• 2016年03月登録記事

冬アニメも完結!
※「昭和元禄落語心中」は後一話ありますが、機を逸しそうなので、まとめておきます。

プリンスオブストライド オルタナティブ(9〜12話)

努力・友情・勝利!の三拍子が揃った、とても爽やかなスポーツアニメでした。
原作は乙女ゲームだったはずなのに、恋愛絡みのエピソードは一切なく、徹頭徹尾、部員で競技に打ち込む展開だったので、中弛みがありませんでした。最終回も、決勝戦だけを特別に描くのでなく、練習風景から始まって、日常が続いていく終わりかたに満足。
後半戦での試合の見せかたは少し物足りなかったけれど、「ストライド」という創作競技を通して描きたかったものは、部員の絆だったと分かるから納得できました。

GOD EATER(10〜13話:メテオライト編)

10話「散華」で過去が分かり、以来レンカに感情移入できるようになったため、メテオライト編は面白かったです。
最後のディアウス・ピター戦は、音楽は「NO WAY BACK」で盛り上げるし、アクションも派手で魅せていました。レンカの神機がパージしていくのも、次にどんなギミックが来るか楽しめました。ゲームでの再現が難しい、アニメならではの機構ですね。
欲を言えば、喋っている間は棒立ちなのをなんとかして欲しかったくらい。戦闘中に長々と会話しないような構成にするしかないかも知れませんが……。
オオグルマ先生がノヴァに喰われたのと、サカキ博士がアーク計画を知っていた、というアニメオリジナル要素は驚いたけれど、どちらもさほど違和感なく原作に適用できると思いました。だいたい、原作ゲームプレイヤーの7割はサカキ博士を黒幕だと疑っていただろうし(笑)。
伏線を張るだけ張って「ゲーム(本編)へ続く」ENDという、正にゲームPVアニメでしたが、私は満足しました。

うたわれるもの 偽りの仮面(22〜25話)

視聴を打ち切ろうと何度か思いましたが、「GOD EATER」のついでに消化することで、なんとか完走。
2話でのやりとりが生きる墓参りシーンなど、終盤は持ち直した感がありました。

こちらも、「ゲーム(新作)へ続く」END。
原作ゲーム自体が3作目に続くエンドだと知っていたし、オチも分かっていましたが、これまでの25話は、本当に3作目の舞台を設定するプロローグでしかなかったのですね。番組終了直後に3作目の新CMが入ると、ゲームを買いたくなるじゃないか!と思いました。いや、買ったって良いんですけれど……。

ただ、ゲーム3作目で、CMの通りクオン率いるトゥスクルがヤマトを攻める、という筋になるとしたら(ヤマト=八柱将側だと思いますが)、個人的にクオンの人間性を更に疑う展開だなと思います。トゥスクルを攻めるヤマトに助力したり、いざハクが死んだらトゥスクルの兵を使ってヤマトに復讐するとか、想像するだけでヒロインとしての魅力が薄れていくのですが……。「予想は裏切る」と宣伝しているので、これはミスリードCMであり、実際は異なる展開であることを祈ります。
あと、ハクという緩急あるキャラクターが優れていただけに、オシュトルを演じているハク、になってしまうのは少し勿体ないと思いました。

昭和元禄落語心中(9〜12話)

原作の力もあると思いますが、とにかく惹き込まれるアニメでした。
落語は概ね短縮されていたけれど、ざっくりした筋は分かる程度の省略だったので、視聴に問題無し。八雲師匠の「子別れ」(10話)と、助六の「芝浜」(12話)には泣かされました。
最初は、与太郎編ではなく過去編の放送であることに対して、色々不満があったのですが、こうして次回最終話で現代に戻ってくる構造を見ると、これも良かったなと思えました。

斎藤惇夫著「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
町ネズミのガンバは、イタチに襲われる島の仲間を助けようと立ち上がる。その勇気に心を動かされた15人が従い、彼らは夢見が島へ渡った。しかし島の仲間と合流したところをイタチに追い詰められ、海での玉砕を覚悟する。そこに海鳥の助力を求めにいったガンバが戻り、イタチを打ち倒すことに成功する。戦いの犠牲を胸に、今や冒険者となったガンバは島を旅立った。

テレビアニメ版のビジュアルはなんとなくイメージがあるのですが、内容はまったく記憶しておらず、こんな過酷で切ないお話だったのかと驚きました。
序盤はいかにも児童文学という感じだったのが、島に到着してしばらくする内に、島の高倉で比較的安全に暮らしていたネズミたちと衝突した辺りから緊張感が高まり、イタチに追い詰められていく様や、無情に犠牲者が出ていく戦いで手に汗握りました。
最大の戦いの場に主人公がいないというのも、思い切った構成ですよね。それまではガンバに焦点が当たっているけれど、この辺は群像劇のようにも見えました。

