• 2014年04月登録記事

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11月は全体的に留守電が多く、まずはコールを繋ぐ事自体に苦労しました。
また、ようやく繋がって本人と顔を合わせたと思っても、別の電話中だったりして断られることも多く、なかなか会話に至りませんでした。
最低1日の間を空けてコールしているので、余計にタイミングが合わないのかもしれません。
間を空けているのは、毎日コールするとストーカーチックだと思ったための配慮です。相手はゲームのキャラクターなのだから、毎日毎時間電話してみても犯罪にはなりませんが、妙にリアル感のあるキャラクターなので、しつこくすると着信拒否されそうだと感じています。

リアル感と言えば、代歩と会話中、彼女の飼い猫(たらふく)に乱入されて微笑ましい気持ちになりました。代歩の部屋だと「猫リセット」も発生しそうですね。

恵壬とも会話してみました。
ただ、初めてコールした日から普通に知人のようなノリで喋っていたので、プレイヤーと3人娘はどういう関係なのか、疑問に感じました。
まぁ、このゲームには「フラグ管理」がないようで、彼女たちの生活がまずあり、繋がる日に電話すると、その前にいつ連絡したかは関係なく決まった会話が発生するみたいですね。
つまり、単純に恵壬の初回コールを見逃したのだと思います。

代歩と恵壬の両方と話していると、会話ボールを送るタイミングが少し違う気がします。
実際はそこまで作り込まれていないかもしれないけれど、そう感じさせるというところが面白いです。
ちなみに、慣れの差で、代歩の方が繋ぎやすいかな? 今のところ、5分近く喋れたのが最高記録です。

後半は2人とも捕まらず、月末にようやく代歩に会えたのですが「恵壬に電話しようと思いながら勇気が出ないところ。お喋りする気分じゃない」と着信を切られてしまいました。
なにかあったのか?と気になりましたが、相手の恵壬は留守電になっているし、由香のIDは知らないまま進んでしまったので、結局謎のままです……。

制服に着替えた後も、寮の前にいる女の子たちとカードバトルを繰り返していたのですが、やはりもう少し強いカードや手応えがある人と戦いたい欲が出て来たので、先に進めました。

プレイ時間が2桁突入した段階でようやく、SeeDに。
就任時ランクは5です。

SeeD試験結果

攻撃力0ptって酷いですね。たぶん、スコールにはアビリティ「カード」を付けていて、それで決着を付けるようにしてるからでしょう。
……と推測は出来たけれど、なんだか悔しかったので、試験でランク10まで上げてみました。

序盤のスコールの印象が悪いのは分かっていましたが、いちいち「〜とお前は言う」とでも言いたそうなキスティスに茶々を入れられている気がして、少し反発を覚えました。
生徒を理解しているアピールをしたいのかな。それが、結局は生徒本人から嫌がられて、指導力不足という評価に繋がるのかも知れません。

真面目にRPGとして先に遊ぶと、エンカウント率の高さと、頻繁なロードによるテンポ悪化、プリレンダCGの中でキャラクターを動かすことによる方向感覚失調など、ちょっと操作性の悪さが気になりました。
もっとも、この辺は古いゲームだから仕方ないかな。
ムービーシーンに音声がないことは、今となっては逆に面白く感じますね。

ドールでの戦いの間、月が凄く近いと実感したり、白いSeeDがこんな序盤で登場していることに気付いたり、シナリオブックの文字情報だけでは印象に残らなかったプレイの実感を得ています。
動いているゼルとセルフィには、この2人がSeeDになっていいのか、不安になりましたけれどね!

朝、Seedとしての初任務を受けたところでなぜかランク12に上がりました。夜の訓練場のボス退治の成果かな? タイミングとしては少し遅いので、何が影響してランクに変動が起きるのか分かりませんが。
で、現在はゼルの母親と連戦中です。
ゼルのカードを譲り受けるまで、任地には行かないもんよ!

