• 2009年05月16日登録記事

今回は軽めに3場まとめてアップ。

【第14場 謀略】
武道大会で負けた部族長の息子たちは捕らえられ、密かにテジャ城へ連れ去られていた。プルキルたちは、息子たちをタムドクが殺害したと罪を着せ、そのタムドクをホゲが討つと言うシナリオを練る……

歌台詞でのやりとりが大好きなので、このシーンも非常に短いですが大好き。台詞として歌ってる分には、歌が得意分野ではない役者でも気にならないですし。
ここを大空アングルで観ると、父親達が色々語り合ってる間、母親に置いて行かれた迷子の子のような顔でじっと佇んでる。で、キハと言う言葉に反応してハッと振り返るんですね。なんとも物悲しいです。
が、その後のホゲとプルキルの「あの巫女はタムドクの恋人か?」「どうせタムドクの片思い」「だが手を取って逃げた」「相手は王子、恥はかかせられない。仕方なく付いて行っただけだろう」と言うやり取りは、あしらってる感たっぷりで、ニヤニヤしちゃいます。
水晶玉は、どこまで詳細に視えているんでしょうか。水晶玉を見てるホゲの様子だと、肩を露にした事は分かってるような気がしますが、烙印まで鮮明に視えてたら火天会の繋がりもバレますよね。そこは、プルキルの魔術でモザイク掛けたのかな(笑)。

【第15場 タムドクの生誕地】
タムドクとキハは、タムドクが産まれた山小屋に辿り着く。キハは火天会のスパイであった事を明かすが、タムドクはそれを許し、二人は結ばれる……

二人のラブラブシーンは、正直語る事がないので割愛します。
それにしても、タムドクの「僕はもう一度生まれ変わりたい」台詞や目つきがちょっとエロいのは真飛だからでしょうか? 星組版で、健康優良児イメージの柚希が同じ事をやったら、私は笑っちゃうかもしれません。
あと、火天会って秘密組織なのに、「あの秘密組織か」とか言われてることに笑います。聖なる母の結社@ルナルサーガくらい隠れた組織でないと、秘密組織とは言えないぞ。

【第16場 高句麗内あちらこちら】
部族長たちは偽情報に騙され、タムドクが息子を誘拐したと思い込み、ヤン王を廃そうと兵を挙げる。ホゲは軍を率いてタムドクの下を訪れ、火天会が部族長の息子たちを誘拐したので救出に手を貸すよう要請する。それを請けたタムドクはホゲとともにテジャ城へ急ぐ。
一方、ヒョンゴたちはヨン家の動きからタムドクの危機を察し、テジャ城へ一行を追っていた……

とにかくどんどん歌い継いでシーンが切り替わっていく、実に感想が書き難い16場。場タイトルも「あちらこちら」って適当ですし(笑)。と言うわけで、語りたい所だけピックアップします。
まず、ホゲがタムドクを迎えに来た翌朝のシーン、なぜ大空アングルが収録されてないのですか! DLCで大空アングル販売して! と思うくらい悔しいです。オペラで追い掛けた時の自分の記憶を大事にしなければ。
「炎の巫女よ、もう一度舞を見せてくれ」に対するキハの回答は、私にはしらばってくれるように聞こえるのですが、キハは操られている時の記憶があやふやで本当に何の話か分かってない、のかも。どちらにせよ、10場の解釈を採用すると、その言葉に従って進む道を変えたホゲにとって、最大の裏切り。
ホゲが、タムドクを本気で殺そうと決めたのはやはりこの瞬間だな、と思います。
「別れの儀式」の後、軍勢が歩き始めているのに、ホゲはタムドクから目を逸らしたまま動かない姿に、なんだかきゅんとします。
そして、後ろのイルスとチョクファンが、密かにホゲの台詞に合わせて個々の反応してるのが面白いです。不思議と、イルスは一貫して無表情に近い真面目顔ですね。「俺はからかわれていたのか」の台詞の時だけ、痛ましい泣きそうな表情をする。チョクファンは、性格が謀略に向いてないんでしょうね。終始座りが悪そうな感じ。
息子達の誘拐を火天会の仕業だと説明するのは、凄く巧い言い訳だと思います。これは誰が言い出したのかな。ホゲ自作の言い訳とは思えないので、プルキル自身か、お茶会情報によるとプルキルの正体を知っていて利用してると言う演技解釈らしいチョ・ジュドのどちらかと考えるのが妥当でしょうね。
……それにしても、駆け落ちしたのに、呼び戻されてあっさり帰るタムドクは、もう少し自分の行動を省みるべきじゃないでしょうか。