• 2017年12月登録記事

PS4版「リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜」体験版を遊びました。
https://www.gamecity.ne.jp/atelier/lydie/

ATELIER LYDIE & SUELLE

体験版では、第2話までのメインシナリオと、第3話の導入イベントまで遊べました(以後、引き続きプレイも可能)。
サブイベントは発生しませんが、結構なボリュームがあります。体験版の範囲で、“パネルに材料を当てはめていく”という本作独自の調合システムも解禁されるので、思わず素材を吟味してしまいました。

材料投入

但し、体験版データを製品に引き継いだ場合、トロフィーが取得できない場合があるそうなので、やり込むには注意が必要そうです。

朴訥とした雰囲気が好きだったので、PS3以降のアトリエシリーズはキャラクターデザインに惹かれず、遊んできませんでした。しかし、実機で見ると「可愛い」としか言えませんでした。
イラストとポリゴンのテイストが近いため、イベントで一枚絵に切り替わったりしても、落差を感じないのが良いですね。

リディー&スール

ただ、リディー(左)の洋服の意外な露出には困惑しました。真面目な性格とも合っていないと思います。

ローディング関係は全く気になりませんでした。
また、街中の各ポイントにはファストトラベルできるように設定されており、移動ストレスがないのはとても良かったです。

マップ

その代わりなのか、通常の移動速度はダッシュを使ってもやや遅めですけれど、まだ小さい女の子であることを考えれば許容範囲です。

アトリエシリーズの面白さと言えば、やはり調合。様々なアイテムを生み出せるようになるのが楽しいです。

調合

でも近年の作品は、採取地を探索する感が増しているだけあって、採取も面白く感じました。

採取

同じ素材でも、効果や特性が変わってくるので、とにかく鬼のように採取しまくってしまいます。

戦闘は、アクティブタイムバトル風。

戦闘

右側のバーで、選んだアクションによるターン順の変化を確認できるので、結構戦略的に戦えそうです。
もっとも、体験版で遊べる範囲では、味方が錬金術士二人のみで貧弱な上、武器を強くできないため、現状では敵味方ともに低火力で殴り合う感じでした。爆弾を投げれば、強いのですけれどね。

レベルアップ演出

そんなわけで、女の子は総じて可愛いし、全体的には面白い体験版だったのですが……。

どうしても受け入れられないキャラクターがいて、その存在がストレスになると感じました。
それは、双子の父親ロジェです。

リディー、スール、ロジェ

スールも「ダメ親父」と罵っていたけれど、「請け負った仕事を双子に任せて放り出す(仕事放棄)」「食費を画材に使い込んで双子を飢えさせる(育児放棄)」「実験で釜を破壊した後、片付けずに逃亡(家事放棄)」と、私には到底許せないレベルのダメ具合です。
何らかの理由があるのかもしれないけれど、私には「幼い子供に苦労させて平気な親」の姿をギャグとして笑って流す寛容さがないので、この父親が今後も登場するメインストーリーは遊べない、と思いました。とても残念です。

ストーリークリアしました。

Directed by Yasumi Matsuno

結局、Chapter1から育てたユニットを使うことにしました。最終戦の出撃ユニットは、下記の通りです。

  • ラムザ【見習い戦士】+拳術
  • アグリアス【ホーリーナイト】+拳術(エクスカリバー装備)
  • ムスタディオ【アイテム士】+狙撃
  • 汎用男子【竜騎士】+盗む
  • 汎用女子【白魔道士】+算術

……オルランドゥは使っていなくても、「算術」を使っているじゃないか!と言うツッコミ待ちの状態です。
確かに、「チート技」と言われるのも納得のアビリティでした。でも使えるようになるまでユニットを育てる苦労があるし、名前の通り計算も必要で、活用にはプレイヤースキルが問われると思います。故に、堂々と使わせていただきました。

ストーリーの方は、畳み掛けるような展開が続いたので、どう感想をまとめたらいいかわかりません。
前回感想のプレイ範囲は雑魚戦ばかりだったのに、今回はボスラッシュでしたからね。
そんなボス揃いの中でも印象に残ったのは、やはり戦闘中の議論が熱い「長兄ダイスダーグvs.聖騎士ザルバッグ&ラムザ」の局面でしょうか。

兄上ーッ!

