• 2013年12月登録記事

アーサー・コナン・ドイル著 日暮雅通訳「バスカヴィル家の犬」(新訳シャーロック・ホームズ全集より)

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
ダートムアの大富豪バスカヴィル家には呪いの伝説があり、それを裏付けるかのように当主が奇怪な死を迎えた。ワトソンはバスカヴィル家の後継者ヘンリー卿に同行してダートムアへ赴き、見聞きした事をロンドンのホームズへ書き送る。やがて、ワトソンは荒野に潜む男がいることに気付くが、それは犯人の目を欺き証拠集めをしていたホームズだった。2人は依頼人を囮にして、遂に犯人を逮捕する。

シャーロック・ホームズ作品は、子供時代に「緋色の研究」を既読ですが、記憶に残っていません。
関連作品中、最も人気がある長編作品との呼び声が高い本作を読んでみました。

意外にも、ホームズはあまり登場せず、ワトスンがメインで活躍します。ワトソンが自分なりに推理しながら地道な捜査を展開するのが面白かったです。
ただ、ワトソンが村人を「教養がない人たち」と評する箇所があり、こんな毒舌な人物だったのかと驚きました。
それにしても、こんなに四六時中ホームズの手伝いをしていたら、ワトソンはいつ自分の仕事をするのでしょう。開業医なんですよね?

犯人を推理する余地は余りなく、最初から怪しい人物がそのまま犯人でした。そもそも、ミスリードを誘うほど多くの人物は登場しませんでした。そのため、ミステリとして面白いのか否かは良く分かりません。
ホラー(猟奇小説)や冒険小説のような味わいの方が大きい気がします。
結末は呆気ない感じ。依頼人は生命を守られたとはいえ、心を病んでしまったので、後味の悪さもあります。
風景描写などは非常に凝っていて、ダートムアの荒涼たる大地が思い浮かびました。

解説に、この作品の成り立ちに諸説あることが説明されていました。正直なところ、本編以上にこの話が面白かったです。

旅をはじめた頃とは見違えるように成長しました。

レイア

カミーユとルドルフのW回復魔法で、更に安定した戦いができるようになったレイア一行は、ダンジョンに再挑戦。
――でも、前回死者が出た「忘れずの塔」は怖いため回避し、「背に吹く風」へ挑みます。
ここで、ユニーク武器「チャクラム」を入手しました。
初めての仲間キャロラインが残してくれた「脇差」より強い武器だったので、主人公レイアに装備。「脇差」は、引き続き大事に使うつもりで、一番若く成長もしているカミーユに回しました。

ところが、これが大誤算。
その次に受けた依頼の妨害者が異様に強く、カミーユが殺されてしまいました!
今後も長く付き合うつもりでいたし、育てるためにお金も注ぎ込んでいました。でも、一番悲しかったのは、カミーユ消失に伴い、キャロラインの形見だった脇差も消え失せてしまったことです。

カミーユの穴を埋めるべく、称号がとても気になる、石部金吉ロードスを仲間に迎えました。

ロードス

魔法を覚えるのには金が掛かるため、魔法を修得済のキャラクターが望ましいと思っていたのですが、その期待に答えてくれる人材でした。

ちなみに、石部金吉は“生真面目で融通のきかない人”の意味。
初めて会った時点から友好度が100だったのですが、時々「堅物レイア」とも呼ばれている主人公となら気が合うのも当然ですね。

世界中の街を散策したり、ダンジョンを探索したり、精霊界へ行ったりしている内に、突然国王から呼び出しを受けました。
用件は、魔物アンゴルモア討伐の依頼。精霊が撃破に力を貸すと言っていたのも、恐らくこの魔物のことでしょう。どれほどの強敵か不安ですが、期日が無期限というところに安心して、取り敢えず請け負っておきます。
とは言え、請けたからには、達成の努力をするのが善人パーティ。
最強の魔物というからには、仲間を相当鍛えないといけないはずです。ところが、仲間を鍛えるとなると、高齢のルドルフがネックになります。金を掛けて成長させても、寿命を迎えたら意味がありません。

ずっとお世話になったルドルフには申し訳ないのですが、別れることにしました。
代わりに加入したのが、こちらの女性。

真面目なジェーン

堅物ばかりのパーティになってきました。

前回は、頼れる仲間だったキャロラインが寿命でお亡くなりになったところまで。

まずは、急いで新しい仲間を募集。
ところが、こういう時に限って誰も仲間になってくれないんですね。
ようやく1人加入できたと思ったら、こんな人物だったりして。

腰くだけ

……即、別れました。

なんとかかき集めたマトモな仲間が、こちらの3人です。

ぎゃんぶらあ

カミーユ

お人好し

ダフネ

そして、愚図!

ヴィヴィアン

やや火力不足の感はあるものの、4人で頑張れば、それなりに安定した戦いが出来るようになりました。
特に偉大なのは、回復魔法スプリングキュアを使えるカミーユ。彼女の行動順になれば全快できるため、対人戦で負ける危険はグッと減りました。

安定すると、欲が出るのが人間の面白いところ。
それなりにパーティが成長したところで、ダンジョン「忘れずの塔」に突撃してみました。
入口付近で様子を見た感じ、意外と魔物は恐れるに足りず、どんどん戦っていけます。この調子なら、経験値稼ぎができそうだと、少し深部に行ってみたところ……。
イエティにダフネが殺されるという事態になりました。

慌てて逃げ帰った後で、穴埋めに勧誘したのは、初の男性キャラクター・フェミニストのルドルフ。
女性3人&男1人のパーティでも、フェミニストならバランスが良さそうですね。

ルドルフ

カミーユ同様、魔法を覚えてるキャラクターなのは嬉しいですが、育てることを躊躇してしまう年齢です。

(※)この頃は、仲間にする前でもステータスを確認できると知らず、ひたすら顔グラと名前で狙い定めた相手を勧誘していました。

ゲームを開始したところから。
まず、名前入力の後、養父ジョゼフの思い出話にどう反応するかでステータスが決定します。
このシーンで暖炉の上に飾ってある肖像画の一方が、「ヴァンピール」の主人公クリストファであることに反応しました。女性の方は分からなかったけれど、そちらもARTDiNK作品なのかな。

何パターンもやり直して、顔グラとステータスの妥協点を見出した主人公が、こちらです。

レイア

養父が斡旋してくれた最初のチュートリアル依頼の中で、独り旅の危険が良く分かったので、取り合えず見掛けた女性・鉄拳キャロラインを仲間に誘ってみました。

キャロライン

なんとなく誘って快く仲間になってくれた彼女は、なんと主人公の8倍強い熟練の冒険者でした。筋力に至っては、限界値に近いです。
その後に仲間にしたキャラクターは、各ステータスが2桁の状態だったので、凄い幸運に恵まれていたんですね。

キャロラインの御陰で、襲いかかる盗賊や依頼の妨害者は、逆にアイテムを強奪できる手頃な相手に早変わり。ついでに、意地汚くキャロラインの装備していた高性能武器「脇差」を譲って頂き(笑)、主人公も強化されました。
このまま気侭な2人旅でも良いやと思い始めたその時……

キャロラインが寿命で死んでしまいました!

山道を歩いている途中、システムメッセージで死亡が告げられるという呆気なさに、何が起きたのか理解できず茫然。
確認してみたら、キャロラインが装備ごと消失していました。
ちなみに、装備ごと消失するのは、土葬文化だからだと自分を納得させましたが、世界に1つしか存在しないユニークアイテムも消えてしまうのは酷い仕様だと思います。