• 2015年10月登録記事

今日書く予定だった話が一気に吹き飛びました。

宝塚雪組「るろうに剣心」ポスター公開!
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/rurouni/

るろうに剣心

なかなか先行写真が公開されないと不思議がっていたところ、いきなりポスター公開となりました。
トップコンビのみの先行写真で判断されるのを避け、インパクトのある大人数ポスターで話題を作る戦略だったのですね。宝塚歌劇団にしては珍しく、マーケットを考えて動いている気がします。

制作発表会の様子に関しては、歌劇団公式にはまだアップされておらず、コミックナタリーが一番詳しい模様。
http://natalie.mu/comic/news/163454

私は、原作漫画を序盤(京都編の途中)しか読んでいないため、配役や脚本の予想はしていなかったのですが、それでも色々と驚かされる配役でした。
まず驚いたのは、鳳翔大の左之助役。イメージが違うという以上に、最初期からいるメインキャラクターが当たるとは思いませんでした。この学年になって、大劇場ポスターに初登場というのもなかなかないことですよね。
ちなみに、弥彦が主な配役に入っていないのは、娘役が配役されるからだと思います。
そして、もう一つの驚きが望海風斗の役です。
原作物にオリジナルキャラクター投入という時点で驚いたけれど、それがまさかの加納惣三郎(笑)。
……思わず(笑)を付けてしまったのは、司馬遼太郎先生のせいです。
明治になる前に死んでいたと思うのですが、そこはフィクションなので良いのでしょう。どう絡んでくるか未知数過ぎて、楽しみ半分、不安半分というところです。

2015年8月15日記事で告知した、ユアンさまサーチのサイト検索機能終了に伴う改装作業が進んでおらず、ちょっと不安だったのですが、最小限の移行をすることにして、とりあえず目処が立ちました。
予定通り移行できるはずです。
折角なので、スマートフォンへの正式対応もさせるつもりです。
まぁ、文字ばかりのページなので、何も施さなくても閲覧に影響はないと思いますが……。

なお、北米版のパルマコスタ人間牧場のセリフ集は、改装に間に合わせるのは諦めました。日本語版を読み直してみたら、かなり長いイベントでしたので、正確に書き写すため、ちゃんと別途スケジュールを立てることにします。

小山田桐子著「将棋ボーイズ」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
元苛められっ子で自分に自信がない歩は、高校入学を機に将棋部に入る。定石を覚えるのも人一番時間が掛かり、同級生にも負け続けるが、部員達の励ましで真摯に将棋に向かい続け、ありのままの自分を認められるようになる。一方、同級生で将棋の天才・倉持は、勝負に熱意を持てない悩みを抱えていたが、団体戦の経験を経て、期待に応えられないかも知れない自分を恐れていたことと、期待に応えられた時の喜びを目指して戦う楽しさを知る。

タイプの違う男子生徒たちの友情や衝突は、ネタが将棋故に淡々としつつも、青春小説らしく爽やかでした。

作中、将棋について

将棋は相手を打ち負かして勝ち誇るものじゃないんだよ。負けを知るゲームだ。

と説明している点は、色々な意味で感心しました。

ただ、主人公が2人いるのに、その2人が終盤まであまり関係せず3年間を描くので、エピソードが少々中途半端だと思いました。
実は2人とも自分に自信が持てない似た者同士だった、という現在の終わり自体は良かったのですが、歩に関しては気が付いたら強くなって自信も持っていたという感じで、ちょっと残念。段位獲得戦にいつの間にか挑戦して、三段になっているというのも、読者としては置いてけぼりにされた感があります。
倉持の成長に関しては、分かりやすい転機が設定されているなと思ったので、倉持を単独主人公に、現在と同じボリュームで書かれていれば、もっと面白かったのでは。
そうすれば、途中でフェードアウトしてしまう上に、誰にも大きな影響を及ぼさない春久等のキャラクターを整理できたのでは。歩の家族話も、ちょっと消化不良でした。

現在地:4年目12月5日

不思議な花

庭に、不思議な花が咲きました。
プレイに応じた花が咲くみたいですが、咲いても特に特典はない、のかな?

ポピーコンテストは失敗。
当日に咲いていた花は2本のみでした。後は既に咲き終わったものと、長雨でつぼみ状態のまま成長しなかったものという有様で、ガッカリです。
しかも、6月になって来年のコンテスト対象が「マーガレット」と知ってビックリ。マーガレットって、春植えの花じゃないですか! もう6月だよ、おばあちゃん!
以前、4本のマーガレットを植えているので、それで勝負できるか頑張るしかないですね。

お茶会も、それなりに出来ています。多い日は1日に2、3人回したりして、お菓子係りのおばあちゃんは大変ですね。

お茶会

突然の告白、と思いきやマーネさんのことでした。そこで、キューピッド役を目論んで、マーネさんをお茶に招いてみたところ、日頃の挨拶からは予想も付かないくらいマシンガントークをする人だったり、色々面白いです。
お茶会の内容によっては作れるものも増えるし、タリアちゃんからは3回ほど手芸を教えてもらえました。一番嬉しかったのは、オットーさんからホースを頂いたことですね。まぁ、ホースなのに給水が必要という謎のアイテムですが、従来より遥かに簡単に水撒きできるようになりました。
ただ、バザールは自分で出店してもさほど高値で売れるわけでないので、見て回る方が得かなと感じました。

モーム著 土屋政雄訳「月と六ペンス」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
チャールズ・ストリックランドは、突然妻と子供を捨てパリへ出奔した。才能のない画家として貧乏暮らしをした末、タヒチまで流れて死んだ。後に天才画家と評されるようになった彼の足跡と作品について、作家である「私」が見聞きした限りの事実を書き残す。

小説ではなくルポルタージュだったのか、と誤解するくらい「人間」が描かれている作品。
ストリックランドの絵が観たくなります。中盤にあるストリックランドの絵に関する断片的な情報を繋ぎ合わせて、なんとなくゴーギャンの絵をイメージしたのですが、実際、株式仲買人から画家への転身という設定はゴーギャンをモデルにしているようですね。

しかし、面白かったかと問われると、なんとも不明瞭で悩ましい作品でした。
語り手である「私」が、ストリックランドを追いながら、まったく彼のことが分からないままである、というストーリーテーリングには脱帽しました。

なお、訳は過不足なく、皮肉っぽい台詞もちゃんと読み取れる良訳だと思いました。