• 2016年09月登録記事

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無花果大好き!
というわけで、旬のフルーツ限定のケーキを販売する洋菓子店「ファウンドリー」のいちじくを使ったタルト2種類を頂きました。

愛知県産いちじくのタルト(写真左)

タルトではあるのですが、生地の厚さは2mm程度の上、クッキー系のさほど硬くないタイプ。そのため、全体的にはキルシュババロアとカスタードとスポンジの食感が強く、柔らかい印象です。
いちじく自体は、柔らかくて程よい甘み。そして、ふわっとした味わいで主張し過ぎない甘さのキルシュババロアとカスタードが、どちらも良く合います。
ワインゼリーは、ほんのり甘みを感じる程度の味で、飾り付けの意図が多いように感じました。

それぞれ部分的に食べても、組み合わせて食べても調和のとれた味です。ただ、いちじくも含めて少し水気が多く、食感も含めて全体的な印象はふわふわと淡い感じでした。

愛知県産いちじくの焼きタルト(写真右)

「焼きタルト」という字だけ先に見て、タルトは焼いてあるに決まってる、と思ったのですが、なんといちじくも一緒に焼かれていたのでした。私は、いちじくは生かコンポートで食べるものと思い込んでいたので、衝撃の絵面でした。

こちらのタルト生地は、アーモンドクリームたっぷりで、好みの味です。でも底の部分がパイになっていて切り難い上、分離しがちなのが難点。
そして肝心の焼きいちじくですが、これが実に美味!
水分が抜けているせいか、味が濃くなっています。セミドライのいちじくの味です。でもドライ系と違って皮が硬くなっていないので、非常に食べやすいです。
焼いたいちじくは美味しい、という事実を知ることができて、有意義な一品でした。

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TOHOシネマズ新宿にて、「龍真咲ラストデイ」中継に参加。
これは、月組「NOBUNAGA<信長>/Forever LOVE!!」東京宝塚劇場千秋楽、およびサヨナラショーを生中継したライブビューイングです。

龍真咲当人については、舞台人としては難点が多い役者だと思いつつ、唯一無二の「龍真咲というスター性」を打ち出すところが好きでした。好き嫌いが激しく分かれる芸風ではありますが、宝塚は5組もあるのだから、1人ならこういう個性派がいても良いと思います。2人以上いると困っちゃうけど……。
個人的には全開の笑顔より、真顔か、悪人面をしているときが好きでした。
(振り返ってみたら、2010年9月21日記事「3年目の浮気」という証拠記事が残っていました)

一応、公演の2回目感想も含めて記載。

ロック・ミュージカル「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-」

2回観ると面白いという評判を聞いていましたが、確かに初見よりは面白かったというか、本作の見かたがわかった気がしました。
それは、信長の話として観るのではなく、戦国時代を舞台に龍真咲のタカラジェンヌ人生を映した物語だと解釈して、作中の人間関係や台詞を深読みするというもの。正しい楽しみ方かどうかは分かりませんが、こうして観ていると、エピソードの継ぎ接ぎ感も気になりませんでした。
日本物といいつつ衣装などは創作戦国風なので派手だし、どんどん場面転換するので、中継で見ても面白さは薄れない作品だったと思います。
映像はアップ中心で、もう少し全体が見たい箇所もありましたが、話の中心を追うという観点からはストレスのない視点でした。

シャイニング・ショー「Forever LOVE!!」

芝居で遊べない分、こちらはアドリブが炸裂。
第七場「Adoult LOVE」の三人(龍・愛希・珠城)の絡みは、「2人ともアドリブに強くなった」と褒められていました。
絶対長くなると期待していた第八場「Sweet LOVE」は、よくあそこまで進行を無視した上、唐突に本来の流れに戻せるな!と二重に感心しました。なんせ「アモーレ」をいうまでに、「アンパンマン」だ「天の邪鬼なんだ」等と関係ない台詞をいうだけに留まらず、舞台上にいる組子を並ばせてダメ出しが始まったのです。輝月ゆうまは単体で「デカい!」と怒られていて、美味しかったです。しかし真咲から「私の特技は知ってるよね」と言われて、すかさず「説教です!」と答える組子も、かなり強いなと思いました(笑)。ちなみに、本人的には「説教と依怙贔屓」が正解。
その後はさすがに目立つアドリブはなかったけれど、第十三場「Sexy LOVE」では、軽く男役スター陣と絡む振り付けがありますが、沙央に一瞬だけ額をくっ付けたときの、してやったりの表情と、沙央の素の驚き顔に萌えました。

もちろん、終盤の退団者クローズアップシーンは感動もの。斉藤恒芳先生らしい切ない楽曲に、心を掴まれました。

龍真咲サヨナラショー

組長から今後のスケジュール、異動者の挨拶、トップスター略歴紹介があってから、遂にサヨナラショーが開演。
「1789」の楽曲は3曲。台詞部分が抜かされた「パレ・ロワイヤル」「声なき言葉」は、超短縮版で少し残念でしたが、公演時には参加していなかった生徒も含めての合唱を堪能できました。
そして、一番驚いたのが「モーツァルト!」の「僕こそミュージック」の出来です。
ショーの主題歌も、この歌を想起させるフレーズがあったりして、余程本人の心境に合っているんだろうと思っていましたが、実際に曲を歌ったときに、ここまで心がこもるのかと驚きました。
これまでこの曲は、生では山崎育三郎、新妻聖子、音源では井上芳雄と、錚々たるメンバーの歌唱を聴いています。でも今日の龍真咲の「僕こそミュージック」には圧倒されました。声を張り上げるのではなく、感情が乗って飛んでくるような音でした。

