• 2009年04月13日登録記事

「ごめんね、しいな。ごめんね」
 少女はその言葉以外、何も語らない。固く口を結び、身を縮め、息も潜め、ただひたすら何かに耐えている。


しいなとコレットのお話、今月中に更新できるかな?
端的にまとめると「コレットは頑固一徹だよね」と言うそれだけのお話なので、どう表現して一本のお話に仕上げるかなと思案中。
しいなと言うキャラは、私が書くと非常に人間的で、基本的に覚悟が足りない「弱い」女です。小説風に書くとこんな感じ。


 しいなとて世界(テセアラ)の為に身を捧げた筈だった。けれど、一方の皿に人の命が乗せられたその時、天秤を投げ出してしまった。
 今も、召喚士として他の者では代わりのない楔を外す契約を行ってはいるが、一人ならきっと逃げ出していた。常に誰かがしいなを叱咤し、助けてくれたから、此処まで来られたのだ。


実際のところ、しいなは一番等身大のキャラで書き易いですね。成長株だから最初みっともなくても、あとで挽回できますし。
コレットには絶対なれないけれど、頑張ればしいなにはなれるかも知れない。そのくらいの存在で、良いのではないでしょうか。

ゼロス題は残り6題の内3つは一応考えてるネタがあるのですが、3つはまったく手付かずです。
書ける物からなんとか仕上げていこうかな。