• 2011年12月10日登録記事

宝塚宙組「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!」11:00回を観劇。

芝居に関しては完全に流れ、台詞、BGMが頭に入ってるので、割り切ってメインと関係ないところを延々見続けたり、自分勝手に楽しんでます。
ちなみに今日は、マリオとの別れ後に小鳥SEを流すところで、間違って映写機SEを流してしまった裏方のミスがありましたね。

今回のお話について、私は「地味だけど佳作」と思っていますが、最初にアメリカ進出に関する会社内の問題やライバル社との対決を派手に取り上げるので、これがストーリーの核だと思うと終盤拍子抜けするだろうな、とも思います。
実際は、最初から最後まで「自分探し」がテーマなんですよね。
そのため「本当のサルヴァトーレはどんな人物か?」と言う話が出てくる第5場幕前は、作品に対する評価を左右する重要なシーンなのだと今日不意に感じました。

芝居では極力オペラを使わず、群衆の動きをチェックしました。
オープニングのコレクションシーン等は、ついランウェイのモデルかサルヴァトーレを観てしまいがちですが、今日は周囲の群舞をチェックしてみたところ、なかなか振り付けが面白かったです。
あと、辞表を出して銀橋を渡っていくマリオが、ベッピーノの呼び掛けに立ち止まって少しだけ振り返るようになっていたのは、東京からの変更点でしょうか? 少し未練があるんですね。完全に心を決めてしまって、頑なになっているという初見時の印象と違ったので、早くDVDを観たいです。
職人たちのインタビューシーンのみ、いつも職人を観てしまうので、今回はサルヴァトーレ、アレッサンドロ、レニーを凝視してみました。
「映像が投影されている壁」があるのだろう場所をじっと凝視して身動きしないサルヴァトーレと、インタビュー内容を聞いて時々表情や体を微かに動かすアレッサンドロ。そして、時折その2人の様子を窺って、ドヤ顔するレニー(笑)がなかなか興味深かったです。
アレッサンドロは、あのインタビューを聞いて始めて、サルヴァトーレのしてきた事を認めたんですね。

今回、キャストの個別評をちゃんと書いていませんでした。
リピートする内に印象が変わったり、役作りも変わったかな?と思う部分がありますので、その辺は徒然と書いておくとして、千秋楽にはまとめたいです。

ジョルジオ@凪七瑠海の「頑張ってる感」が、最近好きになってきたかも知れません。
プロが「頑張ってるな〜」と思わせてはいけない筈ですけれど(苦笑)、宝塚は身内感覚で舞台を見守るというファンの形もあるんですよね。
とりあえず、男役としては致命的な体の薄さを、立ち方や演技でなんとか埋めようとしてるんだな、と感じるようになりました。サルヴァトーレに肩入れはしていますが、第三者の視点を持って舞台を眺めているという立ち位置もなかなか美味しいですよね。

パーティで発するロナウド@鳳樹いちの「凄いお屋敷ですね」という台詞が、回を重ねるごとに冷たく、非好意的な社交辞令になっていってゾクゾクします。

ショーの方は、素直に流れに乗って観ていると「あれ?もう終わり」と思うようになってきました。
「セクシャル9」は、東京宝塚劇場の適度な広さと彼等の気障り具合が丁度巧いバランスになって来たと思います。宝塚大劇場だと正直広過ぎて、薄かったような気がするんですよね。初日直後でまだ固かったのかもしれませんが。
最初の客席降りで、大空氏が釣った1列目の客が黄色い悲鳴を上げていました。正直、張り切ってS席入力したのに旧A席と2階だった自分は羨ましくてたまらない!
「Young Blood」の鳳翔大は私の観る回はほぼ黒ロング鬘だったのが、茶金に遭遇してテンションアップ。
後は、「Yonder」の退団者によるダンスシーンで、上手の方から拍手が入っていました。ちょっと驚きましたが、個人的には嬉しかったです。