シンフォニアから搭載された「あらすじ」機能。
レジェンディア以降は日記形式でキャラの心情を盛り込んでいるなど工夫がされていますが、シンフォニアの段階では、淡々とストーリーが記述されていく形式でした。
その中で、英雄ミトスに関する記載だけ雰囲気が違い、作中では描かれていないことが補足されていました。
具体的には、ミトスたちは「泥をすすり」生きてきた、と言うくだりがあったと記憶しています。
その一文から、大戦時代の空気とハーフエルフの人生と言う重さを感じました。
ゲーム中の世界では、衰退世界であっても物資はあるし、それなりの暮らしをしています。ハーフエルフであっても、人権問題はありますが、日々の生命の危機まではない印象です。
ミトスから見れば、そんな生温い世界で暮らして来た者たちに同情されたり非難されたりするのは、腹立たしいことだろうと思います。
「泥を啜ったこともないくせに!」
と言う台詞が浮かんで消えました。
もし、本当にその台詞をキャラクターたちに投げ掛けたらどうなるでしょう。
OVA版ロイド、コレット、ジーニアスであれば、自分がそこまで酷い暮らしをしていないので、衝撃を受けると思います。
プレセアは淡々と「はい、ありません」と答えるでしょう。
ゼロスは「ない。それが偉いのか?」と切り返しそうです。リフィルも同様だと思いますが、彼女は同じくらいの境遇に遭ってるかも知れないので、前後の言い回しは少し変わりそうです。
リーガルは社会保障とか話し出して、余計突っ込まれると思います(笑)。
さて、肝心のゲーム版ロイドがなんと答えるか、正直、想像がつきません。
「どこでもいいさ」と言った彼なら、私の思いも寄らない答えを返してくれそうです。