• 2017年01月登録記事

帝国編:12話「忍者アンドリュー」終了まで

3話までは王国編と同じ展開で、ランディがカモーシュの最期を看取らず敵討ちを優先すると帝国編へ分岐(ランディがLv.8以上の場合)。
帝国嫌いのランディがどういう次第で帝国側で戦うことになるのか疑問でしたが、捕虜になったところをシャロンに助けられ、彼女の部隊に組み込まれるという展開でした。しかし心から帝国側になったわけではなく、帝国の援軍として派遣されているのに帝国兵を蹴散らしてしまったりと、予想できない展開が続きます。
展開の都合上、少数で多数と戦う局面が多くて一戦ごと手間取りますが、「全滅必至!」と思った局面を上手く立ち回ってクリアできたときの快感が良いです。味方の数が少ない分、レベルが上がりやすく、王国編より上手く育成できている感もあります。

ルートが違ってもパラレルワールドになるわけでなく、設定は王国編と等しいため、王国編で仲間だったキャラクターが敵になったのが少し辛いところ。
反面、シャロンやハルカ、フランコといった面々と仲間として付き合えるのが、帝国編の面白さですね。
フランコが駄洒落キャラだったのは驚きました。

ダジャレ対決

それから、帝国編の忍者キャラクターとして登場したマスカットも、かなり強烈な個性の持ち主です。
この世界の忍者は、変な性格でないと勤まらないのか?

マスカット

帝国に行ってしまったランディの素性が、どうやって判明するのか、と思っていたら、帝国にはトムソンがいました。
王国編のトムソンは非常に哀しい結末だったので、こちらで再会できた上、信頼関係を築けて嬉しく思っていたところ……このルートでも、トムソンは非業の死を迎えることに。
以前は味方でしたが、トムソンを斬ったガルバスは絶対に許しません。そもそも王国編でも彼は、経験値泥棒でしたしね!

エレナ・ポーター著 村岡花子訳「スウ姉さん」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
父の倒産と病気によって、スザナは慣れない家事を切り盛りしつつ、ピアノ教授で妹と弟の学費を稼ぐ日々を始める。ピアニストの夢を諦め、婚約者の愛も失い、ひたすら家族に尽くすスザナ。そんな中、地元の名士であるバイオリニスト・ケンダルの伴奏をしたことが切っ掛けで、二人は密かな恋情を抱く。妹弟の結婚、介護していた父の死を機に、自分自身の夢に戻ることを考えるスザナだったが、誰かに必要とされることこそ喜びだと教えられ、ケンダルのプロポーズを受ける。

読んでいる間は、我慢強過ぎるスウ姉さんにイライラしました。心を病んだ父はともかく、姉の犠牲に気付かない鈍感な妹や弟のために、なぜスウ姉さんがここまで自分の人生を犠牲にしなければいけなかったのでしょうか。
終盤、ようやく妹と弟が心を入れ替えるシーンがあって、これで報われるのかと思いきや、読み終わって更なる歯痒さを覚えました。

本作では、人に尽くす生きかたを「善」として描いています。それは確かに高尚なことだけれど、それがすべての人間の喜びなのかは疑問です。
終盤、女流ピアニストという人物が出てきて、「絵画の道を諦めたメリイ女史」というもう一人の「スウ姉さん」と言える人物のことを語り、家族に尽くした人生を「本当の生きがいのある生活」と語ります。しかしメリイ女史自身は、

「あなたはほんとうに生きがいのある生活をしている。私なんかはまったく無意味の生存だ」

と手紙に書いて寄越しているのですから、実際は自分の人生に満足していないのです。
こんな一面的な女流ピアニストの言葉に感化され、家族に尽くす道に戻ったスウ姉さんに脱力しました。
結末に関しても、結婚を女の幸せとする価値観は構いませんが、なぜ職業人として自立する夢と結婚を両立できないのでしょうか。ケンダルと結婚した上で、伴奏者としてピアニストの夢も完遂するラストであれば、報われた感じがしたと思いますが……。

