのかという結末が読者に委ねられているので、消化不良だったのが残念。ちなみに、私だったら、TV局より出版社かな。

千晴は凄くタフな女の子だけれど、共感できるところがあります。
私も、就職活動を始めた当初は面接の度に緊張して、落ちると自分という存在が否定されたような気持ちになって落ち込んだものですが、途中から「面接は楽しい」という域に達しました。その段階になると自分が受かるだけでなく、他人を見ていても受かる/落ちるが確かに分かってくるのですよね。実は、それが面白くて無駄に就職活動を続けたという過去があります。

名のある企業に入らないといけないと思っていて、それに異を唱える筋でないという点は、少し悔しい気もしましたが、それも価値観の一つではあるし、現在自分が楽しめる仕事している社会人は、この本を楽しく読めると思います。