• 2015年07月登録記事

本日、クリアしました。
クリアデータの記録はプレイタイム100:31、レベル81。
クリアデータをセーブする作業に、およそ1時間掛かりました。なぜ、2周目を始める段階で引き継ぐ武具を選ばせる仕様にしなかったのか、この件は多いに疑問です。

三聖、そしてザンザとの戦い。
物理寄りメンバーだったのと、仲間に指示を出す方法になかなか気付かなかったので、最初のロウラン戦が一番苦戦しました。
ラスボス最終形態が一番弱かったかな。

2人の「神」が、超常の神にしては人間的であった理由などは、なんとなく想像が付いていたのですが、アルヴィースの正体は衝撃でした。
なんでも擬人化する時代だから、コンピューターが自分の姿を銀髪美形に設定したって良い、と思えば良いのでしょうか。しかしコンピューターにしてはファジーな性格ですね。

メインストーリー以外は、ラスダン攻略中、「この先は引き返せない」という確認があった時点で地上に戻り、コロニー6をレベル5まで復興させました。でも、移住を進めないと完全復興にはならないんですね。
キズナトークも見られるものは確認。シュルク、カルナ、リキとしか繋がっていないメリアのキズナに、パーティ内はギスギスしてるんじゃないかと感じて怖くなりました。私のプレイのせいですが……。

総評を書いていたら異常に長くなったので、この場では簡単に纏めておいて、次の機会があれば細部も語らせて頂きます。

プレイ感想で既にバレていると思いますが、序盤は非常に楽しんでいた反面、中盤で飽きてしまいました。
加点方式だと高評価、減点方式だと超低評価、となる極端なゲームだと思います。
面白さも分かるけれど、私には合いませんでした。

これで、あとは「ゴッドイーター」だけでしょうか。

赤髪の白雪姫

http://clarines-kingdom.com
観る予定はなかったのですが、あるブロガーさんが「今期一番の期待作」と評していたので、どんな作品か気になって初回放送を見ました。
最初は風景の美しさにビックリしたのですが、物語も面白かったです。
話やキャラクターは特筆するほどでないけれど、主人公・白雪が優しいいい子でありながら物怖じせず行動力があり、とても爽やかな印象。
ただ、1話がおとぎ話らしい素敵な大団円エンドだったので、この1話だけの短編アニメでも個人的には満足です。これは、元は読み切りだった漫画パターンでしょうね。逆に、2話以降で白雪が辛い想いをしたり、ゼンとの間に障害が発生するんだとすると、自分の中では評価が下がりそうな予感があります。

六花の勇者

http://rokka-anime.jp
アニメにして面白いのか疑問でしたが、さすがにプロの技で纏まっていました。
ハッタリが効いているアドレッドのキャラクターは、アニメ向きだったんですね。
導入は非常に丁寧な進行。2話はナッシェとの旅路のようなので、1クールで、原作1巻を丸々やるんでしょうね。
反面、「7人いる!」という決定的な状況に行くまで時間が掛かりそうで、今のところ「凄く面白くもないし、つまらなくもない」という、どちらにも振り切れない地味な印象。
音楽は非常に壮大でした。
(原作1巻感想は、2012年7月9日記事参照

レスリー・シュヌール著 松井みどり訳「犬と歩けば恋におちる」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
脱サラしてマンハッタンで犬の散歩を請け負うニーナは、飼い主の留守中に住居を覗き見て、その中の1人・弁護士ダニエルに恋してしまう。しかし、ダニエルだと思っていた相手は、税務調査のため兄の住居を借り、兄に成り済まして暮らしていた双子の弟・ビリーだった。恋に落ちながらも、互いの正体を知った二人は破局。しかし、それぞれが本当に情熱を捧げる仕事を選び直し、自分を再発見した二人は、ようやく結ばれる。

主人公ニーナが犯罪者で、性格もバツイチ三十代とは思えないほど幼稚で、冒頭から「ドン引きです…」状態になりました。
犬を連れ出す仕事のために鍵を預けられているのに、他人の家に勝手に上がり込んで覗き見するのは悪趣味すぎます。しかも、冒頭はそうやって上がり込んだ他人の家で、勝手に風呂に入っているのです。それで罪悪感を持っていない辺り、私には信じられない神経です。状況が分かった瞬間、読み進めるのを止めようかと思いました。

最終的にニーナが始める「人と犬の仲介サービス」は面白そうですが、手始めとしてドッグ・ウォーカー業で見知ったミスマッチな飼い主と犬を勝手に交換してしまうのは、これも私の理解の範疇を超えていました。
確かに、飼ってみてから自分に合っていないと気付くこともあるでしょうけれど、それまでに築いた愛情があるんじゃないかと思います。
特に、ニーナが大事にしようとしている犬たちの方が、勝手に主人を入れ替えられて困惑するんじゃないのかと思うのは、犬好きの戯れ言でしょうか。

作品自体は全体的に大変明るく、N.Y.の雰囲気が味わえます。
なにより、犬たちはとても可愛いです。そのお洒落感を楽しむ作品として軽く読む分には、面白かったです。

ゲームアーカイブス「ポポロクロイス物語II」をちょっと起動。
ポポロクロイス物語II ソフトウェアカタログ

1のイメージそのまま、より丁寧なドットで表現された城下町、そして見覚えのある地理やモンスターといった要素に、使い回しだと思うのでなく、「ポポロクロイスの世界に帰ってきた」という懐かしい喜びを感じるのが、この作品の素敵なところですね。
初めての仲間がお城の兵士ドンとゴンであることにも、思わずニヤリとしました。
プレイヤーの方も相変わらず、まずは周辺でレベル上げです。
敵の意外な手強さは健在。気のせいか、戦闘時の向き調整が難しくなった気がします。

このまま遊びたくなりますが……、ディスク3枚組ということに、ちょっと尻込み中です。

縄田一男編「吉原花魁」

吉原または花魁をテーマにしたアンソロジー。
本書のための書き下ろしはなく、色々な作家の作品から1編ずつ取り上げた形。

  • 隆慶一郎「張りの吉原」
  • 平岩弓枝「吉原大門の殺人」
  • 宇江佐真理「紫陽花」
  • 杉本章子「はやり正月の心中」
  • 南原幹雄「爪の代金五十両」
  • 山田風太郎「剣鬼と遊女」
  • 藤沢周平「三千歳たそがれ」
  • 松井今朝子「恋じまい」

シリーズから一編収録、というものが多かったですが、私は面白味が薄れると思いました。もちろん、その一編だけでも読めるようにはできていますが、登場人物の説明等が少しおざなりだったり、収録作では筋に関係しない人物が登場したりして、既に出来上がっているコミュニティに後から入って疎外感を感じたときのような、お約束が分からない居心地の悪さを感じるのです。
また、個人的には、記憶に新しい「付き馬屋おえん」(2015年4月8日記事参照)が入っていたのが純粋に悔しかったです。

読み切り短編の3作は、どれも面白かったです。
張りの吉原」は、軽快な冒頭からは予想もしなかった壮絶な作品。短いけれど「張り(意地)」を目の当たりにしました。
紫陽花」はしんみりしているけれど、意外なオチが揮っているのと、女同士のリアルな人間関係がさすが女性作家という印象。
はやり正月の心中」はミステリー調。ショッキングなラストは好みでないけれど、激しく印象に残りました。