「ひとりとふたり」が死ぬ、というサイコロの警句の通りの終わりに、なるほどと唸りました。
仲間からの被害者がオイボレになることは予想していたけれど、もう一人がボーボというのは意外でした。だが、こういう足手まといのように思われている人物こそが、人間関係を円滑にする掛け替えのない存在だったりするんだと思います。その人物が生きている内には気付かなかったり、素直に認められないものですが……。

神田の「玄気」で夕食を頂きました。
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13030113/

独特の個性が漂う摩訶不思議な店。
まず、外観からしてかなり怪しげな古民家で、少々尻込みしながら入店しました。
私1人だったら、恐ろし過ぎて入れません(笑)。

名前の通り、野菜が中心ですが、鉄板で焼いてくれる魚や肉、お好み焼き、チャーハンにパンなど、種類は豊富。パンは一見チグハグながら、奥さんが隣で営んでらっしゃるベーカリー「あつんこパン」からの提供らしく、本格派で美味しかったです。
この店ならではというメニューが多く、例えばデザートの「焼きわらび餅」は名前から異彩を放っていましたが、実物もまったく予想外の食べ物(餡とわらび餅をそば粉クレープのようなもので包んで焼いたもの)でした。
「お好み焼き」ですら、我々の知る「お好み焼き」ではありません。
具を一つチョイスする形式で、その選択肢が「トマト」とかどういうことだ、と最初は思ったけれど、実は、生地はベビーリーフと玄米で作られていて、よく合いました。でも、何も知らずに実物を見たら、表面は黒いし生地部分が緑色で唖然とすることは間違い無しです。
全体的に味付けは強めのため、酒が進みます。
飲み物も、普通の「ビール」はなく少々変わった銘柄が多かったり、ジンジャーエールも自家製で生姜が効いているなど、とかく他の店とはひと味違う要素を押し出しています。
まさに、オンリーワンの店でした。

難点としては、料理を注文してから届くまでが長いこと。
お店は3階まであるのに、少人数で切り盛りしていらっしゃるから、仕方ない面はあります。私は食事のテンポを見て注文を適宜入れていくタイプなので、この点が残念でした。

なお、店主(大将と呼びたくなる)は、風貌と裏腹に優しい方でした。

東南アジアの覇者の証を手に入れた時点で「地中海に戻ってスペインと戦うぞ!」という流れになりましたが、いったん、それは無視して東アジアの覇者の証を取りに戻りました。
覇者の証は割と分かりやすい位置にあったので、キーアイテムの片割れを手に入れる苦労の方が身に染みました。
途中、マップを拡大できないエリアまで足を伸ばす必要があったのですが、あんなところに村があるなんて、確信がなかったら引き返すところでした。

東アジアはフェルナンドに任せたまま、四海の覇者として地中海へ帰還。
ハイレディンから成長を認められ、戦列艦を貰いました!
戦闘向きだけれど3本マストという、なんとも嬉しい贈り物。旗艦として大事に使おう、と決意したのでした。……その後、大事に使うどころか大破させてしまうのですが。

セビリアやリスボンに寄港すると、イベントが発生してスペインとの全面対決になるとが分かったので、ちょっとズルして巻き戻しました。それでも海上で遭遇船が何度か勃発しましたが、こちらも損害を気にせず毎回全力で対峙したところ、バルデス側から停戦の申し入れが。
バルデス軍はさすがに強敵なので、地中海の前に他を安定させようと思って、停戦に合意しました。

ひとまず、新大陸へ。
久し振りに辿り着いた新大陸は、完全に市場が固定化されていました。仲が悪いらしいマルドナードとエスカンテのどちらかと組んで、もう一方に宣戦布告するのが定石でしょうか。
海域のシェアが高いのはエスカンテなので、弱いもの同士で組んだ上で、敵の市場をカストール商会が丸ごと頂いてしまうのが理想ですが、エスカンテのシェアがある都市は私も若干シェアを持っているため、欲しいのはマルドナードの持っている街の方だという齟齬があり、決断に悩みました。
最後の決め手は、商会の長の見た目(笑)。
結局、エスカンテを倒して覇者の証を手に入れた後、マルドナードは傘下に置くことになりました。
正直、マルドナードは同盟相手としてはまったく役に立たなかったのですが……海域を委ねる相手として、残しておくことにします。

副官は東南アジア以降アンジェロで固定していたのですが、副官で一番重要なスキル「説得」がなかなか上昇しないため、このタイミングでアルカディウスに変更しました。
アルカディウスに変更してから、「威圧」も効くようになって、マルドナード商会とリー家を傘下に置けました。
これで東アジアと新大陸は安泰。東南アジアのペレイラ提督は、対等の同盟者と言う感じで、傘下に置くのは失礼だし、ウッディーン商会は大物過ぎて副官から否定意見が出るので、このままでいこうと思います。