• 2015年09月登録記事

静寂の洞窟をクリアして、クルヌギアへ行く前の段階……だったのですが、セーブデータが破損しました
結構没頭していたので、凄まじくショックです。
物語は気になるので、そのうち頭からやり直すかもしれないけれど、心的ダメージが強くて今直ぐやり直しプレイはさすがにできません。一旦ここで中断とします。

少し、ストーリーのネタバレをします。
主人公は親友に依存してるし、親友は主人公を疑っているしで、決裂すると思っていましたが、教会にて遂に親友と対決!
そのとき、会話で初めて選択肢が出たので、こういう箇所だけ選択を迫るのは狡いと思いました。

教会イベントの選択肢

判断材料となる知識は、すべて伝聞でしか与えられていないのですよね。
だから誰が正しいかは判断できないので、散々悩んだ挙げ句、主人公の心情に重きを置くことにして「はい」を選びました。
しかし、その後の展開は酷かった! あの展開の後、仲直りできることが信じられないくらいです。アルベルトの精神状態が普通でなかったと擁護するにしても、今後の同行は拒否したくなると思います。
もしや、主人公の自分を責める気質は、アルドの民だという伏線なのでしょうか。まだ明かされていない設定なので、違うかもしれませんが。

TVアニメ「アルスラーン戦記」23話「聖マヌエル城の攻防」
http://www.arslan.jp

エンドカードは二駅ずい先生。
先週に引き続き、本編でギーヴが不在な分、エンドカードで補給していくスタイルでした。

遂にアニメオリジナル戦闘突入。
戦闘描写にはさほど問題を感じませんが、ウィットに富んだ台詞が一切ないどころか、キャラクターが総じて間抜けな無能になっていて、唸りながらの視聴になりました。パルス人の皆さんは、名誉毀損で制作会社を訴えても良いレベル(笑)。
クバードが参戦したり、ダリューンとザンデに一応の決着を付けさせたりするところを見ると、2期はないんだろうと思うのですが、あと2話で魔術師の件も含めて決着が着くのかと問われると、無言になってしまいます。
そもそも、ザンデにダリューンと一騎打ちさせてくれるのはスタッフの愛かなと思ったけれど、両者とも一軍を率いる大将なので、決闘なら攻城戦が終わってからにしろ!
漫画版は、ザンデの斥候使いなどもちゃんと描写してくれているそうなので、そちらに期待しよう……

ヒルメスが士気鼓舞のためとはいえ、ルシタニアにおもねる演説を打つだろうか、と少し疑問に感じました。
そもそも、ルシタニア兵には有効でも、ヒルメスに着いているパルス兵にとっては一気に不安になる内容ですよね。仮に全兵士が「噓も方便」と心得ているにしても、平気で嘘をつく主君だ露呈するわけです。あまり上策ではないと思います。

何度も語った記憶がありますが、アニメ化にあたって展開等を改変すること自体は当然だと思います。
でも、改変したなら改変しただけ面白くならないと、評価は低下してしまうわけで、そんなリスクを背負うくらいなら、原作通り作れば良いのになぁと思う今日この頃でした。

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PSPのダウンロード専売RPG「幻想クロニクル」をプレイ開始しました。
http://www.kemco.jp/applipage/psp/appli/gc/

携帯ゲーム(ガラケー)からの移植版。
ゲームを始める前、お約束としてOPTIONを選んで観ましたが、設定が音量だけでビックリしました。さすが、元は携帯ゲームなだけあります。課金アイテム要素もあるようですが、強化要素のようなので使っていません。

メーカーはKEMCO。
私にとってKEMCOのゲームというと、「ざんねん! わたしのぼうけんはここでおわってしまった!」という真の勇者様による辞世の句が有名な「シャドウゲイト」が第一で、その後が続かないという状態が長年続いておりました。
しかし、今回ようやく新しいタイトルが増えました。

現在地は、3人目の仲間が加入したところ。
サクサクとイベントが進むので、気付いたら結構話が展開していました。

人の話を聞いてフラグを立てたり、壷やタンスを調べてアイテムを手に入れる、昔風のRPGです。
物語は、主に主人公の話の鵜呑みっぷりと口下手に少し不安がありますが、謎を散りばめて巧く誘導しています。
移動中、障害物に当たっても自動で避けないとか、メニューが使い難いとか、多少不満もありますが、SFCのゲームを遊んでいるつもりで考えれば及第点。グラフィックレベルもそのくらいです。

戦闘は当然コマンド式。
ボスは毎回総力戦。雑魚も強め。この歯応えは予想外でしたが、結構好きです。
新しいエリアは毎回慎重に進まないといけませんが、代わりにレベルもガンガン上がるし、常時脱出可能なので、この程度の緊張感はアリだと思います。ただ、エンカウント率はもう少し調整して欲しかったかな。
驚いたのはクリティカルの扱い。クリティカル攻撃といえば、大体通常攻撃の倍威力程度が相場だと思うのですが、敵味方ともそういった単純計算で語れない大ダメージが飛び出ます。TRPGの「防護点無視」に相当するのかもしれません。尖ったところのないゲームですが、ここは独自色だと感じました。

大崎梢著「平台がおまちかね」

出版社の新人営業マン・井辻の視点で、主に書店を巡る日々の活動を描いた日常ミステリ短編集。
本好きでも版元と関わらない人間からすると、まったく身近でない職業かと思いきや、営業という職はどの業種でも生態が変わりないものなんだなと思いました。

ちなみに、書店員を主役にした日常ミステリ短編集「配達あかずきん」の作者ですね。
井辻の営業先に「配達あかずきん」の舞台である成風堂が登場するのではと思ったけれど、そこまで直接的な関わりはなく、でも両方読んでいる読者はニヤリとする要素がありました。

主人公・井辻は、設定的に一見ワトソン役のようでいて、探偵役も務める一人二役。そのため、他の人物の存在感は薄めですが、準レギュラーである他社営業マンたちは、戯画チックなキャラクターで色濃く印象に残りました。

謎自体は、そこまで謎めいていないことを深く悩んでいたり、どうしてその発想ができたのかヒントが分からない謎解きがあったり、ちょっと不満が残りましたが、本への愛に溢れていて、全体的にリラックスして読めます。
特に良かったのは5話目の「ときめきのポップスター」。
「ポップスターコンテスト」と銘打ち、版元の営業マンたちに他社本を推薦させるフェアが行われるのですが、ここでポップ付きで紹介される10作が実在の本なのです。
次に読む本候補が一気に拡充された!と嬉しくなりました。