• 2012年07月登録記事

一章からやり直して最初から九郎を仲間にするシナリオに進み、景時(地の白虎)十六夜エンドを迎えました。

……狙っていたのは知盛でしたが、まったくフラグが立ちませんでした。
銀も登場はしたのですが、絆イベントが1つしか埋まらず。
その一方で、景時の「中間管理職」っぷりが段々可哀想になってくる、と思っていた為か、景時の蜜月が満ちてエンディングまで進みました。

九郎が一章で仲間になると、景時も仲間になる代わりに、弁慶が二章中不在になるんですね。リズ先生も一章に絆イベントがあるらしいのに姿を見掛けなかったので、何か行動が足りないのかな。
取り敢えず銀と遭う為には二章でヒノエを仲間にする必要があるとのことなので、六波羅でヒノエを確保。
早期にヒノエがいると、前回と同じイベントを起こしてもちょっと流れが変わって面白いですね。
また、今回は将臣も二章の段階で遭うことが出来ました。

ヒノエがいることでの一番大きな変化は、三章の三草山の戦いで福原を攻めてしまうルートの出現でしょう。
細かい所としては、似たような展開なのに敦盛が熊野で本宮に入れないイベントが発生しないとかも、気になりました。
で、このルートでやっと将臣の正体を望美が知ることが出来ました。これで次の運命上書きから、選択肢が増えるかな。

壇ノ浦で頼朝が出て来たことに警戒していたら、ここで九郎が反逆者として追われることに。
景時の代わりに加入した銀が金属性であることを確認した途端、このルートでは景時は戻って来ないのだろうと考える辺りがゲーマー脳ですが、たぶん間違っていないと思われます。
結局、景時を欠けたまま迎えた「終章 平泉雪上戦」で景時エンドを迎えるという仕組みは、ちょっと意表を突かれましたしね。
一応ハッピーエンドだったのですが、なんだか、身勝手且つ傍迷惑な話で秀衡爺ちゃんが死んだのか、と思うと釈然としませんでした。
その代わり、「おまけ」で見られる「後日談一(解放の日)」は非常に良かったです。

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Maple Houseの「まるごといちじくロール」
http://maplehouse.free.makeshop.jp/shopdetail/001001000001/

麻生は、明日世界が終わる時に最後の食事がいちじくでも良いかな、と思ういちじく好きです。
そんなわけなので、いちじくとスポンジケーキの相性が合うとは思えなかったのですが、いちじく菓子である以上、試さないわけにはいかないと思って購入しました。

驚いたことに、ロールケーキの中に入っているいちじくは皮付き。
かなり熟されていて、しかも大きいところを繋いでいるので食べ応えがあります。
ただ、やはりクリームが合わないのか、スポンジ生地が合わないのか、個々の美味しさに比べると全体での味が今ひとつ決まっていないと思いました。
いちじくは、生でそのまま食べるか、コンポートがベストですかね。

譲(天の白虎)恋愛エンド攻略しました。
どこから遡れば良いのか分からなかったので、取り敢えず絆イベントが最初に発生する「2章 京の花霞」に戻って、運命を上書き。

選択肢では弁慶の好感度が上がっていくので少し警戒しましたが、割と順調に譲のイベントが進み、「花断ち」を最初から披露することで、1周目では見掛けなかったイベントも色々見れました。

今回は「福原事変」で一の谷奇襲をしなかったものの、結局三草山で山攻めに遭って一進一退という感じ。
どちらに転んでも痛み分けなんですね。
ただ、その後の展開が変わりました。進軍先を選ぶことになったので、大本を叩いた方が良かろうと判断して倶利伽羅へ。が、その先で譲イベントが発生しないまま、終章が出現してしまいました。
最終的には、全員生存の状態で壇ノ浦にて決着がつき、現代へ戻る――という望美からすれば割と受け入れ易そうなエンディングに辿り着きましたが、色々謎は残っているし、この先日本史を勉強すれば、九郎と弁慶、景時があまり良い未来を迎えない想像もつくので、結局はこの時代に舞い戻りそうですね。
と言うわけで、五章をやり直して、章終わりの行き先を鎌倉へ変更。
星が一つ灰色のままであることに気を揉みつつも、七章から個別ルートらしき導入に変わり、安心しました。
が、なんと譲は個別ルートに入ってから死ぬんですね!
逆鱗が割れ物とは知りませんでしたが、譲死亡と同時に時空転移の力を失ってしまうという展開は、一体どうするのかハラハラしました。
……結局、想いの力が願いを叶え過ぎて吃驚させられましたが。
最終的に、譲自身の力で望美を救えたことと、有川兄弟がお互いを認め合えた感じは良かったかな、と思います。

