• 2010年10月登録記事

「最終封印」戦闘描写をテーマにしたキャラ語り第3弾。

リーガルは、単騎特化の強キャラだろうと考えています。
ゲームにおいてもリーチの短さが目立っていますが、蹴り技は体重移動が凄く重要になるため、あまり大きな移動を伴う攻撃はできません。一対一で間合いを取った後は強い反面、大人数が相手だと少し苦戦しそうです。
麻生の場合、ゲームではEXスキル「グローリー」を付けてゴリ押しで戦っていましたが……。

リーガルは仲間キャラの内唯一戦いの師が明確で、トラウベル流のレビンと言う事になっています。
このトラウベル流は、実在の格闘技「カポエラ」や創作であれば「影技」のように、手を拘束された囚人の中から発祥した格闘技なのでしょう。
牢の中でどうやって学んだのか、非常に疑問ですが、もしかすると基本的に座学で、後は外に出されてから実戦で習得したのかな?
最初の襲撃イベントでは戦闘を行わない辺りも、プレセアの存在に加えてレガースでの戦闘に慣れていない状態では、一行には敵わないと判断したのでしょう。隙をついて背後から襲うのも、自分の力に自信がなかったからと考えられます。
そう考えると、パーティ加入時の攻撃技が3つと少ない事も納得できそうです。

トラウベル流を学ぶ以前から身体は鍛えていたようですが、その時の流派が「気」を重視した拳法なのではと思います。ウィルガイアで牢を破った光線攻撃も、気と解釈しておきます。あれは描写的に握力じゃないですよね。
但し、世界の危機に真の力を温存しているリーガルと言うのも如何かと思うので、「最終封印」では別の方法で牢を開けてもらうつもりです。
また、回復魔法=リフィル先生の有難みが失せるので、治癒功の出番はあまり考えていません。
結局、小説内での気の使い道としては、以前しいなの回でも記載した通り、敵の気を読んで攻撃を躱すなどの地味な方向になってしまいそうです。
但し、ここで気になるのは敵が天使の場合。天使は無機生命体なので、気を発していないと考えられます。とすると、大人数の天使相手だったテセアラ救いの塔地下が、本当に死を覚悟した絶望的な戦いだったことが分かります。

マイナスの要素ばかり先に挙げてきましたが、単騎強キャラと書いた通り、条件を揃えた戦いにおいては大変な活躍を見せる予定です。
主に、教皇兵やレネゲード、ディザイアン、五聖刃辺りでしょうか。
敵の時は強くて、仲間になると弱体化するような事がないよう、描写と加減に気を付けつつ、仲間と打ち解けた後半戦は、戦闘力としてよりも、パーティ内の大人としての方向で活躍させていきたいと思っています。

「カサブランカ」DVD感想の続き。

【1幕第3場 Rick's Café Américain】
リックのカフェは、亡命者たちと彼等を幇助する闇の売人たちで賑わっていた。

物語の大部分が展開されるカフェのセットが登場。座席によっては、ドアマンが明けた扉から客として中へ入っていくようにも見えたので、DVDのアングルに期待していたのですが、残念ながら歌が始まっているので、店内にカメラが移動しちゃってますね。
舞台上に乗っている生徒が多いと楽しいですね。ソロパートがない客でも、地味に良いお芝居をしていて素敵です。
突き飛ばされたアブドゥルが、椅子に座ったまま痛みと怒りを浮かべるのがギリギリ見えて嬉しくなりました。リックが名刺を破ってみせた瞬間、白い歯を見せて嬉しそうにして、直ぐその表情を引っ込めるところや、当局に通報すると言う脅しに少し困った顔をするところなど、表情豊かで可愛いです。
カーテンの向こうから手を振って合図するコマが挿入されていますが、態々スポットライトも入れていたから、重要な演出と言う判断なんだろうなぁ。アブドゥルの勝手な判断ではなく、リックの指示だと言う事を明確にしているのでしょうが、それなら最初にヘルムの入室を拒否するタイミングでも手を振っているので、そちらを入れるべきでは、と思います。
リックのトレードマークとも言える白いスーツジャケットに蝶ネクタイの衣装は、実は余り私の好みでないのですが、3ピース揃えて膨張色の白を着ているのに着膨れたところがないスタイルは感嘆。
ところで、喧嘩を売っておきながら薦められるとバーで一杯飲み、サービスと言われているのに小切手を置いていくドイツ人ヘルムって、美形だけどアホの子なのでは……?