ザルバッグの正義漢っぷりに、なるほどラムザがこの兄を信頼していたのも頷けました。
でも「ザルバッグが乱心した!」の一言で、北天騎士団の全員がダイスダーグに味方するところを見るに、人望はなかったか、ガフガリオンが言っていた通り堅物過ぎて煙たがられていたのでは……(苦笑)。

エンディングの概要は知っていたのですが、実際に辿り着いてみると、アッサリした終わりかただと感じました。
といっても、物足りなく感じたわけではありません。その後の世界がどうなったかは汲み取れるようにしつつ、ラムザたちの行く末はプレイヤーに委ねたんだなと受け取りました。
悲惨なラストという評も目にしたけれど、道を違えた二人の行き着いた先として、自然なオチだと私は思います。

…ラムザ おまえは何を手に入れた?

しかし、ディリータもツメが甘いというか、オヴェリアに信頼されている(或いは愛されている)と思っていたらしいところが哀れです。

オレの言うことを信用しないのか

松野ゲームのヒロインが、こんなことを上から目線で言われて、黙って従うわけがない(笑)。
そもそも、どんなに気弱で儚げに見えても、オーボンヌ修道院で出立前に一時間も祈って皆を待たせるあたり、それが可能な局面なら、自分の意思を押し通す強さも持っていることを示唆していたように思います。

オーランが「異端」として死んだ結末は、それを知らなかったらもっとインパクトがあったでしょう。
アラズラムは“彼の名誉を回復しよう”と記述していたけれど、「彼」にはラムザだけでなく、オーランも含まれていたんだと思わされました。

ストーリーは終わりましたが、サブイベントが手付かずだったり、ブレイブストーリーで遊べる「サウンドノベル」要素も触れていないので、もう少し遊びます。

花売り

まずは、花売りの少女のエピソードの続きでしょうか。

171214.jpg

練馬の御菓子司 利久の栗蒸し羊羹を頂きました。

練馬駅で降りて久し振りに「アルカション」(2017年4月5日記事参照)に寄ったところ、店内の掲示物で付近に弁天通りなる商店街があることに気付いたので、ぶらり散歩。
そこに、間口が小さく年季の入った店構えに、洒落っ気のかけらも無いショーケースで、時代が昭和のまま数十年経過した感じのお店がありました。
通り過ぎようかと思ったけれど、人の気配がない個人店にしては驚くほど品揃えが多く、それでいて全体的に手作り感があるし、なにより練馬界隈の和菓子屋は貴重なので、頂いてみることにしました。

突然ですが、私にとって栗蒸し羊羹の最高峰は、仙太郎の「渋皮栗蒸し羊羹」です。
つい、その仙太郎の味を思い出しながら購入してしまったので、一口目は似ても似つかぬ味にガッカリしてしまいました。
とはいえ、全体的な甘さは控えめで食べ易いです。包装を解く段階で手がベタベタしたので、異様に甘い類かと怯えたのですが、そんなことはありませんでした。
部位によっては、表面の寒天味がやや強く感じて気に障りましたが、これも好みによって善し悪しが変わるでしょう。

価格も昭和時代のままなのかと驚くほど安めですし、素材に関してもキチンとしているようなので、こういう歴史あるお店が生き残っているのは嬉しいものだと思いました。

相沢沙呼著「小説の神様」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
売れない作家である男子高校生・千谷は、売れっ子美少女作家・小余綾と共作することになり、小説を書く楽しさを取り戻し始める。しかし自作の打切りやネットの批判に気落ちした千谷は、小余綾の良作を自分が壊す恐れに耐え兼ね、喧嘩別れで共作から降りる。だが実は小余綾は盗作疑惑を受けた心的外傷で、文章を書けなくなっていた。それを知った千谷は、共作を仕上げ、物語に願いを託す。

文字は小さめで400ページ近くあるので、結構長いお話です。その物量で、ひたすら「なぜ小説を書くのか」という質問を突き付けてきます。その上、主人公が非常にネガティブ思考で、読み手も憂鬱になります。
途中飽きそうなものですが、最後まで読ませるのだから大した筆力だと思いました。

