• 2014年04月登録記事

美奈川護著「ドラフィル! 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
音大を卒業して無職の凡人ヴァイオリニスト・響介は、叔父の勧めで竜ヶ坂商店街のアマチュアオーケストラのコンマスに就任する。オケメンバーが抱える様々なトラブルを解決していく内に、響介はオーケストラという「家族」の1人としての自分と、音楽を愛する自分を認めるようになる。

オーケストラはいいなぁとつくづく思いました。
オーケストラがただの舞台設定ではなく、楽曲の描写や演奏や練習シーンにもしっかりページが割かれているので、小説という文字情報だけれど、音楽に触れているような手応えがありました。

お話は大体想定通りの展開をするのですが、ちゃんと主人公もその展開を予測した上で対応してくれるので、ストレスがありません。
最初は、主人公・響介は凡人、対する指揮者・七緒が強烈な個性の持ち主という構図だったので、ヒロインの強烈さで引っ張る作品かと思いましたが、響介も押しが弱いと言いつつ、自分の思うところはハッキリ言ったり筋を通す人でした。最終的には、響介が一番印象的だったかな。
演奏で悩むところはそんなにないので、響介は「親が望む天才」でない自分を認められないだけですよね。そう思って読んでいたので、ラストには、七緒を過去から解き放ち、それと同時に響介も「天才でなければならない」という呪縛から解き放たれたんだな、と思いました。

アマオケを描くお話ですが、資金繰りや活動場所で困ったりはせず、ある意味恵まれた人しか登場しません。
貧しい家庭の人々もいるけれど、大好きな音楽で食べているというだけで十分恵まれていると言えるし、七緒も、誰にも負けない才能と根性が残っている。
だから、あまり苦悩したりする展開はなく、リアリティに欠けているかも知れません。
でも、私はその変にウェットにならない軽さが、「ドラフィル」というオーケストラとこの作品の良いところだと思います。それだけに、最後の種明かしは作品の軽さに合わない気がして、少し違和感がありましたが……。
全体的には、面白かったです。

初回はBADエンドだったので、クリア目指して2度目のプレイ。

前回で攻略の糸口を掴んだので、まずある程度技術開発で資金源を確保した後、必要な箇所を優先して開発。2年目4月には、順調に竜を退治できました。
が、問題はここからでした。
どんなに待っても、魔王の居城発見の報告がもたらされないのです。きっとイベント発生時期になっていないだけだ、と自分に言い聞かせながら日を進めていきます。
その間、前回は見られなかったリナリアの病気を直す「伝説の魔法術」入手、デイジーの里下がり、マーガレットを火事から救う、リコリスの死亡を食い止めるなど様々なイベントが発生。

マーガレット

リリコス

箱庭の中の小さく短い期間のお話なのですが、色々な要素が密接に絡み合っていて、なかなかやり込めますね。
イベントや街の会話では、女の子たちからの好意が伝わってくるというギャルゲー成分もあり、思う存分ニマニマできます。

ただ、最後になると順調過ぎて開発するところがなくなってしまい、もうイベントを探し歩くしかなかったのですが、「伝説の剣」探しは途中で途切れてしまい、猫神から嫌なお告げも頂いてしまいました。

リセットボタンを押す相

結局、前半はスムーズだったのに魔王城を発見できないままBADエンドへ突入。
お告げ通り、2年目10月17日のセーブポイントに戻ってやり直しです。

30分もあれば往復できる洞窟への同行者の筈が、数時間付き合ってもらっているキスティス教官に申し訳なくなり、「炎の洞窟」に行ってきました。
……もう3回目のプレイ記録で、ようやく初ダンジョンです。
必要時間は20分を指定しておきましたが、実際に掛かったのは17分弱程度でした。

で、ガーデンに戻った後はまた延々とカードバトルです。
さすがに、都度セーブに戻らなくても挑めるようになってきました。
現在の基本手札は「イフリート」「コキュートス」「エルヴィオレ」「ウェッジ・ビックス」「ベヒーモス」。
まぁ、負けるわけがないカード揃いですね。この界隈に、ここまで強力なカードを揃えているキャラクターはいません。
超強力カードを揃えたスコールが、道行く人に片端から声をかけて対戦してはカードを巻き上げ続ける様は、なんと言ったら良いのか……とっても年相応ですね!

