• 2017年04月登録記事

現在地:Chapter06・船出の支度(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

ノクトとグラディオ

諸事情により、実際のプレイをだいぶ先行して進めてしまったので、なるべく本筋だけに絞って追い掛けます。
今回は、グラディオ離脱シーンです。

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

あれこれ寄り道の末、ようやくカエムに到着した一行。そこで最後に待っているのが、このグラディオラス離脱イベントです。

グラディオラス
さて 船の手伝いは
おまえらだけでやれんだろ

プロンプト
はあ? 何それ

グラディオラス
ちと出かけてこようと思ってる

グラディオ離脱

仮に、キャラクター別DLCが予定されていなくても、グラディオラスの離脱はあったのか?はFF15開発者に問うてみたい気がします。

  • 王の盾なのに、王の側を離れる職務放棄
  • ミスリルが手に入る場所は帝国に封鎖されている、という情報があるにも関わらず「お前らだけでやれる」と勝手に判断
  • 目的や行き先を告げない(「報・連・相」の欠如)

と、気になる要素が満載です。

出掛ける目的くらい語ってくれないと、なぜ急に離脱イベントが生じるのか理解できません。
Chapter05終盤のレイヴスとの対峙で、「脆い盾」と断じられ、呆気なく弾き飛ばされたことへの自戒で、修行したくなった……という想像はできます。しかし、レイヴスとの対峙からはゲーム中時間でも数日以上経っているため、なぜ今更とも感じます。
そもそも、Chapter08で戻って来たときに、新しいスキルを得ているとかレベルアップしたとかいう修行の「成果」もないですしね。応答をイグニスに任せたときの「のぼせた頭を冷やす程度の散歩」という回答が、そのまま真実だったのでないかと疑ってしまうくらいです。

台詞をどう手直しするにしても、ミスリル入手のためヴェスペル湖まで行かねばならない、という情報を聞いた後での離脱は、無責任と詰られるのが必須。
せめて「船の部品調達を請け負う」と「帝国が封鎖している話を聞く」の間に離脱をしてくれれば、多少擁護できるでしょうか。

【変更案】

グラディオラス
船の手伝いは
おまえらだけでやれそうか

プロンプト
え どしたの?

グラディオラス
悪いが 時間のあるうちに
ちと行きたいところがある

大枠を変えないという制約を守ると、このくらいが限界でしょうか。
目的を話さないのはグラディオの美学として尊重しつつ、勝手に離脱する印象を和らげる方向の提案になりました。

なお、選択肢で「引き留める」を選んだときの、ノクトの台詞が「いつ戻んだよ」という間接的な言い回しなのは、ノクトらしいとは思いますが、「引き留めたい」というプレイヤーの意思と合っていません。「王様を守るのが盾の仕事じゃないのか」くらい言ってやっても良いですよね!

EPISODE グラディオラス予告

というわけで、次回はシリーズ記事を一旦休み、ノクトたちが繰り広げる「Chapter07 三人旅」の裏番組「EPISODE グラディオラス」を遊びたいと思います。


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参考記事

PS4にて4月20日発売予定のリズムアクション「パラッパラッパー」体験版を遊びました。

PARAPPA THE RAPPER体験版

本作は、初代PSで発売された同名ゲームのHD移植版。
PS版「パラッパラッパー」シリーズといえば、「音ゲー」人気の火付け役になったゲームでしたが、私は未プレイ。私が初めて音ゲーを遊んだのは「バスト・ア・ムーブ」でした。

体験版では、フルーシ道場におけるタマネギ先生とのラップバトルという、1ステージのみ遊べます。

タマネギ先生

ぺらぺらした平面のキャラクターがラップを歌いながら踊るという、割とシュールな絵面が面白い作風です。

ただし、HD移植と言いつつ、ストーリーパートの映像はPSのものがそのまま流用されているようです。

パラッパストーリーパート

ブログ記事の掲載サイズに縮小するとさほど気にならないけれど、TV画面で見たときは解像度の違いが一目瞭然。海外アニメ風のストーリーパート自体は良い雰囲気なだけに、これは残念でした。

音ゲーとして見ると、少し戸惑う作りも。
まず、譜面(入力ボタンの指示)は画面上部にありますが、これがカラフルな背景画面に埋没して見難く、最初は指示に気付けなかったくらいです。
その上、譜面自体も一発目から入力が必要など、ちょっと特殊な譜面をしています。これは譜面を見ながらボタンを押すゲームではなく、事前に「お手本」を見て入力するボタンを一瞬で覚え、入力自体はリズムに合わせてするというゲームなんですね!
そう思ってリズムを取ることだけ意識すると、リズミカルなラップ音楽のテンポに心が浮き立ちます。

パラッパ音ゲーパート

ところが、肝心のリズムの判定が妙にアバウト。ボタンを押した後、パラッパ君が少し遅れて反応している感じがあって気になりました。他のゲームでは、ここまで押したタイミングとゲーム中の反応がズレたことがなかったので、不具合を疑ったくらいです。

ゲームとしてはやはり評価が低くなるかなと思いますが、20年前のゲームなのに、キャラクターたちの古臭くなっていないポップなデザインは素晴らしいです。
また、私はこれまでラップ音楽に興味がない……というより苦手に感じていたのですが、英語ラップは純粋にリズムを楽しめて良いな、とわかったのも収穫でした。