• 2017年07月登録記事

週後半の5本。急遽2本足してしまったので、私にしては、ちょっと物量多目です。

天元突破グレンラガン(再放送)

http://www.gurren-lagann.net/tv/

10年前の作品でも、新作と遜色なく観られることにまず驚きました。
「面白い」「熱い」と言われるのが納得の1話で、中島かずき氏らしいスピード感と台詞回しが舞台好きのテンションを上げてきます。
と同時に、地上を知らず黙々と地下を掘って生活するシモンの姿に、「ブレスオブファイア5 ドラゴンクォーター」を彷彿とさせられて、一気に気に入りました。

再放送アニメは、リアルタイム性に欠けるため、なかなか最後まで視聴意欲を維持できないのですが、週後半の視聴対象として最有力候補が一本目に来ました。

最遊記RELOAD BLAST

http://saiyuki-rb.jp

原作や過去作は未見。とはいえ、90年代の有名作品で、自動車や銃が出てくるとか、三蔵が生臭坊主だとか言う点は知っていたためか、違和感がないだけでなく、初めてなのになぜか懐かしい気持ちで観られました。
世界設定やキャラクター性、雰囲気を掴む目的は達せられる1話です。しかし、長い旅の一部分という感じの導入で、4期から観ようと言う意欲は湧かなかったかなぁ。
おまけアニメ(ウラ最)は好きなノリでした。

RWBY VOLUME1-3 THE BEGINNING

http://rwby.jp

「赤髪の白雪姫」の放送時にCMしていて、ケレン味溢れる画面に魅せられた作品。
実は視聴するのが初の3DCGアニメということで、多少不安もあったのですが、それほど違和感なく「こういう作画のアニメ」と認識できました。
テンポが良すぎて、ちょっと何を言っているのかわからない箇所もあったけれど、全体的には良いノリで、今後も期待しています。

将国のアルタイル

http://project-altair.com

タイトルで「戦記もの」と判断して録画。少年主人公の国がオスマン・トルコ風で、鷲が出てくるとか、微妙に「アルスラーン戦記」を彷彿とさせられるのは、良かったのかどうか……。

ナレーションで広げたスケールに対し、話数が足りない危惧を抱きましたが、2クールらしいので安心ですね。ただし、私の視聴意欲が保たない可能性が高く、悩むところです。
1話は作品の世界観と情勢紹介でしたが、マフムートがどんな功績をあげて将軍になったのか、といった経緯は今後明かされるのでしょうか。それから、まだマフムートとカリル将軍しか人となりがわからないけれど、戦記物の場合、できれば、主人公以外で味方に有能なキャラクターが欲しいところです。個人的には「毒薬の将軍」の異名の由来が気になりました。

ボールルームへようこそ

http://ballroom-official.jp

この夏開始の最後を飾ったのは、社交ダンスもの。割とスポ根でした。試合シーンは華やかに、練習では真っ当に踊りを描写していて好感が持てます。
OPを見た感じ、単に練習だけでなく競技に出場するのだろうけれど、どんな物語が展開されるのかも読めなくて期待の一本。
ただし、主人公が貧しい家庭の子供だという設定や、過去に見た作品の影響で、ダンス競技ものは人間関係が荒れる印象があることから、若干不安もあります。あと、主人公が共感できないタイプなのも、少し気になるかな。

クリアしました。

スターオーシャン5集合写真

ラスボスとの戦いは、途中イベント挿入があって変身していく形式でしたが、ちょうど気絶させた状態でイベントが発生したら、頭の上に星が回っていて笑いました。

ラスボス戦

HPは多かったけれど、味方の戦力が充実していたせいか、それほど強く感じなかったし、発言も小物なラスボスでした。

エマーソンの語りによるエンディング自体は、シンプルながら良かったです。
途中、アンヌについて「顔で選んだのに使える人材だった」と述懐する箇所があり、フェミニスト団体に怒られるぞと思いました(笑)。最後まで、失言王でした。
到達したのは、ミキとのその後が描かれるエンディング「理想の未来」です。

ミキED

肝心のリリアは、その後どうなったのでしょうか……。

短いと聞いていたけれど、「クエストComplete」のトロフィー取得に手間取ったので、クリア時間は30時間を超えました。
ただし、体感として半分は移動時間です。
大掛かりな移動は、途中から転送(ワープ)機能が追加されて解決するけれど、転送先が「街の入口前」だったりするため、転送後わざわざ後ろを向いて街に入らないといけない作りなどは、非常に疑問でした。チャールズ・D・ゴールへの転送は街中でも指示できるので、未開惑星保護という設定を大事にしているわけでも無いし、単に不便なだけでした。
街中でキャラクターたちと会話するイベント(PA)は、散開/集合の指示を宿屋前で出さないといけないのが面倒で、中盤以降ほぼ無視しました。散開くらい、いつでも指示させて欲しいです。

以下、総評です。

バグがある訳でなく、非リアル調とはいえグラフィックも綺麗で、仲間への不快感もなく、サクサクレベルも上がる仕様で、これといってプレイに支障は無いのに、どうにもプレイ意欲が湧かないゲームでした。
最後までプレイできたのは、記事を完遂するというゲーム外の目的があったからに他なりません。