さて、肝心の譲エンドの印象は……。
最初から望美のことが好きなのも、ブラザーコンプレックスも目に見えていましたので、京に行かなくてもこういう風な進展をしたのでないかな、と思います。
自分から一歩退いておいて勝手に幻想押し付ける系の男なので、なかなか距離が縮まらないかも知れませんが、本当に望美が譲を好きになった場合は、あの行動力で押しまくったことでしょう。

ところで、六章のタイミングでは白龍からのヒントが「絆が足りない」になっていたので、失敗ルートだったかと最初はガックリしました。
後でもう一度説明を良く読んでみたら、白龍のヒントはあくまで十六夜エンドのヒントで、恋愛エンドとは別なんですね。

熊野参詣で白龍を子供のまま進めることに成功したと思ったら、結局大人になっていたので、白龍が大人になるのは必然のようですね。
まぁ、五行の力が戻っている証明なので、仕方ないか。

ここまで遊んだだけでも、シナリオの厚みを感じています。
個別ルートに入るまででも、倶利伽羅、鎌倉、京と章分岐してますし、説明書から想像するに、九郎で進めれば平泉まで行くようですしね。
ただ、全キャラを攻略する為に複数回プレイしようと思うと、「タクティクスオウガ運命の輪」のW.O.R.L.D.システムくらい小刻みな時間移動が出来る&別の運命を分岐ルート別に記録できたら楽だったかな。

次の攻略相手は悩みますが、敢えて好感度が設定されている知盛が気になります。台詞のタメが長過ぎて、音声全部飛ばしてるけど(笑)。
後は、敦盛のアップの憂い顔が美人で好きです。
取り敢えず、銀が登場する平泉ルートへの分岐を探ってみようかなと思います。

ルシアン・ネイハム著「シャドー81」

ハイジャック小説。
と聞いて、乗客として搭乗した飛行機の内部からコクピットを制圧し……という光景を想像していたのですが、完全に裏切られる素晴らしい作品でした。

物語の展開は遅め。けれど、一体なにがどう繋がっているのか分からず、気が付くと延々読み進んでいました。
完全犯罪でも、最後にF4ファントムの件があえて挿入されているのがミソですね。読者が物語の未来に破綻を創造することも自由なのだと受け取りました。

この作品が、ネイハム氏のデビュー作にして最後の作品だという事実が本当に残念です。

第七章「京は火炎に揺らめく」終了で2周目に突入。

割とほのぼのした空気で四章まで進んでいたのに、八葉が全員登場し終わった五章から以後、一気に落ちて行く展開で驚きました。
正直、リズ先生の離脱の段階ではそこまでプレイヤー側の気持ちが昂っていなくて、望美の気持ちに着いて行けなかったのですが、7章まで来て、それで運命上書きか!と納得しました。
恋愛的な理由がなくても、確かにこの状況からならなにか出来るのでは、と思いますよね。

ちょっと驚いたこととして、この作品は、ライバル不在の完全逆ハーレム構成なのですね。
「アンジェリーク(無印)」だと、守護聖様による女王候補人気投票ではロザリアに圧倒的大差で負けていた人間なので、男性陣全員から無条件で好意を寄せられる状況は、なんだかむず痒いです。

さて、これから運命上書きで誰を狙うか悩むところです。
件の和彦氏声キャラ=景時(地の白虎)は、同行機会が少ないせいか、まだキャラクターがピンと来ていません。小心者のええ格好しいというところは、とても身につまされるのですが……どうも、あの歳で腹出しルックというあたりが引っ掛かる模様(笑)。
あと、九郎が時々「おさんどん」みたいな格好をしているのが気になるんですけど、あの衣装はなんでしょう?