• 2017年09月登録記事

PSPのダウンロードリストを眺めていたら、無性に「ヴィーナス&ブレイブス」が遊びたくなったので「ブレイブス・レジェンドモード」を始めました。

誕生したのは、ヴァルキリーの団長率いる第一騎士団。
プレイ開始して直ぐ、戦歴情報を本編セーブデータと共有していない様子に少しガッカリしました。PS2版は、ブラッド率いる騎士団のメンバーの戦歴と共有だったので、一つの目標になっていました。

最初は、衰退期メンバーと全盛期終盤のメンバーばかりで、貴重な成長期の二人に友情召喚が発生するなど、酷い状態だったのですがーー
3年目にして、若い魔騎士聖騎士が加入しました!

聖騎士

PSP版で、実質103年目にして初めて聖騎士が加入しました。こんなに嬉しいことはありません。
でもまだ能力が低すぎるので、上手く惹きつけ合うことができていません。それに、最重要課題である団長のお見合い相手も、まだ見当たらないので焦ります。魔騎士と団長を結婚させる案もあるけれど、能力的に美味しくないし、残る衰退期前の団員は僧侶しかいないし……。

1年目の300日頃に、王都ヴァレイで通常と違う「達人の噂」を聞き、一瞬戸惑いました。

変わった風貌なんで、会えば直ぐに分かるじゃろう

※画面は別のタイミングに撮影したもの。

すっかり忘れていたのですが、PSP版には「テイルズオブ」シリーズのキャラクターが登場するイベントが追加されていたのです。
発表当時は多くのV&Bファンが「世界観を壊す」と大激怒したし、テイルズオブのキャラクターは書き下ろしですらない雑なコラボだから、テイルズオブファンを呼び込む要素になったとも思えないし、両方好きな私でも擁護する気にならなかった追加要素です。

不快になりたくないから無視しよう、と思ったのですが、地図でイベント地点を確認したところ、登場するキャラクターの名前が確認できました。
それを見て、灯に誘われた蛾のように、フラフラとマリスベイの村まで移動。

V&Bガイ

……わああ、本当にガイ様参上してる!

キャラクターの設定がどうなっているのかも心配だったのですが、アクラル大陸を異世界と認識した上で、ほかの仲間を探しているという形でした。本編でゲスト登場するKOS-MOSも異世界から迷い込んでいたから、アクラル大陸は次元の壁が薄いようですね。
でもガイは仲間探しと同等にスクーレの時計塔のカラクリに興味津々な様子を隠せず、終始ソワソワしていたので、私も思わずニヤニヤしてしまいました。

なお、ガイから教えてもらえる「真空破斬」は、侍のみ修得可。

V&Bガイ

どのキャラクターにどの職種が必要か、予想して行かないと、無駄足になるみたいですね。侍は二人在籍していたのに、成長期のキャラクターしか選択できなかったので、成長期制限か、年齢制限もあるのかもしれません。
追加要素だから仕方ないけれど、団員詳細画面でスキルを見られないのはマイナスかな。

ビジュアルのズレはどうにもなりませんが、V&Bの世界に合わせた会話を交わしてくれたので、これはこれでアリかな、と思えました。アクラル大陸の陰影が濃い顔の人たちから見たら、彼らは凹凸のない変わった風貌に見えるだろうなぁと、少し笑うこともできました。
もちろん、ガイだったから、許せたのかもしれません。
最初の一人目がガイで良かったです。

柚木麻子著「私にふさわしいホテル」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
山の上ホテルに自腹でカンヅメになった新人作家・加代子は、上階でカンヅメ中の大御所作家が原稿を落とせば、自分の短編が大手出版社の文芸誌に穴埋め掲載されることを知る。ホテルメイドの振りをして作家の部屋に押しかけた加代子は、自分と作家の出身大学の文芸部を廃部の危機から救った奇策を夜通し語って楽しませ作家の原稿を落とさせる。見本誌でメイドが語ったものと酷似する短編の掲載に気付いた作家は激怒するが、担当編集は短編の新人作家は別大学の演劇部出身なので、執筆を邪魔したメイドとは別人だと説明する。

何ヶ月か振りに、趣味の読書ができました。

カンヅメさせられる作家は大変なのでしょうけれど、私は職業上、署名なしでしか物を書かない、つまり代用が効く仕事しかしていないので、「カンヅメしてでもその人に書いて欲しい」と思われたい、という気持ちが少しあります。そういう自己顕示欲が強い人間は、テクニカルライターに向かないというのが、この業界の定説ですが(苦笑)。
というわけで、自腹でカンヅメをしたくなる気持ちに共感したくて本書を読んでみたのですが、予想以上に出版界のあれこれを詰め込んだ作品でした。
実在の作家が登場するところに、少し驚きました。