【1幕第4場 カジノ(A)】
闇ビザの売人ウガーテは、信頼するリックに今夜の取引相手に売る特別通行証を預ける。

以後、こんな感じの場面名ばかりが続くので、基本的にリックのカフェ内で起こる小さな出来事のお話であることが良く分かります。
「君を見直した」と言う台詞に対するウガーテの反応が、舞台ではイマイチ掴めなかったのですが、映像で観ると喜んでると言うのが正解みたいですね。外交官殺害に関して、ウガーテ自身が殺人を犯したのか、死体漁りをしたのか謎ですが、リックの台詞自体は皮肉だと思っていたので、どちらにせよ後ろめたい気持ちを刺激されるのではと思っていました。
皮肉に気付いていないのか、皮肉でも嬉しいくらいリックに心酔してると言うことかな。

【1幕第5場 カフェ(B)】
闇市のボス・フェラーリからカフェを譲るよう頼まれるが、リックは断る。

サムの歌は、東京公演とメロディが違いますよね? DVDで初めて聞いた時は違和感があったのに、何度もリピートしてると東京ではどうだったか忘れてしまいました。
「此処が気に入ってるんで」と言う台詞に、密かに嬉しそうな顔を見せるリックは、本当にサムが好きですね。
フェラーリと話している間、数回上手を向くのはイヴォンヌの様子を伺っているのかな?
リックがイヴォンヌにどんな仕打ちをしたのかは、映画版から続く永遠の疑問です。リックは他人に興味のない男だから、期待も持たせないし、特別悪意ある行動もしないと思うのですが、イヴォンヌが一人で盛り上がって裏切られたつもりでいるほど頭のおかしな女だとも思えないんですよね。
ところでこの辺、盆が右へ左へ回って大活躍ですけれど、自分が盆回しの担当だったらと想像すると責任重大で怖いです。

語り忘れていたので、今更ですがシンフォニアOVA公式人気投票の結果について触れます。
キャラクター人気投票結果発表

1位はゼロス。最近、ネタに走った使われ方が多いと感じていたので、本当に人気キャラなんだと改めて驚きました。中の人も凄い喜びそうですね(笑)。次回のおまけアニメはこの辺の事がネタになるのかな。
ただ、表紙=作品の顔だと思っているので、人気がどうであれ主人公であるロイドになって欲しかった、と思っています。2位まで来ていたので、余計に惜しいと感じてしまいました。
本家公式の人気投票でも、地味にロイドは順位を上げてきているんですよね。こちらは、後続作にロイド系統のキャラが登場しないためファンが割れないのではと想像していましたが、純粋にファン数が増えているのかも。
と言いつつ、麻生が実際に票を投じたクラトスは3位。まぁ、テセアラ編ではまったく活躍していませんので、此処まで食い込んでいる事が偉いのでは。
(8位リーガル、13位アリシアの結果から、テセアラ編キャラの方が得点し易い傾向が分かります)
コレット、プレセア、しいなと女性陣が続いた後、7位ジーニアスが地味に嬉しいです。OVAでは三枚目の役割を請け負わされてしまっていますが、これからミトスが登場したら良い場面を貰える可能性もあるかな、と期待が持てました。
そして、ユアンさまは9位。仲間キャラのリフィル先生を差し置いて1桁の位を獲得したことに、正直驚かされました。
だって、麻生は持ち点が1票しかないと、必ずクラトスに入れますからね(笑)。ユアンさまは「複数票ある時に1票入れてもらえるタイプのキャラ」だと思っていたのです。侮っていました。申し訳ありません。

しかし真に恐るべきは、まだオープニングアニメしか登場していないのに得点したミトスでしょう。
結果発表の画像をよく見ると、ミトスの顔が分かるカットがちゃんと用意されているんですね。もしや、4巻で登場するのでしょうか?

ちなみに記録として残しておくと、この人気投票は、1人1票投じる形で、9/22~10/7の期間に集計。
ジョルジュや教皇など、何人が投じるか見当もつかないサブキャラも画像付きで選択肢に上げられていたのが印象的でしたが、これによりシルヴァラント編OVAには戦闘なしの協力者的サブキャラがダイク以外存在しなかった事も良く分かりました。

昨夜、NHK教育で放送された番組「劇場への招待」を録画しておいたので、観てみました。

作品は「愛と青春の宝塚〜恋よりも生命よりも〜(2008年)」。
http://www.ai-takarazuka.jp/

フジテレビで制作した同名の特別ドラマを舞台化したもの(上記の公式サイトは、2011年公演の告知に変更されています)。それをNHKで放映しちゃうのだから、良い時代になりましたよね。
なお、麻生はドラマ版は未見です。
演出は鈴木裕美。「宝塚BOYS」も担当していますし、不思議と宝塚ネタに縁のある演出家です。「愛と青春の宝塚」と「宝塚BOYS」で、戦前から戦後の宝塚の歴史をバッチリ学習できます。
映画公開した時の映像をそのまま使っているのか、舞台作品であることを余り感じさせない撮影アングルだと感じました。なにか効果を使っているのか、質感が違う感じ。
一幕は、プロローグやすき焼きの歌など、少し冗長な印象がありましたが、戦時モノだけあって二幕に入るとドラマに惹き込まれ、熱演もあってトモの死には物凄い勢いで泣かされました。
でも、見終わった感想は「スキヤキ食べたい」と言うもの凄く正直な欲求でした(笑)。

