• 2015年08月07日登録記事
関屋晋著「コーラスは楽しい」

合唱指揮者・関屋晋が合唱指導やコンサートについて記した本。
関屋先生が、指揮や合唱の勉強をしたわけでないということに驚きました。それに、すべてアマチュア合唱団だったのですね。
でも、高みに楽しく挑戦していく素晴らしさを感じました。きっと指導は凄く厳しいんでしょうけれど、付いていける情熱があるチームが羨ましいです。

合唱者として、とても勇気付けられる言葉があり感銘を受けたので、最後に引用します。

わたしはよく、アマチュアコーラスを「大阪城の石垣」にたとえます。「石垣」をつくっている石の大きさは決して一様ではありません。大きくて立派な石もあれば、小さくて目立たない石もあります。しかし「石垣」の強さ、そして美しさは、それらが積み重なり、支え合っているからこそなのです。アマチュアコーラスの魅力はこれです。

三谷幸喜著「気まずい二人」

酷い本でした(笑)。
盛り上がらず、噛み合わない対談本。怒って帰ってしまった相手がいるというのも理解できます。
噛み合ない会話を楽しむ二人芝居として作られている側面が強いのでしょうし、コメディなのは分かるけれど、クド過ぎると思いました。
大体、なぜ話が止まったとき用に用意してあるネタが「枝豆は大豆」なんですかね。どうでもいい話だし、そこから先に発展もしないので切り札として弱過ぎます。
要所では面白い箇所もあっただけど、実在の人物同士で実際に交わした話だと思うと、時間の無駄だと感じてイライラしてしまいました。でもそれを読んでいる自分はもっと無駄だと言われれば、それはその通りです。