• 2011年05月登録記事

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北海道スイートオーケストラのチーズケーキ「おもっちーず」。

写真では少し潰れてしまっていますが、四角いチーズケーキです。
箱に入った状態が白いギモーブみたいで可愛かったのですが、うっかり開封してからカメラを思い出しました。

味は確かにチーズなのに、大福のような食感で柔らかくまったりした不思議な食べ物。それでいて、意外と後味はさっぱり爽やかさがあり、なかなか美味です。クリームチーズではなく、プロセスチーズの味でした。チーズ好きで餅好きの方は是非一度お試しください。
1箱に6個入り。やや小さめですが、沢山食べると飽きそうなので、丁度いいサイズだと思います。
箱から取り出し難い点だけ難儀しました。

ネーミングとしては「もちーず」でも良さそうだな、と思いましたが、結構似たような商品名あるんですね。
最近流行の餅食感系で、似たような商品名が氾濫したのか……。

4Gamer.net 松野泰己インタビュー
http://www.4gamer.net/games/116/G011621/20110426090/

遅まきながら、読みました。
「タクティクスオウガの企画書」を高画質版でじっくり読めるのが嬉しいです。Twitpicだと文字が荒れて、読み難かったんですよね。
デニムの設定は微妙に変わったんだなと分かりますが、概ね企画通りに出来てるんですね。
「運命の輪」は色々な要素の調整に首を傾げる所がありましたが、なんだかんだ言ってファンなので楽しんだし、次回作に繋がるようまだまだお布施もする方針です。

で、そのお布施対象ですが、4月28日から発売延期していた画集「タクティクスオウガ 運命の輪 Art Works」が間もなく発売ですね。
待ち遠しく指折り数える感じです。吉田明彦氏は職業デザイナーだから画集を出さない主義、と風の噂に聞いていただけに、本当に嬉しいですね。

一方、電撃のファンブックは6月11日発売(224頁オール4色)で決定ですね。
こちらは文字成分が多いみたいで、活字好きとしてはこれも楽しみです。とにかく濃い内容であることを祈ります。

プランタン銀座内のフレンチ「Le Dessert Faux plus tawawa mignion」をランチ使用してみました。
http://www.tawawa.co.jp/

店内はかなり小さめ。カウンターが入っているので、余計にそう感じたのかも知れません。
サイトには掲載されていませんが、来店すると「フォアグラバーグのコース」(2980円)があったため、そちらを頂いてみました。
内容は下記の通りです。
オードブル/パン/スープ/サラダ/フォアグラバーグ/デザート(チーズケーキとブラマンジェ)/コーヒーまたは紅茶
パンは自家製と言うことで、熱々のふわふわ。少しミルク感があり美味しかったです。冷めないように籠に入って出てくるのも可愛いポイント。
サラダドレッシングが苺と林檎を使用しているとのことで、甘かったのは吃驚しましたが、新鮮でした。
フォアグラバーグは、予想外に大きく、大変柔らかかったです。中のフォアグラはちゃんと味わえるサイズだったので妥当。

特別飛び抜けた味ではありませんが、この品目かつ土地柄を考えると格安感があり、普段使いとして及第点。
女子会でしたら、食事がデザートプレートのような盛り付けで出て来る「ケーキ見立てコース」が楽しいだろうと思います。
私が食べたコースでも、皿やデザートスプーンなどのモチーフもハート揃いでしたので、全体に女性向けでした。スープの器までハート形なのは、少々食べ難いと思いましたが……。男性だけで食べに来てもこの盛り付けなのでしょうか。ちょっと気になります。

葉鳥ビスコ作「桜蘭高校ホスト部 18」

ホスト部最終刊。

大団円ハッピーエンド+後日談と言う構成です。
終盤はシリアスな展開が続いていましたが、久し振りのホスト部活動や初デートなど、初期のノリでバカ全開で面白かったです。
連載物でしたが、展開に安心感があり、最初から最後まで概ね楽しく読めたなと思います。嫌いなキャラが殆どおらず、嫌な奴ポジションの鳳秋人すら、番外編ラストの帰国一コマの情けなさで可愛く見えました。

「女子陣がハルヒの正体に気付いていなかった」と言うオチは、仮面舞踏会の段階で読めていたので、むしろ鏡夜すらその勘違いに気付いていなかったことに驚きました。
ボストンまで来てホスト部メンバーでつるんでいたら、世界が広がらないぞと苦言を呈しつつも、これは少女漫画らしい幸せのループなのだろうなと思います。
現実離れした夢々しさを味わえる作品でした。

ちなみに、没ネタの「モリ先輩だけ無意味に大ゴマ」。個人的には是非作中で観たかったです(笑)。

(追記)
そう言えば、最終刊で今更ヅカ部が出て来るとは思わなかったなぁ。
あと、描き下ろしの未来予想図でいきなり本編のネタバレ(悟の台詞)されたのは吃驚しました。

 深夜のカジノで、回転盤にボールを投げ込む音が響いた。
 軽快な音を立てて走ったボールが、やがて勢いを失いポケットへ吸い込まれていく。エミールは見えざる客にボールの落ちた数字を告げた。
 無論、プレイマットの上には一枚のチップも張られていない。だが視線を向けたそこに赤のチップが置かれているような気がして、エミールは瞼を閉じた。
 あんな惨めなゲームは初めてだった。
 何度投げても、あの客が張った数字にばかりボールは落ちていった。まるで負ける為に投げているような恐怖がエミールを襲い、誰でも良いから代わってくれと叫び出すところだった。
 その時、不意に扉が開く音がして、エミールは顔を上げた。
「まだ着替えてなかったのか」
 扉から顔を覗かせたのはサッシャだった。間もなく夜間外出禁止時間だと言うのに、エミールが出てくるのを待っていたらしい。無論、エミールはその理由を知っていた。同じ店で働く仲間と言うだけでない、もう一つの顔を彼等は共有している。
「ああ……いや、もう帰る」
 だが、エミールは緩く首を振った。こんな日は、する事を変えても碌な事にならない。水でも浴びて寝てしまうほかない。
 蝶ネクタイを緩めて息を吐き出す。それだけの動作が億劫で、顔を顰めた。
「おい、本気か? 冗談だろ?」
 眼差しの奥に常以上に強い光を見つけ、エミールは戸惑った。今夜の集会は、他の地域で活動する同志との情報交換でも、予定されていただろうか。
「そうか、お前表に来てないから知らないのか」
 なにを納得したのか、サッシャは二度頷くと、誰もいないカジノを見渡してから、大股でエミールに近付く。そして囁くように小さく、けれど軽快な音で彼は告げた。
「ヴィクター・ラズロが来てる!」
 職業柄表情が変わり難いエミールも、さすがに瞠目しサッシャを見た。
「集会に来られるのか? 見張りがついてるだろう」
 ナチスの収容所脱出に成功した英雄の周囲には、崇拝者の数だけ監視の眼も付いているはずだ。


以前(2010年1月20日記事「深夜のカジノにて」)書き掛け途中のままにしていた宙組公演「カサブランカ」SSの続き。タイトルは変更しました。
この後オーナー登場ですが、会話や展開の細かいところが決まっていないので、いつ出来上がるやら……。