結局、序盤に想像した通りのネタバレがあり、序盤に想像した通りのオチに行き着きます。
そして「それで良い」と肯定するのがこの物語でした。

ところでこの主人公が書いた作品、もう少し具体的にイメージさせて欲しかったです。
売れ線から外れていて、でも人によっては心を打つ作品なんだ、という印象が持てませんでした。

登場人物は強い個性があるけれど、前述通り主人公がややネック。
後輩の成瀬に「売れる本を書け」という主人公が一度も売れていないのは、なんだか滑稽でした。そんなに売れたいと思っていて、且つ売れ線を理解しているつもりなら、一度、そのノウハウを全部投入した別名義の小説を出せばよかったのです。
そして自己弁明と嫉妬で忙しい主人公にイライラが募っていくと、主人公に親身でありつ続ける少女たちにも激しく違和感を感じてしまいました。
例えば成瀬の場合、小説を書きたいだけなら、小説投稿サイトの存在も教えて貰ったのだから、友達にバレる危険を冒してまで文芸部に入る必要はありません。八つ当たりされたり、嫌味なことばかり言われても離れない方が不自然だと思わされてしまいました。

レアモンスター狩り、残り9体! ーーのうち、複数体のレアモンスターが残っているエリアが3箇所あります。

1箇所は、大灯台地下層。
ただし、ここで倒すべき「ライトオブライト」「ソウルオブカオス」は、一方との遭遇が他方の出現条件となるモンスターなので、ここは実質1体と数えてもいいでしょう。Sランクモブ闇神を討伐する前準備が必要なので、準備してからそのうち突入します。

2箇所目はもちろん、毎回苦手だと書いているクリスタル・グランデ。

クリスタルグランデ

何度も行かないで済むように、用事を全部まとめてから再訪しようと思っているので、これはオメガmk.II討伐のタイミングまで無視します。

最後の1箇所が、なんとミリアム遺跡です。

ミリアム遺跡

テレポでいつでも気軽に行けるし、中盤ダンジョンだから敵も弱いのになぜ?と思われるかもしれませんが、此処で狩らねばならない3体のレアモンスターのうち1体「ネガルムル」の出現条件が厳しいのです。
その条件とは「ミリアム遺跡エリア内に30分いる」こと(苦笑)。
実際、攻略中ならそのくらい掛かったかもしれないけれど、もう謎を解き終わったあとなので、ネガルムルを出現させるためだけに30分潰さないといけないのですよね。ということで、これも時間があるときにしようと後回しです。

今回討伐したモンスターから、一部紹介。

モルボル系の「クリス」は、討伐の証拠が「エンゲージ・スメル」で、なんだか臭そうなアイテムだなと思いました。

クリス

苦労して盗みを成功させて、入手したのが「とてもくさい液」というのも、とても酸っぱい気持ちになるなぁ……。

バルハイム地下道の「ターゲッター」は、トレジャーに擬態しているレアモンスター。

トレジャー

しかし、出現するはずの場所にトレジャーは出てくるものの、中身は普通にアイテムやギルなど。場所を間違えているのかな、と不安になりながら何度も往復していたところ、遂にターゲッターが擬態したトレジャーが登場し、これは間違いようがないと思いました。

ターゲッターのトレジャー

露骨に怪しいわ!(笑)

擬態といえば、ゾーン内のモンスターを全滅させると出現するルース魔石坑の「ジュエルホーン」に惑わされました。
全滅させているのに、一向に出現しないのです。
少しして気付いたのですが、トレジャーに擬態しているモンスター(バグ)もすべて倒す必要があったのです。ちょっと盲点でした。

レアモンスターは、なるべくスクリーンショットでも記録しています。記録ではあるのですが、時々面白い構図が撮れることもあります。

アリオク

この時は珍しく、パーティキャラが横一列に並んだ戦闘シーンになりました。
左右に分かれていればFF過去作のイメージでしたが、手前と奥に分かれているので少しドラクエっぽいですね。

撮影会が楽しいのは、サリカ樹林でしょうか。
景観が良いし、カメラを大きく動かすと、木陰の向こう側から覗いているような風にもできます。

レイジクロウ

フォーン海岸も、晴れていれば鮮やかな写真が撮れるのですけれど、どうも終盤は曇りか雨に固定されているようで残念です。