• 2014年01月登録記事

現在地:開発チーム救出後(天地戦争時代)

グレードマイナスが続いて悲しい改変現代を終え、天地戦争時代に突入しました。
この時代の嫌な点は、地上軍拠点と物資保管庫の往復です。行きはまだ良いのですが、帰り道でいつも迷います。フィールドの隆起が激しく、特定の方角へ真っ直ぐ進むことができないのです。ベルクラントの砲撃による地殻変動を表しているのでしょうけれど……。物語上、何度も往復させられるのも辛いところ。「パッと行く?」の選択肢が欲しいです。

一方、物語的には熱くなってきています。
ハロルドの加入も他シリーズにない味わいを加えているけれど、何と言ってもカイルたちの目標がひとつに定まり邁進しているところなので、勢いがあって楽しいです。

ただ、リアルタイムで遊んだ頃にも似たようなことを書いた気がしますが、今回も「改変現代に生きている人々の幸せを全否定する」ところに引っ掛かりました。確かに、完成形である「夢の世界」は行き過ぎているけれど、ドーム内の生活は、ひとつの幸せの形だと思うのです。
エルレインの凄いところは、最初にとった「奇跡を示して人々の信仰を得る」という方法が完璧でなかったことを受け、方針は変えず方法を修正して完璧な世界を作り直した点だと思います。結果として、10年後の未来とは違い、人々が心から幸福を感じて笑顔で暮らしている社会ができたのですよね。
勿論、その為に元の歴史を変えているというのは庇いきれない瑕疵なので、そこを重点的に指摘すれば、カイルたちが拒絶する気持ちに寄り添えたと思うのですけれど。

たまに、改変現代の都市内イベントを書いたライターと、光のほこら以降のライターは違うのでは?と思います。
リアラの心情が、黄昏都市レアルタと光のほこらで巧く繋がらないんです。
改変現代でのパーティ全員によるリアラの意見潰しに比べたら、よく取沙汰されるカイルの「ただの腰抜けだ!」発言なんて、クレメンテ将軍やハロルドによるフォローがあって、カイルの成長を生む為に敢えてさせた暴言だと思っています。実際、1000年後に彼もディムロスと同じ決断をするわけですしね。

戦闘面では、ダンタリオンに超苦戦しました。勿論負けはしなかったけれど、難易度NORMALに落としているのに、グレード-10というひどい結果で、思わずやり直そうかと思いました。
天地戦争時代では、それなりにグレードを稼げているものの、コンボ関係称号が取れません。カイル・ロニ・ハロルドが「コンボハンター(50HIT)」を取ったのみ。
純粋にコンボが途切れてしまうという腕前の問題もありますし、レベルが上がっているので、最高に巧く繋いでも90HITで終わってしまいました。コンボを決めやすい敵「プロトタイプ」の出現率の低さ(あるいは自分のリアルラックの低さ)も泣きたくなります。

秘奥義を安定的に出せるようになったことで、カットインが変わったことに気付きました。
元のセピア調のカットイン(TOE、TOD2)が好きだったので、アニメ絵調カットインは少し残念ですが。どうせ差し替わるなら、全身カットインが良かったなぁ。

ARROW TREEのケーキ2種類。
http://www.arrow-tree.com

単品写真だと分かりにくいですが、かなり大きめで、食べごたえがあります。
大きなイチゴを丸ごと使っているので、どうしても大きくなるのでしょうね。
2人で分けるくらいが適正サイズかも。

神戸ムースリーヌ

ムースリーヌ

クリームムースリーヌは、カスタードクリーム・生クリーム・バタークリームの間の子。濃厚さとフレッシュな味わいが同居しています。

過去に掲載したスイーツで表現すると、クレマカタラーナに似ています。
黄身が強く出ているスポンジはしっとり。表面には薄い層が重ねられているのですが、個人的には、ここにカラメルのしゃりっとした食感を入れてもらえると良かったかなと思います。

あまおうショート

ショート

生クリームは、極限までホイップされて軽く、美味しかったです。
ただ、スポンジ生地はふわっとしているけれど、舌先にざらつきが残る感じだったので、この二つは少し合っていない気がしました。

どちらも甘いのですが、後味はさっぱり。
技巧を凝らしているということもなく、割とスタンダードな味のケーキだと思います。

ペイトン著「バラの構図」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
田舎に引っ越した少年ティムは、自分と同じ「T.R.I.」という頭文字が入った絵と墓を見つけてから、その少年トムの幻を見るようになる。幻に導かれ、60年前に亡くなったトム少年の生き方と死の理由を探るうちに、ティムは自分の生きる道を見出だしていく。

