• 2015年08月登録記事

(すでに該当サイトでは告知済みですが、こちらでも記事にいたします)
2015年10月31日をもって、ユアンさまサーチのサイト検索機能を終了することにいたしました
長年のご愛用、誠に有難うございました。

サイト検索を終了する理由は、下記の通りです。

  • 現在使用しているサーチ機能が、増加・進化するブラウザ環境に対応できていない
  • 巡回作業等の時間確保が難しくなっている
  • 現在では創作活動の発表場所がSNS等に移っている

3点目の理由だけであれば1件でも登録者様がいらっしゃる限り続けるつもりでいたのですが、1点目の理由が致命傷となり、技術の進歩に付いていけない以上、ネットワーク上で登録者様の情報を預かっていてはいけないと判断いたしました。

サイト検索機能以外のサービスは当面提供予定ですが、「サーチ」という名称では不適当だなぁと思っているので、これに関しては追々検討いたします。
猶予期間が長いのは、その改装作業に掛かる時間を見越していたりします……。

ひこ・田中著「お引越し」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
レンコの両親が離婚し、父は引越していった。母は「母さん」から「ナズナ」に変わっていく。レンコは名字を父の姓から母の姓へ「引越」するか問われ悩みつつ、自分の居場所を決めていく。

両親が離婚した、ということ以外、事件はなにも起きないということに驚いた作品。
もちろん、離婚自体は大きな事件ですが、そこから物語が始まるのに、2人を仲直りさせようと子供が頑張ったり、大喧嘩するでもなく、ただそれまでの3人の日常が2人の日常になったことで諸々が僅かに変わり、少女が大人になっていく姿を描く物語。
淡々としてはいますが、2人暮らしになった母とレンコが、2人で暮らす生活のため「契約書」を交わして家事分担などを決めるのは面白かったです。

子供視点の一人称長編の上、登場人物たちが京都弁なので、個人的には読み難いと感じるところもありました。

ところで、表紙の写真は道を猫が歩いている光景なので、猫が登場するんだと思い込んだのですが、まったく関係ありませんでした。
自分の思い込みなのですが、ちょっと騙された気分になります……。

3DSのダウンロードソフト「ソリティ馬」体験版を遊んでみました。
http://www.gamefreak.co.jp/solitiba/

これは面白い!
プレイの止め時を忘れてしまい、寝不足になりました。
強制的に終了期間がある体験版で良かった、と初めて思ったくらいですよ。

「ソリティア」をすることで馬を走らせ、レースに勝つゲーム。
どうして「ソリティア」と「競馬」を混ぜようと思い付いたのか不思議です。でも、この2つのバランスが絶妙なんですね。「ソリティア」で多少失敗しても、コース取りをうまく指示すれば挽回できたり、その逆もまた然り、という塩梅。運の要素も強いけれど、馬の能力だけでは勝敗が決まらない“幅”が、毎回のレースへの真剣さに繋がるように思います。
やることは多いけれど、チュートリアルが充実しているし、システムに精通しなくてもそれなりに遊べます(例えば、私はブーストカードの使いどころが分からないままG1レースに勝ってたりします)。
ガンガンキッドもG1馬に育ったし、ワンコインという低価格も魅力なので、これは買っちゃうかな。

ちなみに、「BGMが秀逸なダウンロードゲーム」として名前があがる本作品ですが、私の腕前では、レース中に曲を聞いている余裕はありませんでした。

以上、非常に良くできているのですが、主人公がちゃらんぽらんなことは、慣れるまでイラつきました。
男女でほとんど差がないので、男主人公の方が受け入れやすかったです。

多田容子著「やみとり屋」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
生類憐みの令の圧政下、春之介と万七郎は、向島で鳥を密猟し喰わせる隠れ宿「やみとり屋」を営んでいた。悪政に反発する浪人が集まる店では、やがて幕府転覆の計画が練られるようになる。二人は目付に追われ江戸を脱出しようとするが、常連客だった隠目付により捕縛される。隠目付は、無図の春之介に幕府を守るため不満の捌け口として宿を作る密命があったと読む。