一番面白かったのは本全体のタイトルでもある第一話。
その後も基本はコメディタッチなのですが、加代子の行動が次第にエスカレートしていくので、共感できなくなってしまったのが残念。ある程度は主人公の「ガッツ」だと思って読んでいたし、第四話のように復讐が失敗する分には笑って読んでいられるけれど、第五話になると執念深すぎて怖いです。
最後の章では、加代子以外の視点が主となることもあって、狂気すら感じました。

思わず自分の名前を分析してしまったのが、加代子が書店員時代を経て見出したという、下記の法則。

「あ」で始まる若手の作家は少ない。どこかに「木」が入ると売れる。性別が曖昧な名前は幅広い層にアピールする。

私も「あ」から始まる名前で、4つも「木」が付いてる名前だったりするなぁ……。

解説は石田衣良先生。あまり著作は読まないのですが、解説はいつも褒める文調だけれど、褒められない箇所はきちんとクギを刺す形なので、バランスが良くていいと思います。

加筆したい要素があったので、もう一度だけ「アサシンズ・フェスティバル」の感想記事です。

Assassin’s Festival

メインクエスト攻略後から開始できる、謎解きクエスト「アサシントレジャーハント」が面白かった!!
「アサシンズ・フェスティバル」自体に参加していない方、メインクエストを攻略した段階で終えてしまった方は、もったいないので是非ここまで遊んで欲しいです。

このクエストは、オリエンテーリングのように、次々と指示を読み解いて最後の報酬の在処を探すゲーム。
いわば、レスタルム全体を舞台にした「周遊型リアル脱出ゲーム」です。

アサシントレジャーハント

……「TVゲーム」であるFF15の中で、「リアル脱出ゲーム」をするという表現は矛盾を感じますね(笑)。

謎解き自体は、それほど意地悪なものでなく、全年齢対応かつ世界観に合わせたものになっています。SCRAPの謎解きは、解法を知っていないと苦戦することがあるのですが、そういった癖のある謎はありません。
私は、難易度もボリュームも、ちょうどいい程度だと思いました。

アサシントレジャーハントの指示

また、提示されたヒントはプロンプトが自動メモ(写真)してくれるし、本当に詰まったときはイグニスからヒントが貰える親切機能を搭載。そのため、攻略情報に頼ることなく、自力で宝に至る達成感を味わえると思います。

イグニス

イグニスの助言は、実に的確です。しかも、ちょっとした気付きレベルから完全に答えレベルのヒントまで、望むレベルで提示してくれるので、自力で解きたいプレイヤーも、考えずにサクサク進めたいプレイヤーも救えます。
謎解きはプレイヤーに任されていますが、プロンプトが一緒なので、友だちと脱出ゲームで遊んでいる楽しさもあります。

少しだけネタバレ込みの感想を書くと、序盤から引っ掛かっていたところに軽いどんでん返しがあり、わかった時の「そうだったのか!」感が心地よかったです。
フェスティバルの冒頭に提示され、ノクトも口にする「アサシンの信条」が軽い伏線になっている仕掛けも良かったです。

真実はなく許されぬことなどない

率直な感想として、FF15のこれまでのクエストで一番面白い内容だったと言っても過言ではありません。

ちなみに、イベントのため町中を歩き回っていると、至る所で「鷲のタトゥーの男性に道を聞かれた」と浮かれて恋人と揉める女性の台詞が聞けます。
グラディオ、方向音痴でもないのに、何故そんなに道を聞いて回ってるんだ……と思ったのですが。

迷ったおかげであんたに会えたんだから悪い気はしねえぜ

常套手段か!
グラディオに対する好感度が地を這うどころか、地中にめり込んでいくナンパ現場でした。


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参考記事

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秋になったので仙太郎に寄ったところ、値札に「たべる茶 抹茶 ほうじ茶」と囃し言葉のような煽り文句があって、面白かったので茶団子(秋バージョン)を購入しました。

最初の白い団子は「たべる茶」。
上に刻んだ茶葉が乗っています。口の中に葉が残るのでは、と危惧していたのですが、そんなこともありませんでした。団子自体の優しい甘みが口の中に広がるものの、お茶の印象はほとんどありませんでした。

真ん中の緑の団子は「抹茶」。
噛み締めた後に、濃い目の抹茶の味がふっと湧き出てきました。

最後は焦げ茶色の「ほうじ茶」。
口の中に入れた瞬間から、香ばしいほうじ茶の味がします。個人的には一番好みでした。

団子は、すあま風でかなり柔らかい食感。食べ進めるほどに違った濃い味が楽しめる、上品なお団子でした。

ちなみに、和菓子も好きなのですが、いつも同じような商品を食べているのと、純粋に洋菓子に比べると感想が難しく感じて、記事にせず終わることが多々あります。
でも和菓子って体と心に優しいお菓子だな、と改めて思った団子だったので、今後は和菓子ももう少しオススメできるよう頑張ります。