ペイトン作品で、初めて読了後にホッとしました。
とても等身大で、現代日本の青少年にも通じるリアルな感覚のお話だと思いました。

絵を描く才能を持っているけれど、金持ちで恵まれているけれど敷かれた道に迷っている少年ティムと、貧乏で暇なしで苦労しているけれど特に生活に疑問を持たない少年トムという2人が交互に描かれ、似ているところ、違うところを様々に感じさせます。
トム側のエピソードは、早世するとわかっているためか、どこか暗い寒さがずっとあり、モノトーンの世界で脳裏に描かれるのが印象的でした。

最終的に、ティムは親に敷かれたエリートコースは拒否するものの、貧しい労働者の生活を良しとして淡々と生きることもない、どちらも求める自分を認めているところが良いと思いました。

現在地:蒼天都市ヴァンジェロ(改変現代)
レベルは高めキープで33。

ここまでは順調に進んでいます。
お話のテンポがいいので、2・3周したときも、ここまでは一気に進んだ記憶があります。問題は、この後の天地戦争時代。ダンジョンの仕掛けもボスも面倒になってくるので、その辺で止まりそうな気がします……。

だんだんカイルが男前になってきました。彼は物語中にたくさん間違えるし、失礼な発言も多いけれど、成長率がすごく高いんですよね。
一方のリアラは、逆にだんだんブレていくキャラで残念。
10年後の未来のアイグレッテや、改変現代を擁護するリアラは、私は割と好きです。彼女はもともと神の御使いなのだから、「神が与える幸せ」を肯定するのは当たり前だと思っています。だけれど中盤以降、幸福の判断をカイルに任せてしまうのは弁明できないんですよね。「英雄による救い」を幸福と判断した聖女だから、カイルの判断に従うと理由付けはできるけれど、キャラクターとしてはそれが魅力にならないという……。
カイルが10年後の未来の時点で「そんな神さまならいらないよ」と結論を出していることにオッと思いました。

慣れると意外に短い10年後の未来から帰還。
地上軍拠点跡地はリアラなしで攻略することを忘れていて、良い装備を付けたまま分かれてしまいました。回復役がロニってのが、癒されないんですよね(笑)。

相変わらず、通常戦闘はSECOND、ボス戦はNORMALという安全策で進めています。
が、最近通常戦闘でGRADEがマイナスになりがち。
警戒していたサブノック&オセ戦は普通に倒せました。
エルレインも、ガードは固かったけれど攻撃力はそこまで強くなかったかな。
命中を上げる称号が手に入った後なら、ボス戦もSECONDで突入してみたいところです。

改変現代で最初に遭遇した雑魚敵が「ビヤーキー」「ハスター」だったのでビックリしました。テイルズオブシリーズでクトゥルフネタは、TOD2が初出かしら?

ペイトン著「運命の馬ダークリング」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
貧しい家庭の末子ジェニーは、トラブルメーカーの祖父が競り落としたサラブレッド・ダークリングのため、厩舎員として働くなるようになる。母との軋轢や彼女以外の人間には懐かない馬に苦労するも、遂にダークリングがレースで優勝し、莫大な賞金を獲得する。だが田舎に一人残された祖父が癌であることを知ったジェニーは、恋人とダークリングの渡米を見送り、一人祖父のもとに残ることを選ぶ。

半生を捧げた競走馬に報われるシンデレラストーリーかと思いきや、最後に寂しさが残ります。
ただ、このお話はあくまでジェニーの人生の一部であって、今後はまた未来が開けるかもしれないんですよね。
確かに、恋人のゴダードとは、離れ離れになったら巧くいかないだろうけれど、その代わりに半分血の繋がっている弟という、絶対に消えない絆を手に入れたわけだし、どちらがいいのか分からないなぁ。

2作目ですが、非常にペイトン作品っぽい感じ、という印象を受けました。
女性たちはエゴが強く、結構スキャンダラスな要素もあり、好き嫌いで言えばあまり受け付けないタイプ。
それでもジェニーは主人公なので心情がしっかり描写されていて、それなりに共感もできるのですが、主人公の母親は最後まで苦手でした。
ちょっと感心したのは、祖父マーフィーの描写です。本当にトラブルメーカーで、身近にいたら勘弁してほしい感じですが、どこか愛嬌もあって本気では憎めませんでした。

そして、単に馬愛好家だった「フランバーズ屋敷の人々」と違い、こちらは馬で生計を立てる話なので、馬の描写に一層力が入っています。
私は競走馬育生を描いた漫画「じゃじゃ馬グルーミンUP!」を読んでいるので、そちらで見た厩舎や競りのイメージと合わせながら、楽しく読めました。