綱吉時代の江戸を部隊に、上方出身の二人が漫才をしているような時代小説。

面白かったです。
やみとり屋の二人が密告されて、逃げつつ常連の中の裏切り者を探すようなミステリー仕立てを想像していたのですが、どちらかというとしゃべり(ボケと突っ込み)の「言部流舌法」がまず第一に有る、意外な設定でした。
読み直してみると、紀文屋と花魁だとか、万七が剣を習った神咲の爺だとか、必要がないと思われるその場限りのエピソードがあったり、なぜ最後に春が刺されたのか腑に落ちないところはあるのですが、漫才なんだからそれで良いんだ、と言われればそうかと頷けます。
やみとり屋に集まる男たちが、個性的で面白いのです。
春と万七は、某お笑いコンビがモデルということで、読み返せば確かにあの二人を想定して書かれていることが分かります。
私は、モデルの彼らについて、TVバラエティのトークをしている姿しか見ておらず、暴力的だとか下品だという印象を受けて苦手だったのですが、本作の春と万七はスッと受け入れられました。
特に面白いと思ったのは、ボケ役の春之介です。
なんせ、一人称視点で語る主人公であり、過去も明らかなのに、何一つ本当のことがわからないのですよね。
恐らく、隠目付・香取が語った意図は外れていて、本当に作為はなく、単に気の向くままだったと思うし、「言部流」の教えも、自分で考えた作り話の可能性が高いと私は感じましたが、その印象も読み手によって異なるだろうという点が、春という人物の面白さなんだと思います。

TVアニメ「GOD EATER」第4話「エイジス」
http://anime.godeater.jp

4話だけれど、現実時間で換算すると放送開始から1か月以上経過して、ようやく第一部隊に配属されました。
ゲームだと、まだMISSION難易度1の段階。
グボログボロは狩られるのが似合うアラガミですね。ただ、中型種では最弱レベルのアラガミだけれど、いくらソーマでも一撃は無理があるんじゃないでしょうか。ゲームで相当強化して、一番弱いグボログボロに当たったとしても、ショートソード使いの私には絶対無理ですよ。
レンカは、エイジス計画はもちろん、一番重要な捕喰のことを教わっていないとか、基本的な知識が欠けていることにビックリします。ゲームは、榊博士の座学が挿入されて自然と知識が身に付いていくんですが、アニメだと尺が足りないからこういう実地でいきなり教わる表現になってしまうのですかね。

ゲームとの比較で考えると、全体的にキャラクターの感じが悪いのも気になります。リンドウは自分にできる範囲のことしかしない中間管理職に見えるし、ソーマは無愛想なだけでなく面倒見も悪そう。サクヤは今回の話では違和感なかったけれど、1話の暴言があるからやっぱり不安です。
そんな中、コウタが街に出ようと誘った後、訓練があると断るレンカとコウタの顔の温度差表現は笑いました。結局黙って付き合う辺り、レンカは悪い奴ではないのですよね。

とりあえず、次回は普通に放送で一安心。毎週放送されるかどうかに一喜一憂させられるアニメって、凄いなぁ(苦笑)。
ディアウス・ピターが登場するようですが、今の第一部隊の面々がMISSION「蒼穹の月」に挑んでも、人間関係が希薄すぎて感情移入し難いなぁと思います。

話は変わりますが、アニメ「アルスラーン戦記」を見た後は、「フロム・ディスタント」さんで、外国のフォーラムに投稿された感想の翻訳、いわゆる「海外の反応」を拝見するのが楽しみになっています。
有料でアニメを見ているからか、日本人の視聴者より真摯に作品を読み取ろうとしているように感じられて、面白いです。

そんなわけで、アニメ「GOD EATER」も海外の反応を誰かがまとめてくれるだろうと楽しみにしていたのですが、今のところ見かけません。
仕方ないので、下記のフォーラムを見付けて自分で覗いてみました。
http://myanimelist.net/forum/?topicid=1404927
……が、投稿数が予想以上に多く、1話「空木レンカ」に対して600コメント以上ありました。
一行レベルの投稿もあるとはいえ、これを訳していく労力はとんでもないですね。私は、1ページ(50件)の途中で早々に挫折しました。
私でもなんとなく意味がつかめる程度の、比較的易しい英語文が多いので、得意な方ならスラスラ読めるのかしら。しかし、読むだけならともかく、この中から更に面白い投稿をピックアップして訳すなんて、なかなか高度なことをしていただいていたんだなぁと、今更ながら各種「海外の反応」まとめサイトさんに深く感謝しました。
ちなみに、CGアニメだと誤解している人が多かったですが、そういった方も3〜4話辺りまで視聴継続していれば、CGでないと気付いたかな。