• 2015年09月登録記事

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昨日の日誌の直後に、唯一未発走だったレース「キングスゲート」に招待されました!
馬は古馬クイーンアルテミス。
これまで育てた中では五本の指に入る強い牝馬ですが、初挑戦はなんとビリでした。ソリティアで失敗したという理由もありますが、出場馬も強敵揃いでした。なんせ、すべての馬のスピード値が、クイーンアルテミスの2倍近いのです。スタミナだって、クイーンアルテミスより低いものは2頭しかいません。しかも、その数値差はたったの1……。
とはいえ、ダービーや宝塚記念だって初見では無理だと思っていたのに勝てたのですから、回数を重ねていけばいつか勝てるでしょう。

とはいえ、どういった条件で出走できるのかが明確にならないと、挑戦自体できないのが辛いです。
クイーンアルテミスは牝馬内では負け無しだったので、勝率かと思いましたが、続くウマニコバンが若駒モード11戦10勝で終えたのに、キングスゲートの誘いは発生しなかったので、違うようです。
でも、その次に育てたクイーンアルテミスの仔ジャストミンティーでは挑めました。結果は、およそ真ん中の順位でした。

連続して牝馬ばかり育成してしまいましたが、キングスゲートは「キングス」というだけあって、牝馬にはキツい距離です。
少し真面目に馬の性質を選んで、世代を重ねた牡馬を育てることにします。
とりあえず、手持ちで優秀そうなのはダイブツマニアとジャストミンティーですかね。目指すは、優秀な能力を持っていると表示されるらしい星マークです!

引退馬を引き取るため、牧場では、相変わらず悩まされつつ馬を手放していきます。
牡馬はワガママプリンス、ナムアミダイブツ、ユイガドクソン、牝馬はネコニネンブツを手放しました。
せめて、お金を払ったら馬を置いておけたら良いのになぁ。

「宝塚記念」ゲットだぜ!
獲得したのは、若駒モードでの二代目馬クイーンアルテミス。
たかひこオーナーの馬は、私と相性がいいのか、画面上の数値より強く感じます。育成に失敗してレベルはとても低く、最終レベルでも8。G1レースでの人気は常に無印だったのですが、結局ダービーと有馬記念以外は全勝の11戦9勝でした。
牝馬の中では負け無し。でも牡馬とは滅法弱かった……。

宝塚記念を穫ったらスタッフロールが流れて驚きましたが、G1レースを全部穫った時点で流れるようですね。
ということは、一つだけ空きがある「キングスゲート」ってなんなの?
と思ったらソリティ馬公式ブログに「海外G1の凱旋門賞がモデルレース」とあったので、架空の賞のようです。
http://www.gamefreak.co.jp/blog/solitiba/?p=58
これは、もの凄く勝つのが大変なんでしょうねぇ……。

クイーンアルテミスが馬房入りすることを見越して、母馬のクールミンティーを手放します。
思えば、この馬もレベル8までしか成長しませんでした。数値やスキルも似たり寄ったり。でも母馬は16戦7勝しかしてないんですね。ということは私の操作も巧くなって来たのかな。
日本ダービーを制覇したロボタイプも、息子のマークツーが馬房入りするのに合わせて手放しました。とても勿体ない気がしてしまいますが、全馬を置いておけない以上、仕方ないですね。

チャールズ・ディケンズ著 中村能三訳「オリバー・ツイスト」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
救貧院で育った孤児オリバーは、ロンドンに出てきたところを、スリの元締めフェイギンに招かれ、何も知らぬまま悪事に加担させられそうになる。泥棒に入った家で撃たれたオリバーは、その家の貴婦人ローズの同情を受け、善良な教育を受けることになるが、フェイギン等はオリバーを取り返そうと画策する。やがて、オリバーはある貴族の庶子で、フェイギンは遺産を渡すまいとする異母兄の指示で動いていたこと、そしてローズが伯母であったことが分かり、以後二人は幸せに暮らす。

タイトルロールである「オリバー・ツイストの物語」を読むつもりでいたので、最初は歪な構成だと思いましたが、読み終わって考えてみると、この話は「オリバー・ツイストを巡る物語」なのですね。オリバー自身はほとんどなにもしておらず、この救済院生まれの孤児を巡って、犯罪者たちや善なる人々がどんな行動をとるかを描いているのだと思います。
そういう解釈ができたので、登場人物の善悪がハッキリしていることは気になりませんでした。

上巻では、オリバーの扱われかたが悲惨過ぎて頭に来るので、途中何度も中断しました。
それでいて、全体を通すと非常に御都合主義な作品なんですね。
しかし当時のロンドンにおける暮らしや、犯罪者チームの心理などは非常に生き生きと描かれています。特にナンシーの描きかたと救いのない結末は凄いと思いました。

訳は少々難ありで、古さを感じました。ディケンズの皮肉の利いた言い回しが、直訳だとチグハグな印象になっていたのが残念です。