赤澤竜也著「吹部!」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
廃部寸前の吹奏楽部に所属する2年生・鏑木沙耶は、「全日本吹奏楽コンクール」を目指すという新任顧問・三田村から無理矢理部長に任命された。強引な三田村に振り回され、衝突しながらも、次第に部員たちは本気でコンクール優勝の夢に向かって一体になり、遂に都大会に出場する。

「ドラフィル!」に引き続き音楽小説。こちらは明快な青春ストーリー。
顧問である三田村(ミタセン)が生徒に対して強引なタイプで、私の苦手なタイプそのものだった上に、沙耶がミタセンに押し切られて希望しないポジションに追い込まれていくのが嫌で、最初は読むのを止めようかと思いながら読みました。
しかし中盤を過ぎて、今度はご都合展開だけれど、生徒の側がやる気になって一丸となっていくから、若いパワーと一体感を味わえて楽しかったです。
音楽小説としては、コンクールの課題曲がなにかも描かれておらず、ただ演奏や指導シーンが続くだけで、あまり真実味がないし、そもそも4月に部員獲得を始めて、夏の予選に間に合うのかと突っ込みたくもなるけれど、部活小説としては面白かったです。

文章は、沙耶または西大寺の一人称形式。
ほとんど単文で構成されている印象で、描写としての厚みはない代わりに、サクサクとテンポよく分かりやすいです。

全体的にキャラクターが濃いです。
私の好みだと、「1人軽音楽部」状態でドラムを叩いていた榊が面白いかな。もっとも、最後に愛用ドラムの「健太」を失うトラブルは、取って付けたようなエピソードだと思いました。

ゲームアーカイブス「ノエル ノットデジタル」を始めました。
→NOeL NOT DiGITAL ソフトウェアカタログ

ビジュアルフォン(TV電話)で女の子たちと会話をするゲーム。
公式のジャンルとしてはシミュレーションですが、ADVと言われた方がしっくりくるかしら。

起動したら「ディスク2を入れてください」から始まってビックリしました。
しかも、OPアニメーションが終わると、またディスク1に入れ替えさせられるという仕様。どうやら、アニメーションは全部ディスク2、会話するゲーム部分はディスク1となっているようです。女の子たちは時折ビデオレターを送って来てくれるので、それを見たい時はディスク2に入れ替える必要があるんですね。

さて、肝心のゲームシステムに関しては、「タイミングを見計らって会話ボールを投げる」という基礎知識はある状態で始めたのですが、最初はまったく操作が分からず、お手上げになりました。

システムメニュー
(画面注釈)そもそも全体的に不親切。

初日(25日)に代歩から掛かってきた電話は、なにも会話ボールを持っていないからと聞き流し、次から本番と思いきや、27日も同じ結果に。ここでようやく、何か間違っているらしいと気付きました。
キーワード検索で作中のネットワークから色々拾ってくることができるようなので、そこで会話ボールを見付けるのかと思って色々試行錯誤しましたが、違う模様。
説明書は文字が小さい上に複雑怪奇な書きかたなので読む気が起きず、結局ネットでプレイ動画を確認してしまいました。
……まず、彼女たちの喋りに応じて画面左下に出てくる会話の種(会話ボール)を拾わねばならなかったんですね。まったく左下の動きに気付いていませんでした。

実際に自分でやってみると、とんでもなく忙しないゲームです。
そして、とても凄いゲームでした。
最初は通話時間が1分もなかったのが、しっかり会話ボールを拾って返していくと、3〜4分は続くように。
よく喋るし、よく動くし、プレイヤー側の台詞がなにもないことを除けば、非常に自然です。

ビジュアルフォン

しかし、次に電話する日の約束をして貰えなくなってからは、当てなく日参したり、迷惑っぽいので少し控えてみたりと、電話を掛ける日時自体で悩まされて、掛けても留守電だったり都合が悪くて直ぐ切られてしまったり、結構大変。

会話相手の女の子たちは、若干バブル期を感じるキャラクターですが、お侠な代歩、変わり者の由香、お姉さん気質の恵壬と、巧く属性が分かれているし、最近の「萌え」とは違うリアルな雰囲気があって面白いですね。
結構赤裸々な話をしてくれるので、女子高生の素顔を暴いているような感じがしてきます。
なお、ずっと代歩を相手に掛けていて、他の2人のアドレスは知らないままでいたのですが、10月中盤過ぎから、なぜか恵壬にも電話を掛けられるようになっていました。
もしかすると、日にちを飛ばし過ぎてなにか見逃したのかもしれません。

