【1幕第13場 ラ・ベル・オーロール(パリB)】
二人の間には愛が芽生えるが、ある日ナチスがパリに侵攻してきた。
唐突に下世話な視点で申し訳ないのですが、DVDで初めて「イルザに胸がある!」と思いました。
デュエット「過去は聞かない」のカメラワークは、アングル変更が激しくて少々落ち着かないです。双方の表情を撮りたかったにしても、二人を交互に映すより、銀橋全体から段々二人に迫っていくような感じで撮った方が、ロマンティックなムードが出たのでは。
その後の「パリにナチスが」の方は結構良い感じで撮られているので、すべてのアングルが不満と言うことではないのですが、アングルによって演出印象が変わることにも注意して編集して欲しいですね。
【1幕第14場 パリの街角(パリC)〜戦場の記憶】
リックはレジスタンス時代の記憶を夢に見て魘される。リックは、武器を捨てたのだ。
リピート観劇の大きな目当てだったシーン。DVDでも毎回凄く楽しく見ています。
群舞も比較的しっかり映っているので、全体の動きや振り付けが見えて嬉しいです。不満はセザールとリックの殴り合いシーンが映っていないことですね。あそこで敢えてラズロを映す意図は、まだ読み取れていません。
背景一杯に映し出されたナチス軍旗には、舞台時より迫力を感じました。
【1幕第15場 ホテル(パリD)】
リックはイルザにプロポーズし、二人はマルセイユに逃げて結婚する事を約束した。
またも下世話な話。
このシーン、イルザがローブに着替えているので“行為後”であることを暗示してると思うのですが、鬘の分頭が大きく見えるのか、イルザが幼い印象で、ちょっとそこまで邪推し難いです。
しかし、手紙が届いた後のイルザの演技の自然さと、感情の揺れ方の表現は凄いと思います。
パリの回想が1回分で語りきれませんでした。次回に続きます。