• 2017年04月03日登録記事

現在地:EPISODE グラディオラス

FF15 EPISODE GLADIOLUS

キャラクター別有料DLC第一弾「エピソード グラディオラス」をプレイしました。
このDLCは、グラディオを操作して、本編での離脱期間中にグラディオが挑んだ「王の盾」の試練を体験する内容です。

遊び始めて直ぐ、「これはアクションゲームだ!」と愕然としました。

メニュー画面

ご覧の通り、グラディオにはレベル設定がありますが、経験値が入らないため、これ以上強化できません。装備も衣装(警備隊の服かジャケットオフ)しか変更できません。
ポーションやフェニックスの尾といった回復手段はありますが、個数制限があるし、途中の中ボス3体とギルガメッシュ戦はグラディオ1人で挑む必要があるため、本気でアクション下手という方は難しいかもしれません。操作自体はFF15本編に近い、簡単な作りですが、高スコアを狙うには「ジャストガード」が必須スキルと思われます。私はこれが不得意なため、早々にトロフィーコンプリートは諦めました。

グラディオとコル将軍での戦闘

アクション寄りに調整しただけあって、コル将軍との多彩なリンクアタック、パリィ攻撃の豊富さといった、魅せるアクションの楽しさはあります。大剣なので、基本が範囲攻撃というのは爽快でした。

グラディオ戦闘

それから「朽ちた柱」を引き抜いて振り回し攻撃ができるのも、楽しい点。
純粋に攻撃方法として重みがあって迫力だし、絵面も笑えるし、パワーキャラらしいアホっぽさがあって、個人的には凄く好きです。

朽ちた柱

柱を担いでのしのし歩く姿を見て、「シャドウハーツ2」のヨアヒムが好きだったことを思い出しました。

また、キャラクターの行動によって、フィールド上のオブジェクトが破壊される要素は、Chapter13のグラディオルートにも搭載されていましたが、非常に自然にできています。
ただ、DLCもChapter13も基本的に薄暗いエリアが多く、見た目が地味なので評価には繋がらないと感じました。

テルパの爪痕

途中一回開けたエリアに出る以外、息苦しいダンジョンが続きますが、道中、コル将軍と最大4回のキャンプをして、30年前の話などを聞くことができます。

キャンプ

修行に付き合わされた挙げ句、4回もカップヌードルを食べさせられるコル将軍は、哀愁たっぷり(笑)。正直、グラディオより将軍の好感度が上がるエピソードでした。

一方、DLCボスキャラとして採用されたギルガメッシュは、私としてはギルガメッシュらしさを感じない造形&キャラクターで、正直ガッカリしました。

FF15ギルガメッシュ

オリジナルのキャラクターを出しても興味は引けなかったでしょうけれど、ギルガメッシュを名乗らせるからには、もう少しオリジナル(FF5)のイメージを踏襲して欲しいです。「イメージ違いも面白い」と評価する方はいるかもしれませんが、麻生は一番好きなFFシリーズがFF5なので、この点は譲れません。
これに比べたら、FF12の「謎の男」は、凄くオリジナル再現していたと思います。あ、FF12がやりたくなって来た……。

ストーリーは1時間程度で終わる内容でアッサリ。グラディオの行動に納得したり、好感度が上がるというほどの印象変化も私は受けませんでした。
コル将軍の過去とクレイラスが語ったという言葉は、少し響くものがあったけれど、「王の盾」とはアミシティア家を指すわけでない?とか新たな疑問も生じてしまった辺り、FF15らしい詰めの甘さを感じます。
ただ、修行の顛末を聞くノクト一行のキャンプ風景はいつもの「4人のノリ」でニヤニヤしました。


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