• 2017年10月登録記事

現在地:契約の剣入手

危険な力の囁きに導かれ、古代都市ギルヴェガンに行ってきました。
魔人を従え門を開けるのは、私のプレイでは常に殿下です。なんといっても覇王の遺産ですしね。

魔人の門

少し長い道程ですが、殿下中心のメンバー構成で、戦闘に関してはサクサクと攻略。
エリアとしてのギルヴェガンについては、地図が使えない「クリスタル・グランデ」に苦戦した記憶しかなくて、屋外はこんな綺麗な光景だったか、と驚きました。

ギルヴェガン

屋内はどことなく宇宙のようにも見えて、パンネロが言う「来てはいけないところに来てしまった」感に共感です。

ギルヴェガン

道中では「ゲート・アウリオン」という名称に仰け反って、思わずスクリーンショットを撮りました。
全く記憶にないので、PS2版当時は気付かなかった、と思います。今になってそんな名称に刮目するなんて面白いですね。「テイルズ オブ シンフォニア」、偶にやり直したくなります。携帯機でできるようにならないかしら。

オキューリアとの対面は、殿下がどの角度から見ても美しく、大好きなイベントです。
この時点で既に、破魔石が欲しいという渇望よりも、不安の方が勝りつつあるんだな、とリマスターの解像度でハッキリ読み取れました。

アーシェ

オキューリアたちと会った後、「ヘイスガ」欲しさに侵入したクリスタル・グランデの奥は難易度が桁違いで、逃げ帰ることになりました。
ゲート・スコーピオの先って、あんな強敵の溜まり場でしたっけ。FF12は即死対策できないので、運が悪いとデスで全滅しそうです。

港町に戻り、レダスがゲスト加入。
ガンビットが、予想以上の脳筋っぷりで爆笑しました。特に「目の前の敵」「敵1体」の重複に、攻撃したいという強い意志を感じます。

レダスのガンビット

そしてガンビットに組み込まれていませんが、意外にもホーリーが使えます。アレイズとホーリーは別ライセンスなので、アレイズ目的で習得したわけでもないでしょうに、レダス、なんで覚えたの?(笑)

あとは、実質的ラストダンジョンであるリドルアナ大灯台を攻略するだけです。
が、その前にモブや召喚獣、サブイベントをある程度進めたいと思います。

10月19日発売予定「Gran Turismo Sport」オープンβテストに参加しました。
http://www.gran-turismo.com/jp/products/gtsport/

グランツーリスモスポーツ オープンベータ版

要は期間限定体験版なのに、43GBという凄まじい容量です。
プレイは16:00からに制限されているのに、12:00からダウンロード開始できるのは、低速回線のユーザーに有難い配慮でした。それでも9時間近く掛かったので、初日はほとんど遊べませんでしたが……。

一部機能は制限されていますが、ほぼ全モードに触れられます。
低速回線なので、オンライン対戦は未挑戦ですが、一人でも遊べるモードが多数あるのは助かりました。
全体的に、シュミレーターというだけあって、レースでもコースだけでなく時間帯を選べたり、車ごとの挙動の違いがかなり明確だったり、映像美だけでない作り込みを感じます。

コースコンディション

レースには全然勝てませんが、初心者でも「ドライビングスクール」で、走り出す、止まる、というレベルから始められるのは嬉しいところ。

ドライビングスクール

「ミッションチャレンジ」は、単にスピードを競うだけでなく、テクニック勝負な要素もあって、地味にはまります。

ミッションチャレンジ

特に、体当たりでパイロン(カラーコーン)を弾き飛ばして数を競う「パイロンチャレンジ」は、絵面も含めて笑えました。

パイロンチャレンジ

そして、レッスンをクリアしたり走行距離を延ばしたりと、マイルストーンを達成するたびにご褒美があるのが嬉しく、意外とやる気を引き出されます。

各メーカーのオンラインショールームかと見紛う「ブランドセントラル」は、車好きならブランドの歴史なども触れられて楽しそう。歴史を学べるのも楽しいです。

自分が入手した車を弄るエディターも完備。
しかし一番素晴らしいのは、「スケープスモード」です。

スケープスモード

いわば、世界各地のロケーションに、車を配置して写真を撮ることができる合成写真エディター。撮影機能やエフェクトが非常に多彩で、配置するだけでも素敵な写真が撮れます。
自分ではなかなか行けそうになかったり、車で乗り付けることが不可能な場所で撮影できるのは、合成ならではの楽しさですね。

他のプレイヤーが作成した写真も見ることができます。
これが、β期間中とは思えない力作揃い。

スケープスモード

格好いい写真を撮ったり観たりするためだけに買うのもありかな……と思いました。

仁木英之著「僕僕先生」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
引退した父の財産で安穏と暮らす穀潰しの王弁は、ひょんなことから僕僕と名乗る美少女仙人の弟子となった。玄宗皇帝の宮廷を覗いたり帝江を訪ねるなど、気儘な旅に付き合う内、人から病や植えを取り除きたいという僕僕に惹かれる王弁。しかし天変地異や妖怪変化に知恵で対抗するようになった人間と仙界は断絶し、仙人に蓬莱山へ引き上げるよう命令が下る。僕僕から薬丹作りを学んだ王弁は一人救済を続け、五年後、人間界に戻った僕僕の雲に乗り、二人は再び旅に出る。

