• 2018年03月登録記事

PS4版「戦場のヴァルキュリア4」序盤体験版をプレイ。
http://portal.valkyria.jp/vc4/

戦場のヴァルキュリア4 TRIAL


グラフィック表現CANVASによる手書き水彩画風の画面は、実際に動いているのを見ると味があります。

花畑と戦車

特に、オープニングでの花が色付いていく様と、花畑と戦車の構図は美しいと思いました。

体験版で遊べる範囲は、オープニングから2章レーヌ解放戦まで。戦闘回数は3回分ですが、フリーバトルもあるし、予想外に長く遊べました。

ブックモード

「蒼き革命のヴァルキュリア」は1イベントが長く耐え難かったけれど、本作は短く分割した上で、プレイヤーが任意タイミングでイベントを見る形式なので、進めやすいと思いました。
早々に情勢説明があり、各種図鑑、都度のシステムメッセージも細かく、シリーズ未プレイでも問題ないよう配慮されていると感じます。ただ、いちいち「エピソードが追加されました」の表示が出るのは、丁寧すぎて煩わしい気もするかな。

戦闘は、なかなか独自のシミュレーションバトルで面白いです。

マップ

単にマップ上でユニットを動かすのではなく、兵士1人1人の目線で戦場に立つので、臨場感があります。

フィールド

隊長の指揮と兵士個々人の行動がうまく噛み合うと、グッと来ます。
正面から戦闘するだけでなく、マップギミックもあります。土嚢の活用や匍匐前進、遮蔽物の利用、戦車が通れる侵攻路の検討など、地図で見ての判断と、実際の戦場での判断のズレ修正も楽しみに変換できます。

狙撃兵

エイムは苦手ですが、不意打ちから一撃で頭部を撃ち抜いたときなどは、ちょっと危険な快感がありました。

キャラクターには長短の特性(ポテンシャル)があり、それを踏まえてどう運用するか問われる作り。

パラメータ

また、育成という概念はあるけれど、レベルは兵種ごとに管理されていて、これまで一度も戦場に出していないキャラクターでも気軽に出撃させられるのは、良い仕組みだと思いました。「キャラクターロスト」があるゲームならではかも知れないけれど、これなら、時々で組み合わせを変えて試しやすいですね。

ローディングは早いし、セーブ画面が独自に用意されているのも、私としては高得点です。
こういう目立たないところに気を配っているゲームは、スタッフの愛を感じます。

そんな形で、システム面は非常に良いと思ったけれど、反面、ストーリーにはそこまで惹きつけられるものがありません。正直「蒼き革命のヴァルキュリア」の方が、体験版の先の展開を知りたいと思わされました。
特に、ヒロイン・レイリィに好感が持てなくて残念。登場時点では、強いし可愛いし文句なかったのですが……。

レイリィ

過去にどんな確執があろうと、これから戦地へ行く部隊のメンバーの前で隊長を批判するのは、士気を下げる利敵行為だと思います。クロードの過去が開示されていないためレイリィの発言の妥当性がわからないこともあり、いわゆる「面倒な女」の典型みたいに感じてしまいました。
関係修復が早いのは良かったけれど、まだ一悶着ありそうです。

それから、この写真にワンコがいてテンションが上がったのですが、今のところオープニングで敵を察知した以外、出番がないのが残念です。

写真

どうせなら、ラピード@TOVくらい活躍してくれないかしら。

システム的には初代から変わらないようなので、ゲームを楽しむという意味では、初代から遊ぶ選択肢もアリかも知れません。

180308.jpg

花とゆめCOMICS「かげきしょうじょ!!」5巻

全体のページボリュームは、メロディ移籍後の巻は大差ないのですが、今巻はとんでもなく短く感じました!

今回は、文化祭への特別出演に向けたオーディション開始。
主要キャラクターでは、奈良っちの発表が終わっただけですが、とても濃密でした。
次回は、個人的に推している委員長(紗和)と山田さんの回なので、早く続きが読みたくて堪りません。特に、委員長はダンサータイプらしいことしか分かっておらず、どういう演技をするのかとても楽しみです。ごく普通に考えると、正統派の委員長と斜め方向の更紗の対決ですが、更紗も「嫉妬」の感情の再現ができそうなので、意外と双方正統派なティボルト対決になる可能性もある?とワクワクしています。

スピンオフの過去編は聖先輩。
これまで、笑顔の裏で何を考えているか分からず、「性格が悪い」という評もあって、陰湿ないじめをしそうなイメージがあった聖先輩でしたが、実際は一生懸命で可愛い女の子だなぁと陥落させられました。
紅華は「嫌な子」がいない世界なので、読んでいて幸せです。
毎巻スピンオフで好きなキャラクターが増えてしまって、みんなを応援したくなります。それだけに、今回のオーディションのような展開は、特定の者しか選ばれないという苦しみもあるのですが……。

現在地:スービエ、クジンシー撃破(1827年)

結局、スービエの居場所がわからず、攻略サイトに頼りました。
そうしたところ、モーベルムの武装商船団の船で氷海へ行けると分かったので、早速乗り込みました。

レオンブリッジ見物に行かないか?