結局、レベル10カード「キスティス」まで確保してしまいました。
ただし、レベル5のカード枠に1つ空きがあります。これだけ対戦しても見当たらないということは、違うエリアに行かないと流通していないカードなのかしら。
カード収集のために物語を進めるべきか、少し悩みます。

なお、集めまくった「カード」ですが、最大5枚あればコンプ欲にもカードゲーム用にも足りるので、アビリティ「カード変化」で変換→「魔法精製」で魔法化など色々実験してみました。
そうして出来た魔法を色々ジャンクションしてみたところ、なんと、HP3616まで強化できてしまいました(素だとHP600程度)。
序盤から工夫次第で能力を伸ばせるジャンクションシステムは面白いと思いますが、これだけ実際は自由度があるのに、モンスターから「ドロー」するのが基本のように説明書で書いているのは失敗だったと思います。私の知るFF8プレイヤーには、ドロー以外の魔法の入手方法を知らなかったという人が意外と多いです。私自身も、複雑なシステムが味わい尽くされ、攻略方法が確立した今遊んでいるからアビリティを活用しているだけで、当時リアルタイムで遊んでいたらたぶん延々とドローしていたと思います。

三浦しをん著「神去なあなあ日常」

【あらすじ】
高校を卒業しニート予定だった勇気は、勝手に応募された「緑の雇用」制度により神去村で林業に従事することになった。1年後、成長した勇気は、自然と共に生きる神去村での季節の出来事を振り返る。

林業小説。
三浦しをんの書く主人公は、仕事に打ち込む男が多いですね。
林業従事者でなければ知ることはないだろう世界を垣間見えるのは興味深く、職種紹介小説という面白いジャンルになっています。
でも、私の好みではありませんでした。
その理由は、物理的な山はずっと作品の中にそびえているのに、物語としての山が明確でないように感じたため。「山の暮らし」「日本古来の生活」そして「林業」を描く小説、というテーマが大前提で、ストーリーは二の次という印象を受けます。
要は、最初は村から逃げ出そうとしていた勇気が、次第に林業に魅せられていくという「過程」が描かれると思っていたので、特に何もなく山を大好きになってる勇気に肩透かしを喰らったのでした。

文章は、飄々としつつも読みやすく説明力があるので、スムーズに読めます。
本作は勇気が書いた日記という体裁なので、勇気がネット接続環境を持っていて、これを「ある林業従事者の日常」みたいなブログでやっていたら、超人気ブログになるだろうと思いました。直ぐ身元特定されたり、頻繁に炎上もするでしょうけれど(笑)。

前回、およそ2時間ほどの前準備を経て揃えた各種カードを元に、カードバトルに挑み直しました。

交換ルールは最初は“ワン(1枚)”、途中から“ディフ(差分枚数)”で挑んでいます。
詳しくはこれから書いていきますが、実は最初“ワン”が続いたので、交換ルールが変わることに気付いていませんでした。
自分の基本手札は概ね下記の通りです。
「エルヴィオレ」
「トンベリキング」
「ベヒーモス」
「ウェッジ・ビックス」←「ボム」←「トライフェイス」
「インビンシブル」←「ルブルムドラゴン」←「アビスウォーム」

最初の相手は、最近カードを集めだしたと言うので同ランクの腕前と目したベンチの男子学生。しかし2戦ほど引き分けたところで、もう少し弱そうな相手を探して移動。
結局、図書館にいた「僕にカードで挑むなんて10年早い」等と失礼なことを言う男子学生に挑んで、嬉しい初勝利をもぎ取りました!

