• 2017年04月12日登録記事

少し遅くなりましたが、今月から開始の春アニメ感想です。
「スタミュ」と「信長の忍び」しか観る予定はなかったのですが、さすがに1話の時点でそこまで限定するのももったいないかな、と思ったので他に「カブキブ!」「王立教師ハイネ」を視聴しました。

スタミュ 高校星歌劇(第2期)

http://hstar-mu.com

1期と2期の間にOVAがあったので、話に付いていけるか少し心配していたのですが、1期とまったく変わりない雰囲気で安心しました。唐突に歌い踊り出すキャラクターと、イメージPVが終わると何事もなかったかのように進む本編は、完全にスタミュ演出として定着しましたね!

揚羽の病んでる感じは凄いなと思いましたが、スタミュの世界に悪人はいないから、たぶん良い子なのでしょう。

team暁のメンバーが完全にモブで、暁先輩ドンマイ!と思いました。あとは、登場人物が一気に増加したのに、顔の差があまりないキャラクターデザインなので、揚羽陸以外覚えられるかどうかやや心配です。

信長の忍び 伊勢・金ヶ崎篇

http://nobunaga-no-shinobi.com

1期から連続の2期放送が嬉しい5分アニメ。というわけで、本作は1話ではなく27話ということになります。
信長さまの「うさぎが二羽いたとして、二羽とも追って三羽掴まえて帰ってくる」という千鳥評が素晴らしく的確で笑いました。

カブキブ!

http://www.tbs.co.jp/anime/kabukibu/

原作は4巻まで既読。
もともと、アニメには不向きな原作だと思っていましたが、アバンでの歌舞伎シーンに華も迫力も無くて、ちょっと頭を抱えました。見得がまったく切れていません。蝦原の飛び六方はまだマシだったので、首を回したり睨んだりするという細かい動作の表現がアニメでは難しいんでしょうね……。
でもそこに魅力がないと、主人公の語る「歌舞伎の良さ」がすべて台無しです。歌舞伎要素以外は、テンプレート通りの「問題のある部員候補生を主人公が絆していくお話」なので、学園青春ものと割り切って見れば、普通に楽しめるのかも。
とりあえず、阿久津の超音痴演技には笑いました。

ところで、原作通りのかなりゆっくりした展開ですが、1巻を丸々アニメ化するのでしょうか?
ここまで原作に沿うなら、キャラクターデザインも原作通りが良かったかな、と思います。

王室教師ハイネ

http://heine-royal.com

番組表のタイトルを見て「少女漫画かな」と推測して予約録画してみたら、少女漫画は少女漫画でも、想像とは少し違う方向性でした。
ハイネ先生がチビッ子なのに非常に低い声で驚きましたが、王子さまたちはテンプレートに則ったキャラクターな印象。四男のチョロさからして、他の王子さまも割と簡単に攻略できそうな気がしています。
王子さまたちが未成年に見えないとか、世界設定的な部分が今ひとつ曖昧に感じる部分、ギャグやコメディにしては、先生の独白が長くてテンポが悪く面白くない、といった要素は引っ掛かります。

といっても、こういう作品はキャラクター愛で視聴するものだと思うので、全員の性格が掴めるまでは判断保留でしょうか。
作画は非常に美しいので、それを目的に視聴するのは可能そうです。