退団者挨拶は、みんな立派だなと感心。
そして、カーテンコールへと雪崩れ込んでいくわけですが……

はっきり言って、ラストデイでこんなに笑ったのは、初めてです。
泣いて良いシーンもあったし、感動する瞬間もあったのですが、空気が湿度を纏うと、場を吹っ飛ばす発言を始めるものですから、笑って終わらせたい意向を強く感じて、もう笑って帰ることにしました。
萌花ゆりあの「結婚します」報告に対抗して、「結婚できませんでした」報告をしたり、最後まで組子にダメ出ししていたり、やりたい放題でたくさん笑わされたけれど、一方で相手役への感謝や次期への引き継ぎもして、客の期待に応え続けた千秋楽だったと思います。

その場、その瞬間でしか通じない言葉というものがあるから、真咲の発した言葉をここに書き写すことはしません。ただ、3回目のカーテンコールで、
今日はとってもいい日でした。
と言った、その晴れやかな笑顔を見たとき、この人は本当に未練なくやりきって卒業するんだな、と実感しました。

ラストソングは、独唱から始まる「タカラジェンヌに栄光あれ」。
史上初の選曲らしいですが、龍真咲らしい選曲で、最後まで自分を貫いたなと思いました。
ちなみに、過去に観たラストデイでは、大空祐飛「宝塚我が心の故郷」、霧矢大夢「この愛よ永遠に(FOREVER TAKARAZUKA)」でした。意外と、定番の「すみれの花咲く頃」を選ぶトップの退団を観ていないです。

安部龍太郎著「佐和山炎上」

戦国時代から明治維新までの、歴史小説短編集。
1本目は信長の比叡山焼き討ちを解く話ですが、その他は、イギリス公使オールコックの通訳・伝吉(ダン・ケッチ)など、他では余り見ない題材が多く含まれていました。
表題作は、西軍が破れた後の佐和山城落城に関するお話。関ヶ原の戦いは複数読んでいますが、その後の佐和山城について読んだことはないので手に取りました。
全体的に、どこか「遣り切れない」短編が多く、伝奇要素が強いのは安部氏らしいと思いました。
意外と、怪談話の「魅入られた男」が面白かったです。

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珍しく、ヤイバが「故に」の後の台詞を言えている!(笑)

お菓子「ポイフル(ドリンクミックス)」を買ったら、明治とサンリオのコラボパッケージになっていました。どうしてこの2人なのかと思ったら、クロウとアイオーンは別のお菓子のパッケージを飾っているのですね。
http://www.meiji.co.jp/sweets/okashi-land/cmp/sanrio_1607/
プラズマジカもシンガンクリムゾンズも、対象商品のアピールをしつつ、キャラらしい台詞が当てられています。単にキャラクターをあしらったパッケージというだけでなく、楽しい企画ですね。

「SHOW BY ROCK!!」1期放送分はリアルタイムで視聴しなかったため、感想記事を書きませんでしたが、10月からの2期放送は、きちんと追っていけるので楽しみです。

UBIソフトのRPG「チャイルド オブ ライト」(PS4版)体験版を遊びました。
http://childoflight.ubi.com/col/ja-jp/home/

CHILD of LIGHT

絵本のような、水彩画調のグラフィックが気になっていたゲーム。

空飛ぶオーロラ

実際にプレイしてみると、オーロラの3Dモデルやキャラクターのイラスト等、若干期待と方向性が違った部分もありました。特にオーロラ本人については、後ろ姿詐欺っていっても良いかな(笑)。
でも遠景での独特の味わいは確かにあって、雰囲気のある作品だと思います。
タイトルに「LIGHT」が含まれている通り、光と闇の表現が随所にあります。陰影の濃いダンジョンの照明も素敵ですし、イグニキュラス(蛍)の光で影を作って通過する仕掛けなど、光を操作している感があります。

体験版は、村人がカラスに変えられた町を訪れたところから始まって、井戸の底を探索し、ボスが登場するところで終了。
結構短めですが、雰囲気と戦闘システムは把握できるので、体験版としては十分でしょう。

1人で操作する場合、オーロラとイグニキュラスを両方操作するのですが、操作自体はシンプル。探索はゆっくり自分のテンポで行えるので、困ることはありませんでした。

戦うオーロラ

敵と接触すると、戦闘画面に切り替わって戦う形式(コマンド式)。見た目から2Dアクションだと思い込んでいたので、これには驚きました。
戦闘は意外と戦略性があり、行動を決めてから実行するまでの「キャスト」タイムが非常に重要な要素を占めています。敵のキャストタイム中に、即時発動する防御を入れたり、敵より早く繰り出せる技を持っているなら行動妨害を狙うといったことを随時考えて行く必要があって、なかなか歯応えがあります。
イグニキュラスを戦闘中どう活用するかも重要。最初は体力回復役かと思っていましたが、敵にくっつけて光を放たせると、敵の行動が遅くなります。キャストタイムの活用と合わせてどう動かすか、息切れにも注意しながらイグニキュラスを走らせるのが面白かったです。