• 2014年11月登録記事

モーリス・ルブラン著 平岡敦訳「怪盗紳士ルパン」

→「ルパン、最後の恋」の感想は、2013年4月24日記事参照

意識していませんでしたが、「最後の恋」と同じ方の訳でした。
洒脱で読みやすくて良かったです。

第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」他9編を収録。
「アンベール夫人の金庫」はオチがよく分からなかったのですが、他は、ルパンの神出鬼没、変幻自在にしてフランス人らしい手の込んだ洒落っ気を楽しめました。
これらを読むと、「最後の恋」が推敲途中の原稿だと評されるのも当然だと感じました。完成度がまったく違います。
一番の傑作はやはり「アルセーヌ・ルパンの逮捕」だと思うけれど、牢屋に入っているのに華麗な盗みを働く「獄中のアルセーヌ・ルパン」や、ルブランと知り合う事件を描いた「ハートの7」等、それぞれ面白かったです。
最後の一編は「遅かりしシャーロック・ホームズ」。ホームズをしれっと登場させ、両雄を立てた上で、今後の二人の対決も期待させる内容になっています。

XI

ゲームアーカイブス「XI[sai]」の体験版を遊びました。
→XI体験版ソフトウェアカタログ

サイコロを転がし、表の目の数が同じサイコロを隣接させて消すパズルゲーム。
スコアを競う3分間のTRIALと、詰め将棋的なPUZZLE10問が遊べます。

これは、面白い!
本体内マニュアルは見ないで先に遊び始めましたが、直ぐルールは習得できます。
私はこの手の立体パズルが苦手なので、まったく巧くはないのですが、サイコロを転がすという基本動作と、目が揃った時の快感が素晴らしくて、延々とTRIALモードで転がし続けています。時間制限無しで、エンドレスに消し続けたくなる……と思わせる辺り、体験版として大成功ですね。
スコアを伸ばす為にはチェインが必須ですが、一度地面に降りてしまうと復帰が難しいため、単に目を揃えるだけでなく、足場を確保する立ち回りも重要だと分かってからは、頭も使うようになります。
基本ルールさえ把握していれば遊べますが、ゲーム内マニュアルを閲覧してから遊ぶと、それまで平均200点だったのが、安定して600点を出せるようになり、より一層楽しめました。しばらく猿のように延々とプレイしまし、1000点越えたところで満足しました。

ちなみに、PUZZLEの第7問が解けません。
なぜ「2」の繋ぎが2個で全消しできる想定なんでしょう……。

パズル

PS1中期は、「IQ」など、この手の立体パズルが全盛期でしたよね。
不得意ジャンルなので避けていましたが、良くできたパズルゲームは、下手なプレイヤーでも楽しく遊べると感心しました。

桜坂洋著「All You Need Is Kill」

【あらすじ】
初陣で戦死したキリヤ・ケイジは、次の瞬間、出撃前日に戻っていた。以来、出撃と戦死を繰り返すループに巻き込まれたキリヤは、絶望的な戦いに勝利するため自らの精神を鍛えていく――

映画未見。
ストーリーは、かなり改変されているみたいですね。

一言でまとめると、非常にゲーム的な小説でした。
PSゲーム「高機動幻想ガンパレード・マーチ」から影響を受けて書き上げた作品だと聞いて、納得。人類の敵とパワードスーツを着た兵士が戦っていて、戦況は人類劣勢という世界観までは特殊でないけれど、そこにループが関わっている上、リタの言動が芝村舞を彷彿とさせましたし、一人でも戦う覚悟を持った人類の救世主たる二人は実に「芝村的」でした。ヨナバルには、滝川の「アルガナ勲章」イベントを思わせる下りもありましたね。
なお、「ガンパレード・マーチ」の影響は作者が明言していたそうですし、その結果できた作品が面白ければ構わないと私は思います。

ループ物の場合「なぜループするのか」という設定作りがポイントだと思います。
その設定が、単なる手段としての設定に終わらず、物語全体の結末に繋がっている点が良かったです。
特に、この作品におけるループ設定の肝は、敵もループしている(正確には、敵の方がループしていて、主人公とヒロインはそれに便乗している)という点だと思います。
それゆえ、次の周では敵も違う行動を取ってくる、というところがなかなか新鮮でした。

「討鬼伝 極」アクション体験版(PSP版)を遊びました。
http://www.gamecity.ne.jp/toukiden/

→前作「討鬼伝」の体験版感想は、2013年9月21日記事参照

新武器3種のアクションを体験できる戦闘体験版。
ストーリーは体験版独自の内容で、製品への引き継ぎ不可。村に出ることはできず、モノノフ本部と自室のみ移動可能です。
実際に遊べる任務は計8件(マルチプレイも可能)。最初から選べる5件の任務をこなすと、難易度の高い3件の任務が発生します。内容は、ほとんどボス戦。
ミフチ2体を同時討伐する「双対の極蜘蛛」が難しかったです。これに比べると、ゴウエンマとイミハヤヒを倒す「狂宴せし業火」は、1体ずつ相手にできるので、時間はかかったけれど楽でした。
全任務を終了させると体験版終了イベントが挿入されますが、そのまま遊び続けることもできました。

新武器は試した程度で、最終的には太刀を使ってしまったため、肝心のアクションに対して特筆するほどの感想はありません。銃はリロードがリアルだけれど、その手間を掛けるほど強い武器には感じなかったかなぁ。
それよりも感心した点として、仲間のAIが優秀です。
かなり積極的に攻撃・援護してくれるので、仮にプレイヤーが足を引っ張っても、敵を倒せます。お供ではなく、共に戦うモノノフ同士という感じがして、とても良かったです。

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現在地:8月30日夜

本選2戦目

ついに、ついに、猫=グレアン発覚!
と思ったのに、主人公には理解不能だったようです。これほど沢山のヒントを貰っておきながら、猫=グレアンという想像すら思い浮かんでいないようですね。
こんなに鈍い主人公ですが、今回のプレイでのグレアンは、主人公を信じている、または信じたいと思っている、という姿勢が見えます。前回は、人間性を観察されている印象だったので、嬉しいです。

今週は、市場傾向が競技とガセを求めているのに、政経と日常寄りの取材ポイントしか出て来なくてキツかったです。大阪とてんきーの「ゴツさ」の差が激しいのも、悩ましいところ。
ということで、今回は初めて「ガセ」ネタ作成に取りかかってみます。
が、この指示を出した翌日、なんと全員のやる気が最悪に低下。
「ガセ」指示でやる気が下がらないメンバーっているのでしょうか?

食堂では「ソフト・漢太郎」(環境MAX+15、DEX・INT+50)289000円を購入。もちろん、いつも通りMP回復薬も購入していきます。今週は辻巻に「食心符」を2回投与しました。本当に、燃費が悪過ぎて困ります。
燃費が悪いと言えば、文音さんが深夜に冷蔵庫を襲撃するイベントが連日発生すると、「質量保存の法則……」と呟きたくなります。

  • ネット戦争本戦・初戦会終了(文音:BABEL+INT)
  • 応援団構造(辻巻:学校+STR)
  • 海の復興作業(文音:市街+STR)

結果は下記の通り。

てんきー 164,355円 (219,140人)
中央広報委員会 320,540円 (427,387人)
WORDS 324,883円 (433,178人)

これは酷い

読者感想は割と良い手応えなのに、ここまで大差が付くということは、学生広報堂で戦うことに無理があるのでしょうか。
このままいくと、前回の二の舞なので、次でも勝てなければ決戦会時点のセーブからやり直しを検討します。