前回の続きで、DLCコンテンツ「EPISODE イグニス」CHAPTER3からEXTRA(if ED)含めた感想です。
今回はストーリークリアしてもタイトル画面が変化しないな、と不思議に思っていたら、if ED到達後に大きく変化しました。ただし個人的には、元のタイトル画面の方が好きです。
注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。
クリア後は、CHAPTER 3で選択肢が追加され、まさかの「ゲーム本編に続かないルート」へ進むことができます。
アーデンは初報PVから登場していましたが、実際のプレイではCHAPTER3でようやく登場。正直、存在を忘れていたので、グラディオラスの姿で登場した時点では、グラディオラス本人だと思っていました。
そのため、弱っているレイヴスを見て「チャンス」と斬りかかる姿に、グラディオって本当に酷い男だなと思ったのですが、とんだ風評被害でした(笑)。
声優の藤原氏が復帰後間もないためか、単純にFF15の仕事が久し振りなせいか、本編のアーデンより声が高く、演技の質が違う感じがする点がやや残念です。
一方、モーションは相変わらずの「らしさ」に溢れていました。
魔導兵に帽子を預けるところが、なんとなく好きです。特に必要のない動作だけれど、キャラクターが現れていますよね。
ルートを分ける問題の選択肢ですが、アーデンにとって、イグニスを帝国へ連れて行くことにどんな意味があったのか良くわかりません。本編CHAPTER13のプロンプトの代わりとしても、そもそも、そんな理由付けがなくてもノクトは帝都まで行ったと思うんですよね。アーデンはノクトを見縊っていた、ということなのかも知れないですが……。
その上で、EXTRAルートは、イグニスがあの状況で光陽の指輪を持って行けたことが疑問ですし、謎の声が全部解説してくれる親切設計にも突っ込みたいところです。
本編ルートの方が、総合的には重みがあったし納得もしました。
指輪を装着した直後のゾクッとする感も、こちらの演出の方が好みでした。
そして、イグニス1人はノクトの死の運命を予感しながら、最後は殉ずるつもりで旅を続けていたのかと思うと、イグニスにとってのChapter10以降と10年の途方もなさに、愕然とさせられます。
しかし、EXTRAルートは戦闘直前の展開と、命を賭けた戦闘が熱すぎて燃えました。
王の運命を変えるため、すべての命を差し出して戦う! これこそ主人公ですよ!
加えて、少し「メタ」な話ですが、一度本編ルートを体験した後だからこそ、「ノクトを死なせない」というイグニスの気持ちがより強く出たように思います。
またこういう台詞も、イグニスの中に積み重なっていたのでないか、と思ったりもさせられました。EXTRAだからこその、本当に凄い展開だと思います。
それにしても、ファントムソードを使うアーデンと、指輪全開のイグニスが戦うと、エフェクト過剰で、戦闘画面はしっちゃかめっちゃか(笑)。命の時間制限があったので焦りましたが、ギリギリに撃破できました。
初めてアーデンの鼻を明かした感もあって、爽快でした。
10年後のレイヴス含めた全員で最終決戦、の流れはやや都合が良すぎるかもしれません。
でも、「運命に従う」人々のお話だったFF15で、最後のDLCに「運命に抗う」人が登場して、すべてをひっくり返した大逆転劇は本当に面白かった!
1年間、追ってきた甲斐があるDLCでした。
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