• 2014年04月登録記事

現在地:回廊のイビノス駆除受注

楽しんでいます。
現在の不満点は、スキルの付け替えで升目を選び難いことと、地図を全表示すると画面が見難いという操作性の問題ですが、致命的な難点ではないので、物語への没頭を妨げるほどではありません。

後輩なのにランカーランクが高く、ジグを馬鹿にしてくる嫌みな男ベイガー(79460位)を見返してやるため、ランキング戦を駆け上がっていきます。
ジグ自身がどう思っているかは分かりませんが、プレイヤーの動機作りとして、ベイガーの存在は結構良いアクセントだと思います。結構、本気で頭に来るので。
この後、ベリエ街道で七騎士ノーマ(5位)に負けて「イヌ」に認定されたのも悔しかったですが、さすがに七騎士相手だと能力差があり過ぎて、追い越す目標としては遠いですからね。

と言ってもランキング戦はあまり自分から挑んでいなかったのですが、武器を買い替えるために店主を倒す前準備として、店主より低いランクのランカーは一通り挑むことになりました。
寡黙な虎ギル(89629位)、敏速の戦乙女ノーチェ(88821位)は、現在のジグよりランクが低い割にスキルが強力でヒヤっとさせられました。でも、勝ってしまえば強力なスキルもジグの血肉になって嬉しいですね。
プリンスハンタープリシラ(85679位)に勝って、ランクアップ。自分に勝つ相手は王子様候補に認定という乙女っぷりが面白いです。負けて喜ぶランカーはこの人くらいでしょうね。

128番目の王子様候補

続いて、倒れる時は前のめりヨア(81244位)に挑み、大幅ランクアップ。
ランクアップにはなりませんが、仕上げに首都に吹く辻風ヤヨイ(83024位)も倒してスキルを貰っておきます。
これで、再度レンのランクを抜いた上、ベイガーとの差も僅かになりました。
武器屋の名物店主シャルネ(80244位)との戦いは、繰り出すRスキルを間違ってしまうミスで、1回リトライすることに。再戦もギリギリで勝ちました。
その後の修練で悪夢に愛された女ウネルマ(78276位)を倒し、更にランクアップ報酬まで貰って76276位に上昇。これでベイガーのランクを完璧に抜いたぞー!と大喜びしたのですが……。

ベイガーも76081位にランクアップしていて、微妙に抜けていませんでした。

しかも、喧嘩を吹っ掛けてくるくせに、ランクが入れ替わる「ランキング戦」は避ける辺りが、姑息で嫌らしいです。
戦闘でも、行動が素早いため、反射的に防御していると思うように攻撃できずイライラしましたが、なんとか倒すことができて、少し溜飲が下がりました。
ランキング戦ではなかったけれど、修練報酬でランクアップもしたので、今度こそベイガーを抜いたはず。まぁ、次に会う時にはきっとまた上位ランクになっているのでしょうけれど。

ランクアップに伴い個室を貰いましたが、大部屋最後の日が凄く良くて、ポッド等衛兵チームと離れ難いなぁと思いました。
せっかくの個室も、今のところ、部屋に呼ぶ友達がマキスしかいないし……。

岩井恭平著「サマーウォーズ」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
憧れの先輩・夏希に頼まれ田舎に同行した健二。ところが、その夜メールに届いた謎の暗号文を解いて返信したところ、送信主であるハッキングAI「ラブマシーン」が全世界で活用されているネットワークOZを乗っ取ってしまった。人工衛星を原子炉に落とそうとするラブマシーンを倒すため、健二は夏希と親戚一同と共に立ち上がりOZを奪い返す。

とてもしっかりした「ノベライズ」だと思います。
といっても原作アニメ映画は見ていないのですが、コマ割りが想像できるような描写でした。まぁ、逆に描写の細かさがうるさく感じたところもありますが、全体的には分かりやすくて良かったです。
もっとも、OZと現実が二重写しに感じられる部分は、映像としては良くても、実際は端末の中の画面でしかないと思うと、演出過多のような気もするかな。

主人公・健二は、情けないところもあるけれど、「数学に強い」という唯一の武器を最後までちゃんと使って戦い続けるので、次第に応援したくなります。
逆に、ヒロインである夏希は、少し身勝手だし、恋人がいるふりを本気でするつもりだとしたら健二に事情を説明をせず連れてくるのも理解できず、魅力を感じられませんでした。
大おばあちゃん・栄は中盤で亡くなってしまうんですね。ちょっと衝撃的でした。
キング・カズマと、彼を操る佳主馬少年は、あれこれ言っては失礼なくらい格好良かったです。

内容的には、バーチャル世界を舞台にAIと対決するお話ながら、人間同士の生の触れ合いが大切だと語っているんですね。未来世界だけれど、どこか昭和の雰囲気もあり、暖かさを感じました。

PSPゲーム「LAST RANKER」
現在地:ランカー就任まで

ずっと気になっていたので、突然ですが、購入しました。
気になっていた理由は、ご覧の通り、主人公ジグの見た目がウル@SHADOW HEARTSに似ていること。
ラストランカーが発売された頃、ゲーム店でポスターを見て「シャドハ新作?」と勘違いしたくらいです。