キャラクターに、やや「銀ちゃん」チックな面も感じたリュータン@湖月わたる
舞台映えする長身と厚みのある身体で眼を惹く、正にスター。ダンスでの魅せもさすがでした。しかし歌になると少し厳しいのも変わらず、なのかな。Wキャストだった紫吹淳もダンサーですし、リュータンと言う役に歌唱力は関係ない、と言うことも分かるのですが……。
劇中劇の軍服姿は現役生徒と変わらぬ「男役」っぷりで格好良いのに、その後軍服のまま素に戻って人形を毟るとか、トモのパートを女演技で演ってしまう辺りは、凄い可愛らしかったです。
タッチー@貴城けいは、美しい人だなと改めて感心しました。孤独の影を背負った「陰」の魅力がありました。
シナリオの比重の大きさからすると主人公と言って良さそうだと思ったら、ドラマでは実際に彼女が主人公だったんですね。
男役だけれど、「男装の麗人」を逸脱せず終始本質は女性だったのが、リュータンと違い印象的でした。
上昇志向のギラギラしたオーラを溢れさせていて、でもどこか神経質な雰囲気があるトモ@大鳥れい。一幕からその演技に惹き込まれました。
元々娘役だった方ですが、男役として演技する一幕前半も違和感はありません。代役のタップダンスには「男役の演じる娘役っぽさ」まで感じて驚嘆しました。
例え演じる場所が慰問地でも、そこで喝采を得られる以上離れられない哀れさが二幕のトモには張り付いていて、切なかったです。死に方が安らかなのが救いでした。
ベニ@映美くららは、空気が読めなくて、無駄に元気でウザく、技術的にはもの凄く下手で、と言う難役ですが、リアリズムとファンタジーの同居感が素晴らしかったです。
代役として影山先生が選ぶのは、見事な「華」で納得。でも、皆が飢えていた時代に芋を持って来れるのだから、もしかして地主の娘とかでカネコネがあったのかな、と少し穿った見方もしちゃいました。

一方、男性陣。
影山先生@石井一孝は、さすがの一言。
リュータンの役を演じてみせると、男性なのに「宝塚歌劇」らしい巧さで、やはりそれは彼がスターだと言う事なんだろうと思いました。
ちなみにこのシーン、リュータン自身が演じた前の演技も決して悪くないのに、新演出を観ると「こっちの方が良い!」と思える辺り、演出家って凄いです。演出って単に舞台装置の出し入れだけじゃないんですよね。
速水中尉@本間憲一は、美味しい役だと思うのですが、あまり印象は残らなかったかな。
デュエットダンスで貴城けいをリフトした位置の高さに、見惚れました。
オサム@佐藤アツヒロの演技には文句ないのですが、年齢的にこの役は厳しかったのでないでしょうか……。この時の手塚治虫が実際何歳だったかは知りませんが、学徒出陣にも入らないような少年なんですよね?
もう少し若い人が演じた方が良かったのではと思いました。

女性アンサンブルは全員宝塚OGの筈ですが、全然分かりませんでした(ちなみに、メインも含めて実際に現役時代を観た事があるのは貴城けいだけ)。
音楽学校の上級生を演っていた一人が真山葉瑠ではないかなぁと思い至った程度です。
プロローグでは、レビューなのに化粧が薄いのと、娘役も地声で歌ってるような感じだったのが、宝塚らしくないと感じましたが、普通のお芝居のシーンはどの役も良かったです。

劇団☆新感線「鋼鉄番長」上演中止(20〜25日)のお知らせ
http://www.ko-tetsu.jp/
主演の橋本じゅんが過労による「重度の腰痛」及び「座骨神経痛」のため。
ご本人も悔しいだろうし、ファンとして心配です。
共演者の一人は、右アキレスけん断裂のため降板しているし、今回の劇団☆新感線は、一体どんな激しい公演をしてるんだろう、と気になります。
元々公演チケットを取っていないので麻生は本件と無関係なのですが、中止された公演には土日が含まれており、平日には観劇出来ないサラリーマン舞台ファンの一員としては残念です。遠征予定だったような方が、こんな辺境のブログででも気付いて頂く一助になればと思います。
早い復帰を望みたいところですが、今後の演劇人生のためには大事を取って頂くのが良いのかな、と複雑な心境です。

シアラークリエ「RENT」10/23昼公演中止のお知らせ
http://www.tohostage.com/rent/oshirase.html
と思ったら、RENTも休演が。こちらはダブルキャストなので公演自体はこの回以外上演できるようですが、役者目当てのファンには残念なことでした。

最後に、楽しい話題を。
宝塚月組「Dancing Heroes!」ポスター
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/205/poster.jpg.html
なんというジョジョ立ち(笑)。
先行写真もなかなかハイレベルなポーズでしたが、これは最早絵みたいな身体のバランスですね。
人間オブジェみたいな左の集団も、過去のポスターにない構図と人数でびっくりですが、数えてみたら出演者全員が掲載されているんですね。桐生園加主演公演と思って吃驚していたけれど、桐生はあくまで「主な出演者」なんですね。だから全員掲載ポスターなのかな。
でも、この全員で頑張る感は楽しそうだと思います。