「本人が心からしたかったことを諦める」という苦過ぎる終わりに、時代の差を感じた読書でした。

今期は最初から、視聴本数を絞って完走を目指す予定。
5分アニメ「信長の忍び」が、まさかの2クールだったのでそちらも継続中です。

政宗くんのリベンジ

http://masamune-tv.com

捻くれたラブコメもの。
ハーレムものの鈍感主人公が苦手なので、逆に、主人公・政宗が計算尽くな部分が面白いと思いました。
1話はテンポも良く、引きも良かったと思います。
しかし、メインヒロインが他人を傷付ける性格なのが難点。大食いキャラという要素は笑ったけれど、付き人の吉乃に対する高圧的な態度が終始不愉快でした。それだけに、政宗の復讐が成功するなら見ても良さそうですが。

昭和元禄落語心中 助六再び篇

http://rakugo-shinju-anime.jp

時代の流れとともに、ガラリと雰囲気の変わった2期。
できれば、1話くらいはちゃんと落語を聞かせて欲しかったので、その点は残念でした。

2期は、新作落語作りが中心になるのでしょうか。
個人的には、新作も大いに演れば良いと思う反面、自分なら新作は聴きに行かないです。聴くなら、古典が良いです。落語や能の世界は、面白い古典がたくさんあるので、新作に拘るのはエゴでないか?と考えてしまったり。
でも芸能を大衆文化として現代に止めておきたいのであれば、樋口先生が言う通り新作は作らなければならないとも思います。難しいですよね。

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス

http://toz-thex-anime.tales-ch.jp

良くも悪くも「1話」という気負いが感じられない、淡々とした展開で戸惑いましたが、取り敢えず視聴継続します。
当面、ロゼのターンなのかな。暗殺稼業を知ったときに、スレイがどう反応するのか楽しみです。
それから、セルゲイ団長が私の好きなタイプのおじ様で、良いキャラクターだなと思いました。

今回のOPにも、ベルベットがいる点は驚きました。またベルセリア回を挟むのでしょうか。

ACCA13区監察課

http://acca-anime.com

事前の情報ではどんな作品か想像ができなかったので、1話だけ視聴。
非常に情報量の多い1話で、一気にキャラクターが登場したので、名前と役職がまったく覚えられないのが困りどころ。

もっと過酷な世界かと思ったら、随分緩い雰囲気の職場でした。Aパートを見終わった時点では、1話に2エピソードくらい詰め込むファンタジー日常系なのかな、と錯覚するくらいです。で、そんな誤った期待はBパートで覆されました。
主人公が切れ者なのか馬鹿なのか、判断できないところが悩ましい。
雰囲気はとても独特で、オノナツメ作品の表紙から受ける印象そのままで面白かったです。

2周目開始前の準備を整えました。
現在はAP稼ぎでハンマーヘッド周辺を歩いているのですが、サボテンダーに一度も遭えません。それとも、出現しているのに逃げられていたのかしら。
一方、試作重魔導アーマー・アンゲルスは、手に負えないのでこちらが逃げました。

アンゲルス

一応「デス」で倒そうと30分くらい戦ったのですが、いつまで経っても終わらず、アルティマニアを開いてみたところ、「デス無効」でした。延々と無駄なことをしてしまった……。

あとは、2周目に備えて、装備品や車用品など、有用アイテムを確保できるクエストをこなしました。

まぼろしのカエル

七色カエル

アルティマニア頼りで、「七色カエル」を捕まえて回りました。
近くに行けば鳴き声が聞こえるので、エリアさえわかっていれば楽勝でした。
報酬で、念願の「リボン」を確保。このゲームはトード・混乱辺りが辛いので、仲間全員に行き渡る数が欲しいところです。神凪就任記念硬貨を集めるしかないかな……。

クラストゥルム下水道

実は、前回逃げ帰った時点で、ほぼ踏破していたことが判明。見落としていた箇所のスイッチを押して回り、ボスを倒して終了しました。
探していた「王都製ヘッドライト」も、非常につまらない見落としで辿り着けなかっただけでした。初めての侵入時は、暗いし汚いし強敵も出るしでパニックになっていたようです。プロンプトのことを笑えません。

ファントムソード集め

1周目クリア時点で、合計13本のファントムソードのうち、3本が未入手でした。

慈王の盾

なんの変哲もない場所に、ひっそりと王の墓があるのも面白いですね。移動時はイグニスに車を任せ、基本ボーッとしていたので、何度も通過した筈なのに見落としていました。
そういえば、覇王の墓所も遺構の森にひっそり存在していました。古墳と考えればこの状態が正しく、滝の裏や火山の上なんて位置にある方がおかしいのかも知れません。