You Win!

しかも、彼の手持ちは、どうしてスコールが勝てたのかビックリするくらい、良いカード揃いでした。確かに、偶然手に入れたカード「エルヴィオレ」を持っていなかったら10年早い挑戦になっていたかも知れません。とはいえ勝者に変わりないので、どれも捨て難い中から、レベル5「ベヒーモス」を貰っていきます。
この勝利に気を良くして再度ベンチの学生に挑むも、また引き分けました。対戦時の思考がNPCによって違うみたいですね。彼とは相性が良くないようなので、諦めて図書館の失礼な学生からもっと良いカードを巻き上げることにしました。ということで、またもレベル5の「トンベリキング」を確保。
しかし、図書館の学生も3戦目から本気を出したのか、更に強力なカードが出て来て、数値で競り負けて引き分けてしまいました。
常に弱い相手から搾取する方針で、ガーデン内を走り回っている少年に狙いを変更。「オチュー」「トライフェイス」とレベル3カードを確保します。
これで、自分の初期手札が全部レベル3以上になりました。

ここまで戦力を揃えたところで、遂に当面のライバルと目していたベンチの学生に勝利。
レベル3「ライフフォビドン」を譲ってもらいます。
ここからは、自信もついてどんどんバトルを続けていきます。
まず、案内板の辺りを歩いていた背の高い新米SeeDに3対7で圧勝。同じく女性Seedにも勝利。
見たことがないカードは全部巻き上げる方針で、これまでに戦ったメンバーにも複数回挑んでレベル3以下のカードは大体確保しました。

バラムガーデンのセーブポイント近くで対戦できる人々とは大体勝負したので、気分を一新するため一旦バラムに移動。
ガス・スタンドの女の子と戦い、数回引き分けを挟みつつ、「ボム」「アダマンタイタイ」「バイセージ・ハンズ」「グラナトゥム」とレベル4カードを揃えさせてもらいました。
更に、カードクイーンなる女性にも会い、自称からして強敵かと思いきやカード性能が悪く、楽々勝たせてもらいました。
これで気を良くして、再度挑んだところ、勝利はしたのですが、なんと交換ルールが“ダイレクト”になっていたのでした! 最後のカード交換で「トンベリキング」を失うことに気付き、慌ててリセット。
今度はルールに気を付けつつ挑んだところ、“ディフ”でした。
クイーンと戦うと新しい交換ルールが出てくるのでしょうか?
“ディフ”だと勝ったときのカード確保数が多くて稼ぎやすく、ここで「ベルヘルメルヘル」「ヘッジヴァイパー」「グラット」「ブエル」「フンゴオンゴ」「スラストエイビス」とレベル2前後のカードを荒稼ぎさせてもらいました。

結局、バラムはあまり対戦できる相手がいないようだったので、ガーデンに帰還。
段々定番になってきた図書館の学生のところへ行ってみると、ルールが“ダイレクト”になっていました。これは拒否して、“ディフ”でレベル5「ルブルムドラゴン」「GIM47M」という強力なカードをもらいました。
保健室のカドワキ先生、三つ編みの図書委員、2階で立ち話中の彼氏彼女といった新顔も交えつつ連戦。結局、何度も挑むうちにこの辺で一番手札が良いのは図書館の学生か、トゥリープFC会員01の2人だと判断し、以後はこの2人から各種カードを巻き上げるべく挑みまくっています。

数時間かけてやってることはほとんど「追い剥ぎ」ですが、スコールがカードに熱中している姿は、実年齢に則していて微笑ましいなと思います。
FF8のシナリオに対しては色々な批評がありますが、スコールが設定年齢(16〜17歳)通りに見えれば、思春期の少年少女の物語としてもっと理解されたのでは。
FF8のキャラクターは老けて見えすぎですよねぇ。サイファーなんか「30代。今年4歳になる娘がいる」とか言われても信じますよ(笑)。