• 2015年11月登録記事

PSゲームアーカイブスのサバイバル・シミュレーション「DESERTED ISLAND」を開始しました。
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デザーテッドアイランド

新発見された無人島に調査隊として上陸し、探索するゲーム。
まず4カ国から探検チームを選択。ステータス優位だという大英帝国にも惹かれましたが、一回目はやはり大日本帝国を選ぶことにしました。
隊長(大菅博士)のステータスは、体力・反射力・知力・筋力に20ずつ振り分けてみます。
島は調査隊が勝手に命名。デフォルトネームは「しょううん島」なのですが、漢字が大量に用意されているのに間抜けな表記なので、「祥雲島」にしてみました。

探索の初日は混迷を極めました。
まず、食料も持っていないことに気付かないまま、探索し始めてしまいました。後ほど、夜にキャンプに戻った時点で、ようやく食料を持っていなかったことが判明しました。
そもそも、探索中「食事をしよう」等と仲間が言い出した時点で、食事にするためメニューを出そうとしたのですが、操作説明書のコントローラー説明を信じて「○ボタン」を押したのにメニュー画面に移行せず、右往左往することに。必要になったら勝手に移行するのかも、と諦めて探索を続行してしまったのですが、日が落ちてもキャンプしないので違うと気付き、仕方なくボタンを総当たりしました。なお、最終的に判明したメニュー表示は「□ボタン」でした。

探索では、初っ端に空飛ぶ皿「カーグラン」を発見。軍医が「目の錯覚かな。疲れとるのかもしれん」と言い出した時点で、ああ、なるほど「バカゲー」なんだなと理解しました(笑)。

空飛ぶ皿

その他、不気味な生物「グレーグレー」やら、言いたいことは分かるけれどネーミングがおかしい普通の木「並木」だとか、ヤシの木やダイヤモンド等の実在する物質をあれこれ発見。
目の大きな「うるる猿」というのは、「漂流記」のあの子なんでしょうか!?
また、マップ上での発見物はローポリゴンですが、博物誌の記録写真は実写風のCGで、妙にリアリティがあって良いと思いました。

カーグラン

しかし、夜中に森の中を彷徨いていたら、突如謎の獣に襲われ、箕田、小森、加藤の3名が死亡。結果、探索不能になってゲームオーバーとなりました。
……一度もセーブしていなかったことに気付いたのは、そのときです。

自分としては結構な時間を遊んでいたつもりでしたが、終わってみたら、ゲーム中時間は2日しか経過していなかったようです。
全発見率は7%。
島自体は小さいし、手持ちの食料数から考えても、探索可能期間は数週間といったところかな。

隊員たちの会話や地のテキストが面白いし、どういう珍妙な動植物が登場するのか、まったく予想ができなくて面白いです。気味の悪い発見物も結構多いですが。
進めかたは分かったので、次は巧くやります!

ボーモン夫人著 鈴木豊訳「美女と野獣」

15編のフランス童話集。教育者であったボーモン夫人の作品だけあって、どれも子供に読ませるのに最適の教訓が含まれた、道徳的なお話ですけれど、面白味もあって、優れた図書だと思いました。
収録作の中では「美女と野獣」と「三つの願い」が有名だと思いますが、原典はこういう話なんだな、と勉強になりました。例えば、美女と野獣の商人の家には、ベルと姉2人だけでなく兄3人がいて、意地悪な姉2人は石像になってしまうなんて、本書を読むまで知りませんでした。

基本的に愚かな者は報いを受けるのですが、「美しい娘と醜い娘」(原題“Bellotte et Lalderonette”)は少し違う展開で面白かったです。
美人だがオバカな姉ベロネットは王妃になるも、あっという間に王の寵愛を失って離縁されてしまう。醜い妹レードゥロネットは年上の大臣と結婚するが、非常に聡明なので夫からも王からも大事にされる。——と、ここまではよくある童話なのですが、このあとベロネットはレードゥロネットの助言を受けて勉強し、賢さで王の愛を再び手に入れるという逆転物語なのです。
一度間違っても、やり直しがきく優しさがあって、素敵なお話だと思いました。

カバー装画(東逸子)も素敵ですが、本文中の挿絵は、19世紀初頭の版で使われていた石版画ということで、お伽噺の雰囲気を盛り上げてくれます。
ただ、訳に若干引っ掛かって、浸りきれなかったのが残念です。

今年は「スター・ウォーズ・イヤー」。
ルーカスフィルムがディズニーに買収されてから初の新作公開ということで、ディズニーも相当の資金投入しているのか、あらゆるところでグッズ展開がされています。それに振り回されて「ビックリマンチョコ」や「チョコエッグ」等の食玩を、人生で初めて購入したりもしました。
そして今日は遂に、ケーキに行き着きました。

11月1日より、コージーコーナーにて発売開始された、SWのキャラクターをモチーフにしたケーキ各種。
http://www.cozycorner.co.jp/campaign/4693.html

R2-D2&C-3PO

今回購入したのは、“R2-D2&C-3PO”ケーキセットです。

セットした状態だと、ちょうど影になってしまいましたが、C-3POは顔が側面に描かれているパターンです。

C-3PO

ケーキサイズは、高さ、直径とも8cm近いです。予想外の大きさに、実は少し怯みました。さすが、ケーキのサイズが大きいことで有名なコージーコーナーだけありますね。
外箱は、EPISODE 4のシナリオを可愛いタッチで描いたこのセット限定の紙箱!
ちなみに、箱の可愛らしさでは、プチガトー “スター・ウォーズ”コレクションも心惹かれます。

なお、R2-D2の胴体部分およびC-3POの顔は、プリントされたフィルムなので、いざ食べようと言うときは、こんな姿になります。

R2-D2C-3PO

モノアイが残っているR2-D2はまだしも、C-3POは少々寂しいですね(苦笑)。
中身はご覧の通り。上層がムース、下層はパウンドとクリームのサンドという構造です。

R2-D2C-3PO

味自体は、C-3POの方が好みだったかなと思います。レモンムースと表記されていたけれど、ほとんどレモンとは思わなかったです。ピーチが良いアクセントになっていました。
R2-D2も、チーズムースにブルーベリージャムという外さない組み合わせ。
どちらもさっぱりしていて、甘さ控えめ。パクパクと食べられます。
ただ、黄色の表現に着色料をだいぶ使っている様子があったので、食品添加物が気になる方はご注意ください。

原田マハ著「ジヴェルニーの食卓」

印象派の画家たち——マティス(&ピカソ)、ドガ、セザンヌ、モネを、彼らと関わりがあった女性達の視点から語る4つの短編集。

まるで、絵画を読んでいるような、上質の読書体験でした。
どの画家、どの作品にも温かな眼差しが当てられているので、美術書を横に置きながら少しずつ読み進めたくなります。電子版は、作品画像も収録されているようです。

小説であることを忘れそうなくらい、どの作品も当事者が語っているような臨場感があり、等身大の画家達たちに現実感を感じました。
4作のうち、1つはインタビュー形式、1つは手紙形式という形で、少し趣向を変えて飽きさせないようにしているのも、作家の腕前だと思います。
特に、セザンヌのお話は、「タンギー爺さん」の娘からセザンヌに宛てた手紙という形式で、一度も本人は登場しないのに、セザンヌについて深く考えさせられました。