• 2009年06月登録記事

銀英伝再読の旅が、異動のごたごたにより9巻半ばで止まっていたのですが、本編は一時置いて、創元SF文庫版「銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮」を買いました。

ちなみに、麻生が持っている本編は徳間文庫全10巻です。
徳間ノベルズを新品で入手することが困難だったため、高校時代に文庫を発見して以来、毎月一冊ペースで頑張って買い揃えました。が、徳間文庫では外伝が1巻しか販売されていないため、これは購入せず見送りました。デュエル文庫が出た際は、「ファイナルバージョン」と銘打たれていた事もあり、そちらで本編+外伝を全揃えしようかと思ったのですが、挿絵の存在や分冊化による一冊の薄さが引っ掛かり、足踏み(ユリアンのイゼルローン日記だけ読み直しの為にデュエル文庫で購入しましたが、現在は既に手放しています)。
やがて、改めて創元SF文庫でリリースされる事になった2007年、このシリーズで今度こそ外伝を揃えようと決意……したものの、なかなか外伝刊行に至らず、すっかり存在を忘れていました。
会社帰りに久し振りに本屋に寄ったところ、偶然棚差しの本書を発見し、そういえば、と購入した次第です。

前振りが長くなりましたが、約十年ぶりに読む久し振りの外伝、面白かったです。
確か初読の時は、外伝シリーズは巻が進むごとに退屈だと感じた印象があるのですが、今の年齢になって読み直すと、逆にダレる事なく頁を捲って、直ぐ読み切ってしまいました。
このことについて個人的な見解ですが、外伝は本編より歴史小説的になっているのでは、と思いました。
メインの筋が過去の出来事を読み解くと言う歴史談義である上、この小説自体が本編より過去の出来事であることから、主人公や周囲の後日本編に登場する人々が、作中で失脚したり死亡するような事は絶対ないと分かっていて読みますので、大いに緊迫し盛り上がる事件は起こりません。結果、淡々としている=本編よりつまらない、と言う印象を受けたのでは。でも、田中氏らしい文章と構成を楽しむと言う面白みは、何ら変わらないものであることが、今は分かったのだろうと思います。
思えば、再読の時楽しく読んだ1巻1章も、初読の時はしっかり読み飛ばしました。
勿論、ヤン+アッテンボロー&キャゼルヌ先輩と言う構成が、私の一番大好きな同盟軍メンバーだと言う、単純な好みの問題もあるでしょうけれど、年を取って面白さが分かったと言う点は事実なので、上記のような事ではないかなぁと思います。
尚、解説の石持浅海氏と言う方は、私は推理小説を一切読まないのでまったく知らない方だったのですが、私が以前から悶々と思っていたところを巧く表現してくださってる解説で、これも一読の価値有りでした。

私はスクリーンセーバーは基本的に使わないのですが、最近噂の下記サイトを覗いたところ、Mac対応版も用意されていたので、ちょっと遊んでみました。

http://www.sony.jp/bd/ss/
SONY〈おまかせ・まる録〉スクリーンセーバー

入力したキーワードに関連する画像、テキストをネット上から抽出し、スクリーンセーバーを作成すると言うツール。
キーワードで録画する番組を抽出してくれると言うDVDレコーダーの機能自体は知ってましたが、それをスクリーンセーバーで体験させようと言うアイデアが面白いですね。
魅せ方はスタイリッシュで、なかなか格好よかったです。
取得する画像が限定される&解像度の高い画像が多くヒットするキーワードを入れられれば、それなりの物が出来上がるようです。
テキストは、恐らく見栄えの問題で持ってきてるだけなのでしょう。生成される文章自体は微妙でした(ファンサイトの「転載禁止」文句を拾ったり、センテンスが短い)。

一通り遊んだあとは、容量喰いそうなので既にアンインストール済ですが、そのアンインストール方法の公式説明にちょっと不満。
「システム環境設定で右クリック」出来ないんですけど?
もしかして、OS10.5なら出来るのでしょうか。
control+クリックしても表示が出なかったので、このまま削除出来ないのではと一瞬焦りました。もっとも、名前→ライブラリ→スクリーンセーバーフォルダに入ってるので、Spotlightを使うまでもなく破棄する事が出来ましたけれど、一瞬ドッキリ。
これから試しに入れてみようと言うマック使いさんはご注意ください。

日曜に、宙組博多座とバウ公演のメンバー振り分けが出てましたね。
前回の公演で目を付けた春風弥里が、またも逆転裁判組に取られちゃったのは残念ですが、北翔海莉の二番手役と言う楽しみが確定されたので、不満は申しません!
色々意見(何故アリスを逆裁判組にしない!とか、検事はゴドーなのか?とか)はありますが、今回はあまり先に細かい事は考えず、夏当日を楽しみに待ちたいと思います。

