TVアニメ「アイドルマスター SideM」9話「Over AGAIN…」
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いつもは一月の放送分をまとめて感想にしていますが、9話はJupiter担当回だったので、単独感想です。
0話に当たる「Prologue SideM Episode of Jupiter」があったので、アニメ本編ではJupiterがメインの話はないだろうと思っていました。そんな諦めに近い予想が裏切られて、本当に嬉しかったです。
内容も大満足でした。
特別なことのない日常を描いているという意味では、7話(High☆Joker担当回)も似たようなものでしたが、この満足度の違いは、視聴者である私のユニットに対する思い入れの差に加え、他のユニットとの絡みやアイドルとしての仕事模様が描かれている点にあると思います。
8話(合宿回)でも思ったけれど、Jupiterが315プロダクションの皆から一目置かれているのが擽ったくなるくらい嬉しいし、Jupiterの方も仲間を得て楽しそうにしているのが良いのです。
特に、翔太とWの絡みは組み合わせの新鮮さがありました。
いつも「弟」キャラで冬馬や北斗に世話を焼かれる側の翔太が、剥いたみかんをWに差し出すワンカットなど、特に目立たないけれど、とてもホッコリするシーンでした。年齢は翔太が下でも、確かに先輩なんですよね。
そんな翔太が本音を語るのはさらに珍しく、蒼井兄弟に「録音して冬馬に聞かせてあげて!」と念じてしまいました(笑)。
北斗と舞田はよくある組み合わせだけれど、S.E.Mの中に入って、年下扱いされる北斗も珍しかったし、4人とも可愛かったです。
そして、北斗が自ら「トップアイドル」目指すと明言し、話のタイトルでもある新曲で「情熱の向こう側を見つけた」と歌うところに、グッと来ました。
もちろん、単独の話の脚本として比べてしまうと、起承転結の起伏があって最高作画のライブシーンまである「Episode of Jupiter」の方が断然面白かったですが、そもそも尺が違うし、1クールアニメの中の担当回としては恵まれた内容だったと思います。
また、「Episode of Jupiter」では伏せられていたプロデューサーの発言が判明してスッキリしました。社長の叱咤で会場に入れないファンの存在を知った直後だからこそ、余計に響く言葉でした。
このまま、みんなが仲良く、目標に向かって一丸となる姿を最後まで見せて欲しいです。