• 2010年12月06日登録記事

「タクティクスオウガ運命の輪」攻略中ですが、ちょっとPSP版「ヴィーナス&ブレイブス」の体験版を遊んでみました。

まず、タイトル画面の音楽が、懐かしいオルゴール調でなく、聞き慣れない曲に変更されてますね。随分重厚なフレーズで、一瞬新曲かと思ってしまいましたが、良く聞いたらバトル敗北時の曲でした。初っ端から敗北曲って、ちょっと縁起が悪いですね。
どうやらテーマ曲「Waltz For Ariah」関連の曲は、すべて差し替えられている模様。
Victoryはともかく、World Mapの音楽が全然違うことに涙しました。選曲が今一納得いかない重苦しい嫌な音楽ですし、しかも、バグなのか時々同じフレーズを繰り返す無限ループに突入してしまったのが辛かったです。

尚、タイトルで待っていると、職種紹介動画が流れました。ちょっとぼやけた画質が気になりましたが、運命の輪は職種紹介動画がなくて悲しかったので良かったです。
オープニングは製品でのお楽しみかな?

プレイを開始してみると、イージー・ノーマル・ハードから難易度を選択できるとのこと。取り敢えずノーマルで挑戦してみました。
相変わらずナレーションと文字が合ってないムービーに苛つきます。どうして揃えないのかしら。せめて文字が先に表示されて、遅れてナレーションならここまでストレスは溜まらないと思うのに、PS2版当時からの不思議です。

体験版なのに結構長いこと遊べて、オープニング(999年)から1010年の災いまで。
初期のアリアのツンケンぶりが懐かしいですね。
ウォルラス関連のイベントは凄い好きなので、体験版で最後まで見ることができるのは実に贅沢で嬉しかったです。
ウォルラスが語る「さすがの馬鹿も、団長が命を張って教えてくれたことは理解できた」という台詞、もしかしてフリーが教えを悟ることへの伏線も兼ねていたのですかね。今更気付きました。
変わらないイベント群に、オウガとは違った安心感を感じます。ただ、不自然な展開だなと思っていたところも変わらず。例えば、戦いで負けた後に千年祭でお祭り騒ぎするオープニングは、V&Bで一番演出が噛み合ってないシーンだと思います。セーブ確認回数が異様に頻繁なのも気になる。そういう所もまんま移植でした。
そうそう、セーブ画面がPS2版通りでした! PSPって、みんな同じセーブ画面なのかと思っていたので嬉しい驚きです。

グラフィックは、元絵にシャープ効果を掛けたような印象を受けました。文字が滲んで見えたのは、視力のせいかも。
時々音声や表示が引っ掛かるような感じがありますが、これも体験版だからかな。
編成画面は、団員同士の間隔が広くなったようです。戦闘画面と合わないので、もう少し詰まっていても良いなと思いました。あと、グラフィックの色合いが変わったのか疲労・好調状態のキャラが分かり難く感じました。
操作性では、編成画面での隊列の順番変動(SELECT+矢印)が少し面倒で直感的に使えないのと、ワールドの歩きが思ったように進めないこと、それと世界地図での矢印の遅さが気になりました。
他に小さな変更として、トドメ演出にFINISHと言う文字が表示されるようになりましたね。あってもなくても良いけれど、携帯機故の音声OFFプレイ時には分かり易くて良いかもしれません。

久し振りのプレイで、しかも本編は1回しか遊んでいないので色々「PS2版もそうだった?」と悩むところがありました。
例えばジークって、戦闘前にステータスを見れましたっけ? ラスボスより強い数値に吃驚しました。
敗北戦であることは分かっているので、団長一人を出撃させて、一騎打ちで散ってみたところ、次のクリス坑道の戦いでも団長一人出撃になっていました。それなら、ディー戦のように前の隊列引き継いでも良かったのでは。

V&Bと言えば団員語りが楽しいところ。
体験版だと言うのに、1010年以降に活躍できそうな若い戦力や、結婚を考えて男女バランスを考えた入れ替えを行ってしまいました。ちなみに、最終戦となる1010年クロコ山の戦いは、下記のメンバーで出撃しました。

隊列

実は、直前にフリーが絶不調になっていたため、精霊の秤がないのを良いことに0日遠征で好調期を変動させたのでした。
この御陰で、1010年なのにノーローテーション戦法成立。結構この騎士団、良い感じに育つかもしれません。

ストーリーモードは元々完成した製品なので、粗は感じるけれどやはり面白いな〜と思います。
ただし、製品版にも「Waltz For Ariah」がないようなら、その結果差し替えが発生するシーンの選曲はすべて熟考して欲しいです。楽曲の1つや2つでと思われるかもしれませんが、例えばもし「スターウォーズ」の帝国軍が攻めて来るシーンで、あのテーマでなく例えばポッドレースの曲が流れたら緊張感が削がれますよね。
同様に、「Waltz For Ariah」こそがV&Bの雰囲気を高めていたと私は思うので、かなり悲しかったです。

次回は、レジェンドモードを遊んでの感想を語りたいと思います。