• 2016年11月登録記事

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11月4日に発売された、公式ガイドブック「ファイナルファンタジーXV ワールドプロローグ」(電撃PlayStation編集部編)。

「アルスラーン戦記」6巻と一緒に、買ってしまいました。
A4版とB4版の間くらいの、かなり大きな本。その大きな版いっぱいに引き延ばされたノクトの顔が、本当に良くできたCGで感心します。ちなみに、カバー下は壮年のノクト。

内容はざっくりと下記の通り(およそ130ページ)。

  • FF XV UNIVERSEの説明
  • 世界観説明
  • キャラクター説明
  • ゲームシステム説明
  • 関連アプリ紹介
  • KINGSGLAIVEの案内
  • BROTHERHOODの案内
  • 関連グッズ紹介

基本的にはビジュアル本です。
キャラクタービジュアルやカットシーンに関しては、既出の写真だけだと思います。逆に、風景やゲームシステム紹介の写真は、これまで意識していなかっただけかもしれませんが、新鮮な気持ちで楽しみました。
また、CG画像だけでなくイラストボードも数点含まれていて、このイメージを再現したCGビジュアルだったのだな、と分かりました。

ちなみに、キャラクター説明の二番手がグラディオだったことに、少し驚きました。でも作中に父と妹が登場するくらいですから、重要なキャラクターなのは間違いなかったですね。
また、人物相関図には、KINGSGLAIVEのキャラクターも含まれていて、ゲームのCGと映画のCGではさすがに差を感じるかな、と思っていたのですが、ゲームCGもまったく見劣りしませんでした。

市場の遠景などは布の質感が難しいのか、さすがに作り物っぽさがありますが、ほとんどの風景は写真と見紛うばかり。
あまりに美しいので、多くは開発環境(あるいは、実機だとしてもPS4 Pro)で撮影した写真だと思います。もし、通常版のPS4で再現されていたら、プレイ初日の日誌記事で謝罪します。

なお、本日のアクティブ・タイム・レポートで、ゲーム序盤の体験版(ジャッジメントディスク)を出すことが公表されたようですが、製品版にデータを引き継げないので、プレイすべきか悩んでいます。
購入することは確定しているから、いま体験版を遊ぶ必要はない気がする一方、事前に体験版でシステムを理解し、発売後からスムーズに遊ぼう、と考えれば悪いことでもないと感じます。「ドラゴンクエストビルダーズ」の体験版なんて、引き継げないのに2回もプレイした上で、製品版も楽しみましたからね!

ゲーム発売まで、あと2週間と少し、ひとまず本書でイメージトレーニングしながら待つことにします。

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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」6巻

表紙はファランギース。
漫画版での登場当時、ファランギースの露出は原作の記述と反している、と小煩いことを言っていたのに、最近は露出が少ないとガッカリしてしまうという、面倒なファン心理を抱えています。

6巻は、35章から40章までを収録。
1ページ目を開いて、まだペシャワールに到達していなかったことを思い出しました。いかにペシャワールが遠いか、身を以て体感させられた感じです。
前巻から登場したアルフリードですが、あっという間に一行に馴染み、明るく楽しい話題を振りまいてくれて、好感触です。風呂浴び後は化粧を落とした状態になっていましたが、漫画版のアルフリードは化粧があってもなくても変わらず可愛いですね。
「エラムには色々教えてほしかったのに」と落ち込む姿には、ファランギース同様、見ていて思わず温かい笑みが溢れました。エラムは小姑気質だし、ナルサスは態度をハッキリさせないし、と考えるとアルフリードがナルサス一筋で何年も待つのは本当に偉いです。

遂に「王子二人」が終わり、「落日悲歌」の内容へ踏み込んでいきました。
時系列で執拗に細部まで描いたペシャワールまでの道に対し、ラジェンドラの侵攻に対しては時系列を変えていて、なかなか上手い次回への引きだな、と思いました。
部下に「奇襲ですのでお静かに」と諌められているラジェンドラも面白かったし、「えっ?」で終わるラストシーンからは、笑いしか起きません。

その他では、全体的に、殿下が麗しく描かれていると感じました。
また、キシュワードの妻子が描写されていて驚きました。原作一部の段階では登場しないけれど、二部に登場するのですね。しかもマヌーチュルフなんて脇役まで掬い上げる辺り、荒川先生の原作読み込みは凄まじいなと思いました。

おまけ描き下ろし4コマはザンデの「殿下」呼びネタ2本立て。
本編でも、ヒルメスの発言を真っ向から受け取って喜んでいたり、可愛くて可哀想なザンデが見られて嬉しかったです。

3DSのRPG「ドラゴンボールフュージョンズ」体験版を遊びました(起動制限5回)。
http://dbpf.bn-ent.net

DRAGON BALL FUSIONS

オリジナル主人公を操作して、仲間を集めて「フュージョン」で合体しながらドラゴンボール世界を冒険するRPG。
体験版は、本編と関係なくEXフュージョンや「ジクーカンレーダー」でオリジナル戦士を生み出し戦闘を体験できる内容になっています。

私の「ドラゴンボール」視聴歴は、無印〜Z(フリーザ戦途中)で終わっていて、知識としても人造人間編の辺りまでで途絶えています。しかし「一時代を築いた過去のコンテンツ」で終わらず、何度も復活して、現代にリアルタイムで続いているのは、素直に凄いと思います。