飛王の弓

バルーバ採掘場跡は、フェンスの奥が続いていることに気付いていませんでした。
この道路も一度通行した筈ですが、夕方だったのかな。時間帯が合えば、「撮影」イベントが挿入されて、採掘場に気付けるように誘導が入っていたのですね。

線路

線路の上を歩く、「スタンドバイミー」感は好き。

覇王の大剣

以前、気楽に侵入したらサンダーボムに袋叩きにされた、トラウマのコースタルマークタワー。
さすがにレベルも上がっていますし、ボムは連発式にした「ガ」系魔法を投入するなど、対処も慣れて、戦闘はスムーズでした。が、迷路が始まったときは「まだ続くのか!」と凹みました。「仲間と会話しながら攻略」という要素自体は面白かったので、もう少し短く&条件を分かりやすくしてくれれば楽しめそうです。

隠しダンジョン・プティオス遺跡は、コースタルマークタワー以上に面倒なダンジョンらしいので、行かなくても良いかな……。

釣りイベント

ネイヴィスへの釣り挑戦は、ヴェスペル・ガー釣りで止まっていました。
前準備として、闘技場景品のリール「リムレーン」を入手。トトモストロ、最初は小さく賭けていて面白く感じなかったのですが、常に9999枚の大勝負をするようになってからは楽しくなりました。大勝負に出ると、当たったときの仲間の反応も大きいのが、より一層優越感を擽ります。

トトモストロ

「リムレーン」入手後は、ヴェスペル・ガーとアビスグルーパーをサッと釣り上げられるようになりました。といっても実は、アビスグルーパーは釣る予定でなく、「スーパーバリューン」を使い切る目的で釣り糸を垂らしていたら、食い付かれてしまったのです。
せっかくなので攻防したところ、糸が切れる手前で釣り上げられました。大き過ぎて笑った(笑)。

太公望の夢

ヴェスペル湖の主は、魚影が見えないのでお手上げ。釣りレベル10になってからが勝負のようなので、もう少し精進してから挑みます。

封印の扉

推奨レベルが一番低いキカトリーク塹壕跡の封印に挑んでみました。ダンジョンが続くのかと思ったら、ひたすら地下に潜って敵を叩くコンテンツなのですね。
推奨レベルが低いだけあって、一発クリアはしましたが、魔法準備が必須だと感じました。暗いダンジョンで戦うというしんどさがあり、報酬が良いのはわかっているけれど、少し面倒に感じます。

参考記事

登場人物の職業が大きく影響する2作品。

近藤史恵著「カナリヤは眠れない」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
新婚の茜は、日々漠然とした不安を抱え、次第に買い物依存症を悪化させていく一方、。雑誌記者の小松崎は、女性のカード破産をテーマにネタを探す中、あるブティックの証言から茜の存在を知る。両者を知る整体師の合田は、茜の買い物依存と鬱が、茜の夫とブティック経営者が仕組んだものであることを突き止め、茜は解放される。

裏表紙のあらすじから、整体師・合田が主人公だと思って読み始めたら、冒頭の買い物依存症の話で「あれ?」と思い、続いて雑誌編集者の視点に変わって「あれれ?」と思いました。でも、どう話が転んでいくのかまったく分からず、刺激的ではありました。
こんな神の手を持つ整体師がいたら、通ってしまうな!

茜と和樹の不倫は、少々残念でした。肉体関係は持たせない方が、後味が良かったのでないかと思います。

津村節子著「土恋」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
佐渡から新潟安田村で唯一残る窯元に嫁いだみほは、義母の介護と看取り、義父の急死から借金の返済に伴う生活苦、台風による釜の倒壊といった苦労を乗り越え、夫啓一が作る生活雑器を支持し続ける。女ばかりの子供たちの中から、長女美子は釜を継ぐと覚悟を決めて辛い修行を始め、姉妹たちも次第にそれを追う。

大変な苦難の生活が描かれていて、派手さはないものの、地道にコツコツと頑張る女の健気な強さ、仕事に生きる男の信念といった部分で読ませる作品。
終盤、「みほの物語」だったお話が段々「釜と美子の物語」に移り変わっていき、結末がやや強引だったところは残念。

モデルになった窯元が実際にあるということに驚きました。