宝塚宙組「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!」11:00回(前楽)を観劇。
残念ながら千秋楽公演は確保できませんでしたが、大変な盛り上がりで、最高のクリスマスプレゼントになりました。
芝居でのアドリブは、レニーがサンタ帽を被り「メリークリスマス!」と登場したくらいでしょうか。
フランクの決まり台詞「なんだその格好!」が見事にハマっていました。
とにかく全力投球という感じで、合計7回観た内で最高の出来でした。
初登場の泣きや初撮影のNGシーンなどで、改めてミーナ@野々すみ花の演技巧者ぶりを思い知りました。非常にデフォルメされたキャラクターなのに、リアルでした。
レニー@凰稀かなめは、調子が悪いのか回数を重ねる毎に滑舌が悪化してるような気がして、少し心配になるのですが、2日前の日誌で指摘した会話の「間」は改善されていました。
職人インタビューは、ニーノ@月映樹茉は張り切り過ぎか、いつも以上に勢いが激しかったです。少し「落ち着いて!」と思いました(笑)。
その後のルッカ@風馬翔とミゲル@光海舞人は抑制の利いた良い演技で、今日はこちらに泣かされました。
ショーは、「Young Blood(イケメンオークション)」が完全にクリスマス仕様にされており、「クリスマス特別企画、スペシャルメンズオークション!」として開催。
Mr.マオと魅惑の男たちは全員サンタ帽を装着(Mr.アフリカは頭の虎がサンタ帽を被っていました)。
サンタ帽を被った縦長の影がスクリーンに映るだけで面白い、というのは新鮮な発見でした。魅惑の男のシルエットが映るたびに会場が爆笑し、拍手喝采で迎えました。
ナイス・アイドルY@大空祐飛もサンタかと思いきや、きらきら光るトナカイの角を付け、モールを山ほど肩から提げて登場。かなり破壊力のある可愛らしさでした。
Mr.メキシコの掛け声「サンバ!」と、ナイス・アイドルYの決め台詞「俺だけを観ろ!」は、どちらも「メリークリスマス!」に変更されていました。
とにかく大変な盛り上がり具合でしたが、この直後に、真逆の世界観の「Yaw(薔薇)」をいつも通り展開したのは流石にプロだなと感心しました。
また、中詰のロケットボーイが捌ける時と「Yonder(風)」の退団者ダンスに拍手が入ったので、私も思う存分、異動者&退団者への想いを込めておきました。
過去最高回数のリピート観劇でしたが、隅々までが楽しい作品で、悔いのない舞台見納めとなりました。
ところでこの公演、ある日一緒に観た非宝塚ファンの友人から「ショーの副題“Yの法則”は染色体のYなの?」と聞かれ、その発想はなかった!と思ったのですが、同じことを別の友人にも聞かれたのが印象的でした。
ちなみに、答えはトップスター大空祐飛の「Y」です。