5対5のチームバトルが凄く熱くて、わからないなりに燃えました。
戦闘は基本的に素早さ順で行動していくのですが、攻撃した相手は少し行動順が遅れるし、リングアウトさせると行動順をリセットできます。これを駆使すれば敵の行動回数を減らせて優位に立てるのですが、味方にも同じことが適用されるので、「次のターンで回復」なんて考えていたらリングアウトさせられてしまい、ピンチに陥ったりします。
また、位置取りが重要で、自分の攻撃時に仲間がいる側へ敵を跳ばすと攻撃を加えてくれたり、技の範囲内の敵を一気に吹き飛ばしたりできて、楽しいです。これももちろん味方に適用されるので、リングアウトを恐れてバトルフィールドの中央で固まっていたら、全員ギャリック砲に巻き込まれるなんてことも。
ジャンルが格闘ではなくても、ドラゴンボールらしい戦闘を戦略的に楽しめるのが良かったです。

EXフュージョン

一方、タイトルにもなっているウリのEXフュージョンは、私にはピンと来ませんでした。
「フュージョン」という概念自体が、私が観ていた頃のドラゴンボールになかったので、ワクワクしない……という要素が大きいかもしれません。
もちろん、システム的には2人分のキャラクターが合体して手っ取り早く強くなれるし、どんな外見と名前に変わるか楽しむという面白さはありました。

蜂谷涼著「月影の道 小説・新島八重」

会津戦争前後から、夫・新島襄の死までの半生を描いた小説。
前半の会津時代の思い出から会津城籠城戦、京都へ辿り着くまでの展開は、濃密で面白かったです。しかし、新島襄と出逢った辺りから、小説というよりエピソードをただ紹介しているだけの内容になってしまったのが残念でした。
例えば姪・久栄の起こした恋愛問題に関する話は、夫への愛についての考えを示すために挿入されたのでしょうけれど、物語として見るとそのエピソードが久栄のその後に影響したわけでもなく、単純に「そんなやりとりをしました」という語りになっているので、淡々と読んでしまいました。

とても惹かれたのは、親友・中野竹子の描きかたです。第一部は死んだ竹子への語りという形で記されていることもあり、八重の非常に濃密な気持ちが表れていましたし、ここでしっかり描かれた竹子の存在感が、最後まで小説を支えていたと思います。
また、会津人としての誇りが強く語られるのと同じくらい、薩長への憎しみがギッシリ詰め込まれていたのも、気高くあろうとする人間の一面として納得できました。

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このところ、PSアーカイブス「エリーのアトリエ 〜ザールブルグの練金術士2〜」を遊んでいます。
エリーのアトリエソフトウェアカタログ

1周目は、4年で卒業のエンド。
2周目は、マイスターランクに進んでから卒業のエンド。マリーには会えたけれど、その先には進めませんでした
そして、3周目に突入中です。今回は「明日の錬金術師」で指示された通り、チーズケーキを完成させたいと思ってます。

アトリエシリーズ2作目となる「エリーのアトリエ」は1998年に発売されたゲーム。初代「マリーのアトリエ」後のザールブルグを描いた、直接続編です。
アトリエシリーズは1作目から非常に良く出来ていて、プレイの度に、黙々と淡々と、ある限りの時間を捧げてしまうのですが、本作は特に中毒性を感じます。アイテム数が凄まじく多い上に、ブランド調合・オリジナル調合という要素もあって、永遠に調合し続けていられます。
また、イベントも過去に遊んだ「マリー」「ヴィオラート」より充実かつフラグが複雑な印象。
4年(マスターランク進学で2年延長)という期間制限もあって、なかなか狙った展開に行き着けません。特に、恋愛イベントが存在している筈なのに、一度もそれらしいイベントに遭遇しないのが謎です……。まあ、一番雇用している冒険者がハレッシュという時点で、駄目なんでしょうね。でもダグラスよりハレッシュの方が、雇用費も安いし、雑魚に強いんだもの!

面白さゆえに目を瞑っていますが、昔のゲームであるということを差し引いても、UI関係は酷いです。
大量のアイテムが登場する作品なのに、アイテム管理が単なる一覧で探し難かったり、装備品の付け替えが面倒だったり、不便極まりないです。
また、カレンダー的なものがなく、周期的なイベントもすべてプレイヤーが記憶しておく必要があります。

でも、とにかく調合が面白いんですよね……。システム的な苦痛があっても遊びたくなるという点は、凄いゲームだなと思います。

キャラクターは、奇抜なところがなくて素直に付き合えます。
特に主人公エリーは、ほとんど無個性な主人公ですが、大らかないい子で好感を抱きました。
先に「ヴィオラートのアトリエ」を遊んでいるから、アイゼルと仲良くなりたいという気持ちはあるのですが、冒険者としては弱いため付き合うのが難しいですね。3周目でようやく、シアの結婚式に一緒に参加できたくらいです。
ハレッシュ等は連れ歩いていれば、あっという間に交友度100まで達するのに、上手くいきません。それとも、私の選択肢が人付き合い悪い感じなんでしょうか……。