【第7場 ヨン・ホゲの帰還】
ヨン家ではホゲとキハの婚礼が公表され、宴が催される。
宴に潜り込んだスジニは、キハにタムドクと会ってヨリを戻すように頼む……

神器は見つからないものの、蛮族討伐と言う大義名分の方は成果を上げたので、祝宴なんですね。それなのに五部族の長達がいないのは、彼等がヨン家の独断専行に愛想尽いたことを表しているのかな。
上手下手から登場した二人は、同時に正面に向き直っているのだと思っていたら、キハがスッと視線を外した後、昏い瞳で彼女の顔をじっと観ていたホゲが遅れて向き直るんですね。情念を感じます。
「貴方こそ、他に好きな人がいるのでは」と問うて、「俺が愛したのは炎の巫女」と返されたキハ。彼女は、先程の質問がホゲを傷つけた事を自覚したでしょうか? 確かに、ホゲが想う相手はキハとは言い切れないのですが、それでもやはりキハ以外の誰でもないのですよね。
ポスター写真で使われているこの紫の鎧衣装、あまり色味に華やかさはないのですが、肩当ての為に立派な肩幅が強調されて、格好いいです。
ところで、「お前の子供の父になれば朱雀の神器は俺の物」と言う歌詞の意味が分かりません。プルキルは「王になられた暁に献上」と言っていたのに新たな条件をつけたのか、それとも妻の物は夫の物と言うことなのか……。
そう言えば乾杯の前後、ホゲとキハの真後ろにプルキルがいる事にDVDで初めて気付きました。凄い豪華な三角図に吃驚。と同時に、舞台で2度とも見逃してた事を知って更に吃驚。どれだけ偏った視界の持ち主なのでしょうか。
でも一度気付くとこの構図、凄く巧い演出だと感心しました。あくまでプルキルの掌の中、と言う状態を言葉を使わずに表現してますね。
キハとスジニが語らう後ろの人々アングルをDLCして欲しい!と思って悶々としつつ、此処もオペラで後ろだけ観た時の記憶を大事にしたいと思います。
尚、イルスも登場してるのですが余り映り込まないので、歓談タイミングになった瞬間ホゲ様のところに一早く飛んでいって「おめでとうございます!」と言ってる姿程度しか確認出来ませんでした。マイク入ってない筈なのに、かなりはっきり音声が収録されてるので、相当勢い込んでお祝いを述べてるんだなと微笑ましくなります。

【第8場 大殿】
スジニの手引きでタムドクとキハは密会する。
キハはタムドクの未練を断ち切るためお腹の子供をホゲの子だと偽り、代わりに王座につくため必要な朱雀の神器を差し出す。しかしタムドクは受け取れないと断り、キハを帰す……

この玉座、孤独ですね。
一幕でヤン王に対して「そんな王になりたくない」と言っていたのに、この時は「愛する人を疑ってばかり」になってしまってる。タムドクにはあまり魅力を感じない私でも、この歌と寂寥感には可哀想だなぁと思います。
キハがワザとらしく零した「お腹の子供」と言う言葉に目を剥いた後、「ヨン・ホゲ様の」と言われて口をパクパクさせているのが笑えます。オペラ使わなくても顔芸が目立つ真飛なので、DVDのアップはとんでもない事に。
別れ話に「それだけで良いんだ」と言うのは、表情をよく見ると、その台詞は自分にこそ言い聞かせているのが分かりますね。
会話は相変わらず小池先生クオリティで話が噛み合っていない物の、「(朱雀の神器を)お前からは受け取れない」と言い、神器はキハ以外から受け取ると言うフラグを立てている点はお見事と思いました。

「たまごスクランブル」に関する基本事項はこちら

タロット紹介その7。
その5記載の通り、カード効果に関しては、移動中に使用出来るかどうかも含めて、ほぼ未定部分。
詳細説明はメインストーリーのネタバレ含みます。

17【スター】
能力:(移動中)辺りの照明を普通の状態に戻す。(戦闘)敵BFに物理攻撃(星が降るエフェクト)。
性格:お兄さん。ムーンに頭が上がらない。
前世:ムーンとサンの死後、野党を殲滅し、復讐を遂げた後自死。
入手:85階に登場。サンとムーンと一緒だったが逸れてしまった為、ここで待っている。サンとムーンがいないと、カード化を拒否。二人のカードを所有しているとカードに戻る。

18【ムーン】
能力:(移動中)辺りの照明を暗くする。暗視能力のない魔物は主人公を追尾しなくなる。
性格:お姉さん。
前世:サンとピクニックに出掛け、野党に殺害される。
入手:未定

19【サン】
能力:(移動中)辺りの照明を明るくする。魔物に見つかりやすくなる。
性格:元気で無垢な子供。好奇心に溢れている。ちょっと負けず嫌い。スター、サンとはぐれてしまった事に気付かないでいる。
前世:ムーンととピクニックに出掛け、野党に殺害される。
入手:未定

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