3度目の正直で、エンディングに辿り着きました。
結婚相手はフローラです。最終月になって快癒したリナリアが相手になると劇的だな、と思ったのですが、彼女は花嫁相手ではないのですね。沢山女の子が出てくるのに、結婚できる相手は少ないのが少し残念です。

やり直し後、前回は国内のイベントを探し歩いたので、今回は国外を探索するようにしてみました。
これが功を奏して、遂に魔王城への道を発見。

魔王城への道が発見されました

リセット前同様マーガレットとリコリスを助けて後顧の憂いをなくしたあと、魔王城へ向けて出陣しました。
そして、直接対決の時が——

魔王戦

かなりの強敵でしたが、補助魔法の重ねがけで防御を整え、なんとか倒すことが出来ました。
なお、魔王のお供モンスターは倒しても復活しますが、復活後は体力が非常に低くなっているため、割と簡単に倒せます。お供モンスターは回復魔法を持っているので、先に倒しておいた方が良いかと思います。

魔王を倒して戻って来ても、王国経営は続くんですね。
魔王を倒すことはゲームクリアに必須の要素であり、王国を維持する為にも必要だけれど、王子の試練自体は2年の王国経営なのですね。
とは言えBADエンド回避が確定したので、後は任期満了までできることを積み上げていくだけ。
3月10日にリナリアの快復も確認できました。
見てないイベントは伝説の剣と、デイジー関係、余生の粉の後日談ですね。スカーレットと仲違いしている期間が長かったせいか、前回あった「余生の粉」に関するイベントは発生しなかったのでした。
そういえば、後半では学校に行ってもジャスミンが登場しなくて、寂しかったです。デイジーも不在のまま終わってしまいました。

ということで、総評です。

一言で言えば、良くできた小品。

  • 王国経営をして国土開発する
  • 魔王を倒す
  • 花嫁候補の女の子と仲良くなる

という3つの要素の美味しい所取りをしています。
国土開発ゲームだと思ってそれを中心に実行していたら、意外と他の2つの比重が高く、バッドEDに直行したのでビックリしました。
チュートリアルもあるけれど、実際に試行錯誤していると攻略法は違うことが見えてきます。決して不親切なのではなく、自分で攻略していく手応えを感じました。トライアル&エラーを繰り返す内に、コツが分かってくるのです。つまり、周回前提ゲームですね。イベントスキップは出来ませんが、1周1イベントが短いため、複数回プレイも苦になりません。

唯一の難点は、戦闘でした。
エンディングを迎える為には絶対に魔王を倒さねばならず、調査(フィールドの探索)は避けて通れません。
調査する土地で1回と、その土地に到着するまでにランダムで数回戦闘が発生するのですが、この雑魚遭遇戦の頻度が高いのです。
平均して、片道日数の2日に1回の頻度で戦闘が起きます。最後の魔王城へ行くまでは、なんと7戦も雑魚遭遇戦がありました。
エンカウントが高いゲームは他にもありますが、このゲームの場合、戦闘に下記の問題点があるのです。

  • 戦闘で得るものがない
  • 雑魚の体力が多いため、1回の戦闘に時間がかかる
  • 戦闘が作業的

1点目に関して補足すると、実際はランダムで換金アイテムが手に入るのですが、巧く攻略していると後半はお金が余り気味で、必要がありません。このゲームでは「経験値によるレベルアップ」という要素がないため、戦闘を繰り返しても得にならないのです。
経験値によるレベルアップがないため、戦闘能力の強化は装備品頼り。それも露天商のアイテムを一通り買ったら頭打ちになるため、雑魚を簡単に倒せるようになる日は来ません。
これらの問題は、戦闘システム自体が面白ければ解消できるのですが……。

最後に不満を書き連ねてしまいましたが、変に凝っていないお陰で遊びやすいとか、補助魔法が意外と重要だとか、実は全体に掛けられるとか、戦闘も渋い面白味はあります。恐らくこの不満は、魔王を倒すため終盤に戦闘回数が著しく増えたせいなので、国の経営と巧く織り交ぜて少しずつやっていけば、そんなに気にならないでしょう。
トータル的には、スーパーファミコン時代の残り香がある、オススメできるゲームでした。