現在地:Chapter06・帝国への反撃(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。
アラネア准将、華麗に参上!
注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。
レガリアにイリスを乗せ、一路カエムへ。
途中、飛行基地を確認した一行は、ヴォラレ基地を攻めることになります。ジャレッドの敵討ち、という発言もありますが、この時点のプレイヤーはジャレッドを殺害した相手を知らないし、その相手がこの基地にいるとも限りません。
また最終的に、肝心の敵が逃げてもノクトが平然としているところを見ると、帝国軍全体への鬱憤を晴らすことが主目的で、敵討ちは言い訳という気がします。イグニスの同意も、損はないから気晴らしさせようという雰囲気があります。
以下、台詞を出現順で添削していきましょう。
まず侵入前の作戦タイムで、
イグニス
帝国軍の准将を 捕えよう
魔導兵だけではキリがない
情報を得るためにも 人間を相手にすべきだ
と目的が定められます。
台詞自体に問題はありませんが、事前に“帝国基地には准将が必ず配置されている”という知識をプレイヤーにも開示して欲しいです。人を相手にするという説明は頷けても、なぜ准将がいると分かるのか?と疑問に思います。
もちろん基地なのだから、指揮する人間がいることは想像がつきます。しかし階級を言い当てるというのは不思議でしょう。まさか帝国軍には最高位の将軍、師団長である准将、魔導兵の三種しかいない……とか?
次の問題台詞もイグニスで、カリゴ准将を捕らえた後、ノクトたちにイグニスが合流したときのやりとりです。
ノクティス
あの帝国軍のオッサンは?イグニス
メルダシオの人間に引き渡したんだが
逃げられてしまったらしいノクティス
じゃあ もういっかいくらい会うかもな
ノクティスの反応が軽過ぎてビックリしますが、それ以上に、イグニスが一切謝罪しない点に驚かされます。
メルダシオ協会に引き渡すことについて、事前に承諾を得るシーンはありませんでした。そのため、プレイヤーにはイグニスの独断専行と受け取られてしまいます。逃走を許した直接の責任はメルダシオ協会のハンターにありますが、引き渡すという判断を下した責任について、一言あって欲しいところです。
そもそも、ノクトがグラディオたちと合流して一戦した間に、イグニスは「基地の外へカリゴを移送」→「メルダシオ協会に引き渡す」→「基地内へ戻る」→「逃げられた報告を受ける」→「ノクトたちに合流する」と行動したことになり、少し行程が多過ぎます。
逃げられた報告は、ノクトたちに合流した後にした方が良さそうです。
“メルダシオに引き渡したという台詞自体が嘘で、実は帝国のスパイであるイグニスが准将を逃がした”などとプレイヤーに勘繰らせたかったのであれば、今のままでも良いですが……。
【変更案】
ノクティス
あの帝国軍のオッサンは?イグニス
予定通り メルダシオの人間に引き渡してきた
コル将軍の下へ送ってもらっている
(着信)
すまない ノクト
いま話していた件だが 逃げられてしまったらしいノクティス
じゃあ もういっかいくらい会うかもな
主な変更理由とポイントは下記の通りです。
- 「予定通り」と入れることで、プレイヤーが知らない内にノクトとイグニスの間では同意していた、と納得させる。
- 情報を引き出す役はコル将軍に頼んだ、ということにして「情報を得るために捕縛する」という目的に沿わせる。
- カリゴ逃走のタイミングを遅らせることで、イグニスへの嫌疑を弱める。
- 謝罪させる。
- 結果、ノクトの軽い返事も、イグニスが気に病まないよう、わざと軽く反応したように見えるはず。
このカリゴに関する一連の問題、気にするのは私だけなのでしょうか。
基地攻略後ドライブを再開したとき、車中の会話で
グラディオラス
すっきりしねえな
と言い出すので、確かにカリゴには逃げられて、敵討ちも情報収集も果たせていないからな、と思ったところ、
プロンプト
ロキってヤツは
そんなじゃなかったのにイグニス
あのときは コル将軍が
仲間にいたからな
と続き、みんなはアラネアの話をしていたのか、と驚きました。
やっぱり、名目上の目的を設定してみたけれど、実際はただの鬱憤晴らしが目的の襲撃であり、ノクトたちにとっては最後に強敵を倒せないまま終わったことの方がスッキリしなかったんでしょうなあ……。
釈然としない気持ちは、イリスとのドライブで風に吹き飛ばしてもらいながら、カエムへ到着です。
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