• 2010年11月登録記事

パリの回想の続きから。

【1幕第15場 パリ南駅(パリE)】
脱出のため待ち合わせた駅で、リックはイルザからの別れの手紙を受け取った。

まず、銀橋に並んだ避難民をカメラがじっくり流してくれるので、一人ずつ確認できるのが嬉しいです。観劇時に個別に確認しようと思って見ていた生徒以外は、DVDでようやく立ち位置が確認出来ました。
東京公演から追加になったサムと駅員の押し切って乗り込むやりとりがなく、スムーズに電車に乗り込めるのが少し物足りないけれど、あれを追加したことは尺的に問題なかったのでしょうか。DVDで見てるとやりとりなしでも結構ギリギリですよね。

【1幕第17場 カフェ(F)】
泥酔したリックの元に、イルザが現れる。なぜ待ち合わせに来なかったのか説明しようとするが、リックは彼女を詰ってしまう。同時に、彼女への愛がまだ自分の中にあることを気付かされる。

「彼女はきっと来る」と断言したリックの台詞が、自信ではなく自棄だと解釈してこの場面に到達すると、酔って幻を見ている気持ちなのかな、と感じるリックの眼差しでした。
釈明に来た女性に対してネチネチと小者っぷりを遺憾なく発揮するリックは、主人公の癖に格好悪さ全開ですが、イルザを傷付けた言葉の刃で一緒に自分も傷付いているところが分かるので、憎めないように思います。
さて、これまた観劇時の楽しみだった本舞台全員のストップモーションですが、残念ながらしっかりは映っていません。1回目は全体を引きで撮っているため確認できる(でも直ぐリックに寄ってしまう)のですが、2回目はサムとフェラーリの身体の一部が見えるだけです。本当に残念。

実は、ここまでのカサブランカ第一日目のお話は登場人物紹介のみで、まだ何も物語は動き出していないんですよね。それなのに見所満載で濃厚な1幕で、もう重大な展開が何度もあったかのような印象です。
実際、現在のお話が動き出す2幕より1幕の方が、色々な人間が蠢いている感じが合って個人的に好きでした。でも2幕も当然見所がありますし、DVDで観直すとまた違った面白さを発見できるものなので、先のDVD感想ものんびり楽しんでいきたいと思います。
と言う事で、2幕へ続きます! 今年中には終えられそうですね。

ゲームはゲームでも、11日以降はもっぱらコンピュータゲームの世界で戦っていますが、ボードゲームの記録も残しておきます。
相変わらず最弱コンピュータ相手ですが、一応成長しているようです。
(以下の図は、すべて手前が麻生)

初期の頃、99手目で勝った図。

王手

手持ちの歩の数がとんでもない事になっていて、どうせなら殲滅したかった気もします。また、飛車&角行の3つを取られ、代わりに金4つ取ってるのも不思議で、どうしてこういう局面になったのか謎です。

中期、61手目で勝った図。

王手

相手の王将がなぜこんな所にノコノコ出て来ているのか、非常に不思議な光景になっています。
そして、相変わらず取っている歩の数が多いです。

今のところ最少手、33手目で勝った図。

王手

初期の手数だけ無駄に多い頃からすると、1/3の手で想定通りに詰んだ形。相手の角行を封じる為に変なところに香車を置いていますが、その代わり自分の飛車&角行を自由に動かせたのが大きかったです。

一つ上のレベルのCPU相手には連敗中ですので、相変わらず弱いのですけれど、少しは勝てているんだぞと言うご報告でした。

L3章アルモリカ城奪還まで。そろそろ先生をお迎えできますね。

ハバンナ高原でイベントが発生。
噂のコリタニ公の姿を拝見できるのかと期待しましたが、もしかして公は赤子で、逃げたナイトが抱きかかえていたのかな?
戦闘はまったく苦労せず。ラヴィニスの態度に「上から目線のイヤな女」を思い出しました。ウォーレンレポートで、彼女がガルガスタン内部で行っていた活動を見たいです。
ところで、ゾード湿原からコリタニ城への直通ルートがあったんですね。ハバンナ高原経由で行き来してました。その御陰でラヴィニスを忘れず回収できたと言えますけれど。