実際に動かしていると、ウルとは違うと思うときもあるし、似ていると思うときもあります。少なくとも、序盤で着ている鮮やかな民族衣装は、ウルの衣装箪笥にはないタイプでしたね。
何より、ジグはあまり自分を語らない性格のようで、受け答えの基本が「かもな」なのも、自分を露わにしない在りかたのように感じます。オープニングで出て来た故郷においても、ジグがファズを親友だと思っているように思えませんでした。ファズの友情片思いかなぁ……。
ガンドアでは、ポッドとトレンスを筆頭に、面倒見の良い性格の衛兵組が中心なので、摩擦を起こさず助かっていると思います。

説明書はサラッと流し見ただけですが、チュートリアルがしっかりしているので、引っ掛かるところはありません。
正直、割と直ぐ市場価格が暴落したゲームと言う印象だったのですが、今のところ、手触りは悪くないので、少しずつ楽しんでいこうと思います。

加納朋子著「掌の中の小鳥」

【あらすじ】
冬城圭介は、あるパーティで出会った女性が語る日常の謎を解いて、彼女と親しくなっていく。

連作短編集。
ホームズ並の推察力と知識を誇る彼・圭介と、細かいことまで克明に記憶している上、それを正確に説明する力を持つ行動派の彼女・紗英という、かなり嫌なカップル(笑)による日常の謎解き。

全体的には、色々勉強になって面白かったですが、最終話「エッグスタンド」には疑問が残りました。
それまでの話で優れた洞察を見せた圭介が、女性関係に関してはまったく無能にあるというギャップを描いているのでしょうけれど、「人間として欠陥品」と思うに至った圭介の気持ちがまず理解できませんでした。
そして、紗英たちはなぜ圭介のネクタイが礼子から贈られたものと分かったのでしょうか。私は女性ですが、泉さんの語る「女の賢さ」を持っていないタイプなので、まったく分かりませんでした。そのせいで、この話での泉さんの言葉には少し反発してしまいました。
個人的には、紗英の方が苦手なタイプで、圭介の方が共感できるのですが……。

第一話と最終話に登場する「掌の中の小鳥」がモチーフとしても印象的。
1つずつのエピソードとしては、名前を伏せたままの紗英が昔話を披露し、そこから彼女の名前を探し当てる「桜月夜」が鮮烈でした。

エンディングを迎えました。

12月に入ってようやく代歩を捕まえ、恵壬と喧嘩したらしき状況までは分かったのですが、会話のつなぎが巧くいかず、つっけんどんに切られました。
一方、その次に捕まえた恵壬は身内にご不幸があって不在にしていたということで、結局代歩と恵壬の間にどういう事件があったのかは分かりませんでした。
恵壬のIDはいつの間にか持っていたのに、どうして由香のIDはないのかなぁ。こういうとき、彼女がいれば第三者の視点で教えてくれたと思うので、残念です。
その後、競技会があったことに気付いたので、試合に関することで意見対立があったのか?という気もしましたが……。
なんだかんだ言って、代歩はやはり恵壬のことが大好きで、そこが可愛いところだと思います。人間的には恵壬の方が良く出来ていていい子だと思うけれど、愛されるのは代歩の方かな。得な性格ですね。

12月は先月の反動かコールが繋がりやすく、会話を楽しめましたが、そのせいで会話ボールが不足気味に。仕方ないので、いかに一度の会話中に発生した会話ボールを繋いで5分以上引き延ばすか、という方向で執念を燃やすことになりました。
で、その結果がこちら。

9:10

ついに9分の会話に成功です! 大満足しました。

で、12月24日に代歩へ電話をかけた段階でゲーム終了。2人で会うという終わりだったので、代歩エンドなのかな? これといった物語の波がなかったせいで、あまり実感はありません。
実は22日のコールで「明日また電話する」と言われていたのに、いつもの癖で24日までスキップしてしまったんですよね。
たぶん、そのときに会いたいという告白があったのだと脳内補完しておきます。

というわけで総評です。

ある意味で面白い「シミュレーション」だとは思います。
途中、実際には電話していなくても電話した前提で会話が進むという、フラグ管理を一切していないところにビックリしたけれど、それも含めてこの作品は「女の子に自分が合わせる」ということが重要なんですね。
会話をするというより、女子高生の日常を垣間みるシミュレーターのような印象でした。

ゲームとしては評価が難しいところ。
ある程度相手に自主的に話させないと会話ボールが手に入らないし、かといって黙って聞いていると終わってしまうというバランスは結構絶妙で、音楽ゲーム的な感じなんですが、それに熱中していると会話が頭に入って来ないのですよね。
話の途中なのか、話が終わって次の会話ボールを入れないと間に合わないタイミングなのかが、ちょっと分かり難いことが多かったです。そのため、最長の会話時間に至った回は、矢継ぎ早に会話ボールを送り、会話の腰を折ってでも次々喋らせるという方法を取ったのですが、これだと折角の会話内容がほとんど頭に入ってきませんでした。

画風には癖がありますが、電話中も綺麗に動くし、アニメーション自体もそれなりに用意されています。女の子たちは当然フルボイスなので、声優ゲームとして楽しむことも可能かな。
とてもプレイヤーを選ぶ作品だけれど、意欲作として評価したいと思います。