第18回ファンタジーノベル大賞受賞作。
読書中、どことなく第1回受賞作の「後宮小説」と似通った空気を感じました。中国物だから、という単純な理由だけではないと思うのですが、少々言語化が難しいです。

面白かったです。
道教や唐代の中国に詳しくなくても、作中で飲み込めるようになっています。
全体的に、ゆるゆるふわふわと、雲に乗っているようなスムーズさで話が進んでいきます。それは大きな盛り上がりがないという意味でもありますが、それも「仙人」らしさと思わされます。
渾沌に飲み込まれる下りの部分だけ、前後のつながりが見えなくて意義があったのかわからなかったけれど、エピソードの羅列のようでいてゆるゆると関係が深まっていく構造は良かったと思います。

王弁は、なにも学ばず、無為に日々を消費するだけのいわば「ニート」だし、若くもない(最終的には三十路)という、かなりのダメ人間なのですが、悪人ではなく、ただ欲望に忠実な小心者なだけ。「親の財産で働かずに生きられると分かっているのに何故働かねばならないのか」という気持ちも、ちょっと分かる気がします。
そんな憎めない王弁と、常に王弁の上をいく僕僕先生のやりとりが可笑しく微笑ましく楽しかったです。

「ヴィーナス&ブレイブス」ブレイブス・レジェンドモード1周目クリア。
100年間で成立した人間関係は友情11組、結婚29組。討伐した魔物は196体でした。

予定通り、団長職は娘(四代目)に引き継ぎ。

共に伝説を作ろう!

就任挨拶の通り、本当に伝説を作ってしまいました。
それを示す、98年時点の編成画面がこちらです。赤枠で囲った攻撃力/防御補助合計にご注目ください。

編成画面

山賊亭支店の噂を使って、全員絶好調にしてみたところ、攻撃力合計がはみ出てしまいました。
このゲーム、ラスボスの体力が999なので、2回倒してまだお釣りが来る計算です。

バランス崩壊は、主に巫女(強者復活の孫+若返り+武者修行)の仕業です。
追加イベントである「武者修行」の効果は、戻ってきた修行者たちを一緒に出撃させると、修行年数に応じたボーナスが全能力に加算されるという内容でした。つまり「7(セブン)モールモースの騎兵隊」にあった「武者修行」イベントの再現だったのですね。
当分必要ないからと思って5年の修行に出して、98年に戻ってきた巫女とヴァルキリーの二人組が強力すぎて、2人だけでラスボスの1ターン撃破が確定しました。
なんせ、一切の支援効果なしでも巫女の攻撃力が「89×4」なので、手に負えません。ほとんどの魔物を単騎撃破できてしまうのでした。

最終戦に備えて80年後半からは結婚を控え、召喚精霊を5組も用意しておいたのですが、使う余地がありませんでした。

召喚精霊

召喚精霊

PS2版のクロニクルモードでもかなり強い団員を作れたけれど、PSP版はインフレ度合いがちょっと違いますね。
実は最終戦直前に「シロンの指輪」を拾ったのですが、有り難味が薄かったです(笑)。

テイルズ術技のゲストキャラは、最後にロイドと遭遇できました。
ロイドが特別好きなわけではないけれど、やはり一番思い入れがある主人公なので、最後に会えたのは嬉しかったです。
他のキャラクターは、「ここはアクラル大陸だ」と聞いて「異世界に来てしまった」と自分で悟るのに対し、ロイドは「地理の授業聞いとけばよかった」と反応をするところや、同じスピードなら二刀流の方が強いという理論が、彼らしくて笑いました。

ロイド

教えてもらえる術技は「散沙雨」。
どう言う原理なのか、我が騎士団で習得可能なキャラクターはヴァルキリーだけでした。接近戦で「突く」動作をする職種はヴァルキリーと騎士だけなので、そのためでしょうか。ロイドが「素早さ勝負」と言い出すから、サムライかと思ったのですけれどね。

もともと、「7 モールモースの騎兵隊」の「詰将棋」的な面白さを評価していた私ですが、V&B(クロニクルモードないしブレイブス・レジェンドモード)で味わえる序盤の厳しさと終盤のパワーインフレ感も結構好きです。
PSP版は、遠征中のセーブ機能やハード自体のスリープ機能など、全体的に遊びやすくなっていることもあり、延々と遊べてしまう危険度がありました。
テイルズキャラクターのゲスト出演は、大いに活用した今でも不要な追加要素だと思いますが、私の場合は元々テイルズオブシリーズが好きで、グレイセスまでは遊んでいるということもあって、彼等と会うのは楽しめました。キャラクターイラストはV&Bに合わせて統一して欲しかったと思うけれど、個々のイベント自体は双方の世界観を尊重していました。

やっていることは常に同じでも、毎回違う展開になるので、周回が楽しいモードです。
今回はここで一度電源を落としますが、また遊びたくなった時にプレイが始まるでしょう。