確認した進軍ルートは、ボルドュー湖畔は足場が悪い上に死霊とゴーゴン系中心、スウォンジーの森は亜人と竜中心。カード化率の高い死霊にも惹かれましたが、攻略し易さと未来の獣使い計画の為、スウォンジーの森にしました。
しかし前衛でどんどん攻めて来るユニットは、説得用TPが貯まる前に倒さないよう注意するのが大変ですね。
途中、ブルタコスが「戦力を分散していては勝てない」と言う台詞を発しましたが、その時は既に配下を殲滅済みだったため少々虚しい台詞でした。この台詞で、敵AIの変化があったのでしょうか。

ジルドアってこんな民族主義者でしたっけ。記憶がないので新台詞かな。
彼女は、自軍に偶に所属してるウォルスタ人のことはどう思っているのでしょうか。
殲滅戦を展開したため、ザエボスが文字通り最後のガルガスタン兵となりました。顔グラフィックは本当に残念です。如何にも「やられ役」になってしまったので、折角の名台詞・名調子が勿体ない感じ。
それとも、男は顔でないと言うことですか!

そうそう、オズさまは相変わらず話が分かる上官でしたが、対するセリエの台詞が違うため、印象の違うイベントになっていました。最後までリーダー気質を貫きましたね。

以下、ユニットの話。
まず、汎用で今回新規に加入したのは、スウォンジーの森で勧誘したサンダードラゴンのプレグラーと、アルモリカ城門前で勧誘したダークドラゴンのセメレー。どちらも戦闘終了段階でLv.4でした。

顔キャラは5人も加入しました。
まずラヴィニスは、ヴァルキリーだったんですね。自軍に入るまでナイトだとばっかり思っていました。通りで、槍使いでランバートフォース持ってないわけだ。
既に汎用ルーンフェンサーが2人もいるのでユニットバランスを考えると誰かを下げないといけません。取り敢えず二軍で寝かせておきます。

続いて白い親友ヴァイス。
ヴァイスのスキルが、ゲスト時に覚えさせた物と変わっていました。やり直せて嬉しい反面、色々考えて取得させていたのに残念。
Lを選んだ以上ヴァイスを使いたいですから、まずはSP取得のためウォリアーに変更。でもスタメンが揃ってしまっている現皇家騎士団に入る余地があるでしょうか? 得物も考えないといけませんね。

それから白騎士コンビ。
スキルを見ていて、白騎士を育てるのが面倒ならミルディンをルーンナイト(槍)、ギルダスをバーサーカー(斧)にしろと言う啓示を受けました。でも、取り敢えず二軍なので保留。
問題は基礎WTで、ミルディン77、ギルダス74と言う信じ難い数値でした。
ギルダスの方が低いなんて!
WT一つの問題で、ミルディンは「伝説」時代はダムルート砂漠所属の忍者で、「Tオウガ」4章になると突然デニムの周辺に影と言う側近が現れるのはミルディンが指南したため云々と繰り広げていた麻生脳内設定も、完全な妄想になってしまいました。
また、初期マップの段階で不思議でしたが、今作では専用装備を持っていないのですね。寂しいけれど、捕虜になっていたのに得物を持ってる不自然さはなくなりました。

そして、アロセールが仲間になってしまった……。
2章援軍に来た段階で覚悟はしていましたが、実際に仲間になるとショックがありました。まさか、Nで離反しないようにはなっていませんよね?なんて別ルートのことまで気になってしまいます。
ただ、サラとアロセールの装備・スキルを全解除して比べてみたところ、基礎WT以外はサラが上でした。体感ですが、戦闘参加しているユニットは能力がカード以外の要素でも上昇してると思います。

有楽町のビッグカメラに行ったら、地下の入口1カ所、ゲームコーナー2カ所と3つも専用モニタで宣伝を流していました。なんとなく嬉しくなるファン心理。

ここまでの、ゲーム自体に対する中間意見を述べておきます。

気になったところ

・スキルポイント
新加入したキャラのスキルポイントを溜めるのが大変です。
これから仲間になるキャラを育てる苦労を考えると、ちょっと気が遠くなります。

・合成
有料サービスにして、失敗なしにした方がストレスなく遊べたように思います。貴重素材を使う成功率の低い合成の時は、ロード&再挑戦を繰り返す状態になってます。
合成で作成するアイテムについては、画面切り替え機能が効かず、詳細が分からないまま合成に挑むことになるのも、個人的には気になります。
2章のうちに粘って作った「防人の指輪+1」が、未だ誰も装備できない哀しみは推して知るべし。