行く!と碌に会話を聞かず即答し、長閑な音楽と共に向かったのは……ミラマーのレオンブリッジ。

レオンブリッジ

無意味に往復して、跳ね橋の動作を見るだけのイベント(笑)。

正解は、商船団の者がいない間に、自分で舵を握って出航でした。

凶暴な魚(アルビオン)に襲われながら海を進んでいくと、突然船の制御が失われ、袋小路に突き当たって停止してしまいました。
が、次の瞬間氷が割れ、タコーーもとい海の王者スービエが登場!

スービエ

会話も待ったも無しの、急な戦闘開始で、回復していないのに!?と焦りました。

ここで役立ったのは皇帝の「炎の壁」。火属性だけでなく、水属性もダメージカットしてくれるのが有能ですね。全体大ダメージのメイルシュトロームをガンガン防ぎました。ただ、タイミングがズレて後手発動になると無意味で、危ない局面もありましたが、他のメンバーが最初から全力で最強技を叩き込んだところ、2発食らう前に倒せました。

スービエ戦

それにしても、151年前のワグナスが第二形態だったので、スービエも第二形態だと思っていたら、第一形態でした。どういうフラグ管理なのか、実に不思議です。

その後は、追憶の迷宮をまた攻略したりして、たっぷり待たせた後にクジンシーの元へ。

待つのはあきた

こんな風に言っておきながら、まずは雑魚敵を複数回ぶつけてくるあたり、嫌われ者と言うのも何だかよくわかります。
3回ほど雑魚を倒してから、ようやくクジンシー本人と再戦です。

クジンシー

クジンシーも遂に第二形態でしたが、全員に「ソウルスティールの見切り」を付けてあったこともあり、割とあっさり完勝。事前にぶつけてくる雑魚の方がよほど怖かったぜ!
「なんでオレだけが2回も〜」という、小者っぷり全開なヤラレ台詞には笑いました。

最後の1人となったノエルを追い、ラストダンジョンへ向かいます。
サガシリーズ初クリアとなるか、SFC世代RPG最強と名高いラスボスに阻まれるのか……!?

ラストダンジョン

PS4「グランクレスト戦記」(6月14日発売予定)のPVが発表されました。
http://grancrest.bn-ent.net

実は私がアニメを見たのも、アニメ化企画と同時にコンシューマー向けゲームを開発中と聞いたためです。タイトルに「戦記」と付くことから、戦略SRPGの可能性があるかな、と思って期待したのです。
結局、アニメは途中で視聴を打ち切ってしまったのですが、せっかくなのでゲームの第一弾プロモーションは拝見しました。

これは……まさかのRTSゲーム!?

ジャンルは「戦略級RPG」という訳のわからないものなのですが、動画の0:32〜1:07を見ると、「プレイヤーは部隊の進軍先をラインで描いて指示」「任意の部隊長を切り替えて操作」「部隊は自動で戦う」といったゲームシステムであることがわかります。
あれ、私が好きなゲームっぽい……!?
アニメ絵の立ち絵とイベントシーンが低クオリティに見えるという点はマイナスですが、国産ゲームでは非常に珍しいRTSという点で、急に興味が湧きました。

ちなみに、スマホアプリの方もなかなか凝っていて面白そうです。申し訳ないけれど意外過ぎて、二重にビックリしました。

難をあげるとすれば、主人公テオに魅力がないため、彼の物語の追体験に心惹かれない点ですね。
なぜPS4版もスマホアプリも、ストーリー追体験タイプのゲームなのでしょう。任意の君主を選んで大陸統一を目指すゲームだったら、発売日購入しちゃったかもしれません。いや、ラシック様主人公で遊べるだけでも、買いますよ。

そんなことをブツブツ言いつつ、様子見リストに追加することとなりました。
積んでるゲームが色々あるのに、6月にこれを買っていたら、笑ってやってください……。