• 2017年03月26日登録記事

現在地:Chapter05終了(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

ジャレッドの死

本シリーズ記事がいつそこに追い付くかわかりませんが、実は、今回の記事の中でも触れているChapter10を、先日クリアしました。
それで改めて感じたのが、よく問題視されるChapter13は、単純にホラー演出と長い行程がプレイヤーから嫌われると気付かなかったミスなのに対し、Chapter10は最初から「仲間とギスギスさせること」を目的にしている(ミスではない)ことです。ノクトの呟きが完璧にプレイヤーの心境とリンクするから、作り手があえてやっていることだと思います。
そうした意図は理解できませんが……。

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

基地攻略後は、レガリアに乗車したマニュアルドライブ状態で、以下のラジオ番組が流れます。

ニュース:街道封鎖の解除

男性アナウンサー
ーー帝国軍は昨日 ダスカ地方の
街道の封鎖を解除しました
封鎖のために設置された施設についても
現在は完全に撤去されています
ルシスの暫定統治機構は 封鎖解除による
街道の混雑 混乱を避けるため
緊急性のない移動はしばらく控えてほしいと
注意を促していますーー

レガリアでラジオを流せたのか!
そんな機能が備わっているなら、これまで何度も語った通り、走行中にラジオ番組を聞けるようにして欲しいです。

レスタルムに戻ると、待っていたイリスから悲しい出来事が報告されます。

イリス

イリスの台詞に被って、ジャレッドとの再会シーンが挿入されるのは、Ver1.05未満からありましたっけ?
記憶にありませんが、ジャレッドと聞いて誰だかわからないプレイヤーは多かったと思うので、変更だとすれば良かったと思います。欲を言えば、ジャレッドが斬られたシーンの回想の方が真に迫るし、そもそも名前を聞いて「誰?」と思うようなサブキャラが殺されても、感情移入は難しいという根本的な問題はありますが……。

イリス
ノクトのことは 誰も何も言わなかったのに
ジャレッドが斬られたの 突然

私としては「誰も何も言わなかった」から「斬られた」のだと思うので、この2つの事象を「〜のに」と否定で結ぶのは違和感があります。
重箱の隅かも知れませんが、一応変更案を出しておきます。

【変更案】

イリス
帝国の准将が来て
ノクトのこと 聞かれたけど なにも言わなかったら
ジャレッドが斬られたの 突然

本当は、イリスとタルコットは無事だった理由も欲しいです。
2人は隠れていたか不在で、ジャレッドが単独でカリゴと応対した可能性も考えたのですが、街の人の台詞によると、ジャレッドが斬られた瞬間にタルコットはその場に居たことが判明しています。カリゴは女子供は斬らないという騎士道精神の人物でもありませんし、取り敢えず捕らえておくという選択肢もあった筈です。

帝国を倒すことを誓った後、ノクトはOmenトレイラーから抜粋された悪夢を見ます。

Omen

Omenトレイラー自体は好きですし、資産の有効活用は大事だと思うものの、これもなぜ挿入されたのかがわからないシーンです。
Omenトレイラーの説明には、下記のくだりがあります。

何も行動を起こさなければやがて訪れるであろう破滅の未来を、ノクティスの父レギス国王に認知させる

この悪夢を見て、レギスがノクトたちを4人で旅立たせ、FF15本編が始まったと考えると、既に未来は変わっています。つまり、ノクトがこの悪夢を見る理由はありません。

仮にトレイラーの本来の意図とは関係なく、孤独に戦うシーンを悪夢として再利用しただけだとすると、なぜこの段階で1人孤独に戦うシーンを夢見たのでしょうか。
これが、Chapter10のキャンプ(プランタの標)にて発生するならわかります。仲間と一緒でも孤独を感じている状態と、1人で戦っている光景とはリンクするでしょう。
現在の挿入位置だと、帝国と戦うことへのプレッシャーの現れなのでしょうか。今までも散々帝国と戦っているのに、と不思議に思いました。


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