・槍
一言で言えば、変な攻撃をしますよね。
マップが「低高低」となっていて、それぞれ低いところに味方が立ち、高いところに敵がいたので、低い位置にいた槍ユニットで攻撃したら、その先の低い位置の味方にまでダメージが貫通しました。なんで下から上に直線に攻撃したのに、そのまた向こう側に届くんだろう?
オリジナル版は物理法則に適切な動きをしていたような気がするのですが……。

・亜人の名前
今回、人間しか雇えない関係上任意の名前を付けられないのが辛いです。
諸事情により実装されなかったと言うリネーム機能を、有償パッチでも良いので出して欲しいところ。

判断し難いところ

・WT
一言で言えば、今回のWTは良く分からないです。
行動順が画面下に表示されていますが、出撃数が多いと先が全然見えないし、行動を変えることでどう変化してるか、と言うのが不透明なので、結局WT意識せず行動してしまってます。
実はこれが、最もオリジナル版とは違う点なのでは。
敵の行動と比べると、確かに無駄な行動しない方が早く手順は回ってきてるようなんですけれどね。
ただ、悪いと言う事ではなくて、そこまでWTに躍起にならず遊べるようになったのは良いことのようにも思います。

良いと思ったところ

・ウォーレンレポート
以前も語りましたが、敵キャラに関する人物レポートが面白いです。
これだけあると、人種毎にカテゴライズされていると記事が探し易かったかも知れませんね。
レポートに載らない敵キャラは、残念な気分になります。

・グラフィック
余りこの点に関して褒めてる方をお見掛けしないのですが、15年前とほぼそのままなのに、見た目が古くないところは凄いと思います。
キャラの顔グラが細い線のタッチに一新されたことも、この印象に影響しているのかな。

・スタート画面のカーソル初期位置
最新セーブデータに合わせて、ロードか中断データからの再開か、適切な位置にカーソルがあるのが良いです。
先日まで遊んでいたビタミンZはこの機能が実装されていなかったので、地味だけれどしみじみ嬉しいと思ったので、敢えて触れてみました。

忙しい中毎日2マップ進め、業務中は早く帰ってプレイしたいと思ってる正にサル状態ですので、楽しく遊んでいることは間違いありません。
結局、編成ゲームが好きなんですよね……。

土日で一気に進め、コリタニ城陥落まで。
危険な状態になった時は、殲滅に拘らずボスに爆弾投げて倒すようにしたのと、わざと出撃ユニットの職種を少なくするようにしてから、楽に進むようになった気がします。

先にまとめて、ユニット運用の話。
アルモリカ城城門前で、アイギュプトス@アークドラゴンを説得してみました。直ぐ敵から攻撃されて負傷しちゃいましたけれど、説得に応じた時点で味方ユニットとして扱われるので、レベルアップやSP取得もできるのはお得ですよね。
そして、皇家騎士団に所属する亜人は、人型に近いほど忠誠心が低く、獣に近いほど懐いてくれる傾向が一層強まりました。
ちなみに、マドュラ氷原が竜マップでなかったため、ビーストテイマーの竜説得スキルは今の所この1回しか役に立たず。また、その際気付いたのですが説得スキルは複数付けられないんですね。同時に獣と竜を説得したければ二人ビーストテイマーを用意しないといけないのか。

ドラグーンで加入したジュヌーンは、成長させるのが面倒なのと、ちょっと今考えている検証事項があるのでナイトに変えてしまいました。

最近の出撃メンバーは、大体こんな感じです。Lv.12前後。
デニム@ウォリアー:レイピア+1を執拗に愛用。何故かナイトより固い。
カノープス@ヴァルタン:黄金の装備、弓+斧。最近斧の出番がない為、ポリシーを捨てて盾に持ち変えるか思案中。
サラ@アーチャー:人間砲台。トレメンダスショットが有能。
ザパン@バーサーカー:破壊力有り。汎用を使っていましたが会話が寂しいのでザパンを再起用。
ヴォルテール@ナイト:魔剣の名前から、壁の名前に昇格。あまり狙われない。
ジュヌーン@ナイト:何故か狙われ易い良い囮。スキルが勿体ないので、いつかドラグーンに戻す予定。
ロビンズ@ルーンフェンサー:後衛を守る役。偶に己の身ではなく障害物を使う。
ベルガー@ルーンフェンサー:ホークマン。カノープスのお供として一緒に飛び込む回復+補助役。
プレザンス@クレリック:最近は専ら初手クイックムーブ使い。
ライナ@フェリシア:アイテムスロー+補助&回復魔法。攻撃を受けると脆いけど可愛いは正義。