“エモーション

なぜつまらないのかと言えば、本作ならではの魅力がないのに、戦闘を筆頭としたシステムや物語への不満が目につくせいでしょう。
作りが粗くても面白いゲームはあるけれど、この作品の場合、要素は色々あっても、それが「ゲームを面白くしよう」という意図で入っているように思えません。

機能しない三竦み戦闘システム

例えば、大人数で、シームレスに突入する戦闘は技術的にすごいけれど、その仕組みと、敵の行動に対して三竦みで対応するという基本設計が合っていません。
人と術技が入り乱れているため、敵が何の行動を取ろうとしているのか見にくいし、多対多という状況から、一体が弱攻撃をしてくるから防御を選ぼうと思っても、同時に別の一体が強攻撃をしてくるからガードが崩れてしまうなど、選択に意味がありません。
それに、強攻撃してくる敵に弱攻撃を当てても、全然体勢が崩れないんですよね。こちらは絶対崩されるのに、敵は鋼体持ちというのは、ルールに従っていない不快感がありました。
大人数が動くダイナミックで爽快な戦闘か、三竦みを使って駆け引きする緻密な戦闘か、どちらか一方を選ぶべきだったと思います。

黒鷹旋

結果として「接近戦不利」という気がしたので、終盤は遠距離からヴィクトルの「黒鷹旋」を撃ち続けてました。
でもフィデル以外を操作すると、戦闘開始時にESCAPEになりやすいという問題もあって、ストレスは解消されないのでした。フィデルが「魔神剣」みたいな使い勝手の良いLレンジ技を覚えてくれれば、それでも良かったです。わざわざ近付いてから撃つ「気功掌」という飛び道具にはガックリしました。

キャラクターの心情に寄り添えない物語

タイトルに反するお話のスケールの小ささは、個人的にそれほど不満はありません。
でも物語にワクワクしたのは、リリア登場後にヴィクトルと再会した辺りから、フィオーレを探しに前線へ向かうところまでです。ーー実質5分間くらいか(笑)。

これは、「リリアを助けたい」というフィデルに対して、「なぜそこまで?」という疑問があり、終始一歩引いた視点で眺めることになってしまったのが敗因かと思います。
最初に命を救われた恩があるとは言え、出会って数日の幼女を戦争中の敵国まで送り届けようとしたり、最終的に「リリアが死ぬなら僕も死ぬ」と言い出すなど、度が過ぎた執着に見えます。

フィデルとリリア

なぜ、フィデルはリリアを守ろうとするのか。
その答えは、ゲーム中でダリルと会話した時に告げられる「子供を守りたいと思うのは、決して親だからじゃない。大人になれば自然に思うことだったんだと」という台詞にあるのかもしれません。
つまり、フェイクリードでは大人は子供を助けるものという価値観があり、リリアを守ろうとするのは、フィデルが大人になったことを示しているということです。
……フィデルが青年でなく、40代くらいの渋い大人だったら、納得できたのかなぁと思います。

その他のキャラクターについても、ミキは可愛かったけれど、大食らいという、PA以外で意味のない属性がついていたり、フィオーレはすごい格好しているのに常識人だったり、個々の要素がつながっていない印象があります。
親兄弟が登場するキャラクターがフィデルしかいないせいで、その人物の背景が全く見えないのも気になりました。ヴィクトルに至っては、故郷エリアに街が存在しないから、雪山で生まれ育ったの?という感じ。
嫌いなキャラクターはいないけれど、好きなキャラクターもいないので、キャラクターゲームにしては非常に薄味な印象でした。

シリーズファンならお馴染みで説明の必要がない要素なのかもしれないけれど、説明不足な部分もあります。

????

特に、エマーソンたちが「実物を見るのは初めて」と驚いていたこのオブジェ、説明してくれなかったけれど、何だったんですか?

プレイ記録記事で何度も書いた通り、特別酷いゲームではないのだけれど、私の琴線に触れる面白さはない作品でした。

特撮系に興味がないし、絶体絶命都市シリーズも遊んでいないため、特に購入予定はないのですが……。
イングラム(特車二課第二小隊)が登場すると聞いたら、気にかけずにはいられません。

巨影都市
http://knst.bn-ent.net

微妙にバカゲーっぽいところは、好きです。
とりあえず、ビルを壊すイングラムに「税金ドロボー」と叫ぶ選択肢は欲しいですね(笑)。

170706.jpg

セイメイファーム「朝採りたまごの嵐山プリン」
http://www.seimei.biz/pudding-ranzan.html

嵐山PA(パーキングエリア)で販売しているプリン。SAでなく利用者が少ないPAでの発売でありながら、発売以来売り上げが伸び続けているという一品。

ちなみに……京都の「アラシヤマ」ではなく、埼玉県の「ランザン」です。
パッケージにいるのは、嵐山町のゆるキャラ「むさし嵐丸」。最初、箱の右端に映っている刀と笠だけが見えて、「アイルーかな?」と思ったのはゲーマーの性(笑)。

比較的プリッとしてたまご感が強い、懐かしいタイプの食感で、後味がさっぱりしています。
カラメルは甘さ控えめで上品。
価格帯の安いプリンとしてはかなり美味しいです。
私はこれまで、クリーム感の強い濃厚なカスタードプリンが好きだと主張してきましたが、このプリンなら宗旨変えしても良いかもしれない、と思いました。