今更ですが、PS4「NieR:Automata DEMO 120161128」を遊びました。
http://www.jp.square-enix.com/nierautomata/
「ドラッグオンドラグーン」含むシリーズ作は未プレイ。
元々カルト的な人気シリーズという認識でしたが、発売前後の評判の良さと、メインキャラクター2Dの吉田明彦先生フェチズム全開な3Dモデルには結構惹かれていました。
体験版(DEMO 120161128)では、ゲームオープニングからの抜き出しで、探索と超巨大兵器との戦いを体験できます。
ゲームとしては、頭の頂点から爪先まで世界観を貫く美学を感じました。
まず最初のローディング画面からして、OS起動を表しているのに膝を打ちました。
また、 HUB設定をプラグイン・チップとして表現しているところなども、面白いと思いました。アンドロイド設定ならではですね。
マップは「廃墟」ですが美しいです。現実的にありえる光景だからこその、非日常的な不思議な美しさがあります。
ちょっとウケたのは、カメラを動かして2Bを見上げるような形にしたとき。結構モロにパンツ(レオタード)が見えるのですが、その視点でしばらく放置していると、2Dがバッと身を翻して中が見えないようにするんですね。最初は偶然だったのですが、面白くて何度かスカートを覗いてしまいました。
後ろ姿を追う3Dアクション視点だけでなく、「風のクロノア」のような、奥行きのある2D視点、俯瞰視点など、かなり特殊な視点が多かったです。
飽きさせない仕掛けなのかなと思ったけれど、個人的に俯瞰視点は戦いにくかったです。
アクションは非常に滑らかで気持ち良いですが、敵の機体がバンバン爆発するせいもあって、エフェクト過剰で少し見難く、何をしているのか分からないところもありました。
特に巨大兵器との戦いだと、ダメージが通っているのかも今一つ実感できませんでした。まあ、諦めてEASY+オートで遊んでる人間が何をいうのかという感じですけれど。
半分くらいは、シューティングゲーム的な要素を感じる面もありました。
キャラクターについては期待が裏切られることはなく、2Bは、本当に強く美しい女の子でした。
9S共々妙に肉感的な部分もあるのに、彼らの負傷した断面などは確かに機械であって、そのチグハグさがまたエロスに繋がっているんだろうなと思います。
また、ダイナミックな機体乗り捨てなど、生身の人間ではできないアクションで敵に特攻するのが素敵です。
ちなみに、一番格好いいと思った通常アクションは、ハシゴの降り方でした。
アンドロイドは感情を出すことは許されていないけれど感情は持っていて、先に感情を露わにした子供っぽい9Sに対し、彼を嗜めたお姉さんっぽい2Bの方が実は結構な激情家なんですね。いい関係性だなと思いました。
お話は全然わからないものの、美意識はビシバシ伝わってくる、非常にいい体験版でした。