枠が空いてる時や、マップによって以下のメンバーも出撃します。
レイチェル@ビーストテイマー:元祖爆弾魔。将来的には魔獣を運用させてみたい。
ナバール@ウィザード:まさかの二軍落ち。でも暗黒属性は色々揃っていて優秀だと思います。
ヒール持ちが半数近いのと、全員消耗品使用I以上のスキル所持の御陰で、クレリックはなしでも良いかも、と時々思います。複数攻撃やアンデットに備えて、どうしても入れてしまいますけれど。

ちなみに、敵が前衛ナイトを狙わないので困っていたのですが、わざとナイトを弱い装備にさせたら狙ってくれるようになりました。
どうやら敵AIは弱いユニットを判別して、狙える範囲(移動距離も含めて)にいる最もダメージを与えられるユニットを狙って来るみたい。魔術キャラ+瀕死時だけは、それに加えて攻撃力のあるキャラが近付くと、突出せず逃げられる範囲で攻撃すると言う危機回避AIがある気がします。

ここまでで既に長いですが、続いてシナリオ攻略の話。

まず、アルモリカ城攻略戦。
場内のアーバインは、城前のモディリアーニほど苦戦せず殲滅できました。
戦闘中会話で、レオナールがタルタロス卿に似た発言をしていましたね。思想的にこの二人は近しかったのか、と今頃気付きました。
ヴァイスの為には決してヒールを使ってくれない姉さんが素敵(笑)。
最後はデニム、ヴァイス、レオナール3人のガード合戦が続いたところを、アロセールが必殺技で終わらせてくれました。アロセールって基本的に大義より私怨の人だと思っていたので、まさか援軍してくれるとは思わなかったし、登場しておきながらレオナールに一言も発さない勿体なさなど感じましたが、この後の展開を待ちたいと思います。

続くブリガンテス城攻略は、ドラマが深まっていて良かったです。
無念のディダーロは、こういう人物だったんですね。なんだか凄いドラマが用意されていて驚きました。
いつもの癖で西門を選びましたが、大変な飛び石マップだったので、思い切って初期位置から動かずリーダー含む飛行ユニットを後衛から引き離して倒しました。しかし待ちの戦法は時間が掛かりますね。
ブリガンテス城内戦はもっと単純なぶつかり合いになったので楽でしたが……爆弾遣い2人投入は、お金が掛かって大変です。

ジュヌーンを紹介され「僕はもっと罪深い」と答えるデニムを見て大人になったなと思います。
ただ、ウォルスタ至上主義だったMyLデニムだと、選択肢「そんなことはない」の台詞はLヴァイスの思想を借りてる感じがしてしまいます。まぁ、権力のカチュア・実行力のデニム・思想のヴァイスでまとまり良いとも言えますか。
それにしても、ジュヌーンのグラフィックは落ち武者風で格好良いですね!

レイゼン街道は、カウント状態のゾンビドラゴンが2体いて、これまた新しいパターンですね。
十人長ヴァンスのキャラが面白かったんだけれど、ウォーレンの眼には留まらなかったようで、レポートに載らず。残念です。

コリタニ城は、増援が湧いて出て来ることに恐れをなして、リーダー狙いに変えることも考えましたが、戦力を2手に分けた配置が巧くいって、増援も含めて殲滅できてしまいました。
ガスガスタン軍はホークマン傭兵が多いけれど、枢機卿はウォルスタ人は大嫌いなのに亜人は普通に雇用するんですね。酷い差別だ!(偶にガルガスタン軍所属ウォルスタ人がいるけど)
千人長アポリネールとジュヌーンの会話は熱かったですが、ぶち切れて自害してしまう枢機卿にはカリスマを感じず。
ちなみに、アポリネールは偶然ヴォルテールが突き落としてくれたので、後衛まで綺麗に殲滅することができました。

ザエボスの顔グラが酷いことは、事前に分かっていたけれど仰け反った……。

次の進軍ルートはボルドュー湖畔かスウォンジーの森の2通りありますが、両方のマップ&敵兵構成を見にいって、倒し易い方を選ぼうと思います。